ペトロとカタリナの旅を重ねて

あの日、あの時、あの場所で
カタリナと歩いた街、優しい人たちとの折々の出会い・・・
それは、想い出という名の心の糧 

皐月の茶事

2010年06月05日 | 茶事/茶会

 皐月らしい日和だった月の晦日。
 その日、お茶の仲間のお宅で、“ 風炉の正午の茶事 ” をした。

 Photo開いたのはいつも前向きで、真摯に学ぶ11人の仲間。
 心(気持ち)はあるのだが身体がついてこんのカタリナ、この日も口だけ? の参加。

 一杯のお茶を差し上げる流れのなかに、客ともてなす人が、時間の空間の中で心を交流させる清廉な序破急。

 これが、「茶道なのよ」とペトロ に教える。
 待てない彼、「はじめと中間とおわり? 面倒なこっちゃ。お菓子食べてるさかい、しゃかしゃかとお茶点ててくれる」と、のたまう始末。

 客を招き、お茶を差し上げるため、前半 “ 初入り ” で炭をくべ “ 初炭手前 ”、濡れ釜から松風が聞こえるまでの間に美味しくお茶を召し上がっていただくための料理を出す “ 懐石料理 ”。

 1それから、小休止 “ 中立ち ” の後、後半 “ 後入り ” となる。

 後入りは、一椀を回し飲みする濃茶を練り差し上げる “ 濃茶点前 ” ではじまる。
 この後、炭を直し “ 後炭手前 ”、ひとり一椀ずつ茶を点てて差し上げる(薄茶点前 ” へと運ぶ。
 この、一連の流れを、“ 茶事 ” という。

 料理を作る人、お茶を点てる人、それを支える裏方、そして、準備に皆がそれぞれの形で協力をしながら客となり、作り上げる。

 こうして、学びの場でありながらも、心満たされる、“ 皐月の茶事 ” を終えた。

 多くのお茶の仲間に恵まれた仕合わせを感謝する日々。
 チーム奈良もすごいぞ。 (

コメント (4)
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