今朝の天声人語に、「6月30日(みそか)は年の臍(へそ)」とあったが、早いもので一年の半分が今日で終わる。
梅雨に入ったらしいと発表されたのが、この月の第二週の半ば頃だったが、いかにも、「鬱陶しいですねえ」と挨拶代わりに使うほどの、雨模様の日が続いたように思えなかったが、ここにきて急に大雨注意報が出たりしている。(7月1日の予想天気図:gooから)
永田町界隈にも、任期満了近くになって「土砂降り警報」が出ているようだ。
斯くも長き「郵政おこぼれ政権」も、ここに来て崩壊との診たてが大勢。
身内からも、下野して捲土重来を期す、名誉ある撤退などの美辞麗句が並ぶ一方、「貧すりゃ鈍す」を地でいく動きもあるようだ。
選挙の責任者が、郵政ブームに倣って二匹目の泥鰌探し。
人気のある宮崎県の現職知事を東京の比例区候補に担ぎ、有卦を狙ったものの、件の知事に地方分権の理念を逆提案され、挙句、総裁候補として遇せ、とも求められる始末。
かつて知事の師匠だった奇才からも、「じゃ、俺は幹事長」と揶揄される始末。
当の外国訪問が好きな現総裁、イタリアのサミットに行くまで絶対辞めんとまなじり決する姿は、洞爺湖サミットに固執、挙句、その後暫くして投げ出してしまった前の総裁と重なって見ゆる。
サミットのついでにと言っては失礼だが、世界11億の民のトップ、ローマ法王への謁見が叶うらしい。
ヴァチカンが特別の計らいをしてくれたのだろうが、カトリック信者の総裁としては名誉なこと。
日本のカトリック信者は40万人ほど、いかほどの票にもならんが、これを花道に「潔く」という手はある。
写真は、ヴァチカン・サンピエトロ広場の聖ペトロ像。
ただ、少し前、時の大臣がレセプションを抜け出しヴァチカン博物館で奇行、挙句、イタリアワインをしこたまきこしめし、「うぃっ」とか「ふーう」とかの機知ある語彙を駆使して記者会見。
世界の物笑いになったこと、言葉の得意な総裁さん、ゆめゆめお忘れなく。
そんなこんなで6月もいく!