有作未庵  烏兎怱怱 有作憂さ話 

有作(うさ)=煩悩の生ずること。
憂さ話=つらさや苦しさを語ってなぐさめ合うこと。
月日の経つのは早いですね。

昨日見た夢

2011年02月26日 04時11分40秒 | モブログ
視界に広がるのは巨大な月。
空の半分を覆うように昇った。

(月が出てきたのは夜中にベランダで見た半月が印象的だったからだろう。)

ギョッとして指を指す。

よく見ると真ん中あたりに本来の月が。

後ろの巨大月と比べれば普通に見えるそれもそれなりの高度なのに昇ったばかりくらいに大きく見える。

私以外の人には巨大月は見えないらしく、月を指さして震える私を通りすがりの人が奇異の目で見る。

巨大月から何かが出た(伸びた?)恐怖に駆られて逃げようとするけど、居合わせた人にはそれが見えないから意味が分からない。

おじいさんが「どうした?何を慌ててる?」と介抱してくれた。

次の瞬間巨大月ごとそれは消えた。

けど時間が抜き取られただけだった。

私(だったんだけど、ここから時々私の視点は俯瞰になって、私は私ではない役者さんになる。)の右手側面小指と手首の間のあたりに小さな傷がついていて、ちっさな四角いテープか何かで閉じられている。
それは俯瞰する私には分かっていても、実際に動いている私は気付いていない。

それからヘンテコなサイドストーリーの展開。

記憶に残ったのはある建物のオーナーの若い男女。兄妹?
建物は一階が倉庫みたいで奥まって高い壁にポストがある。

(前夜ゴミ出しついでに集合ポストに寄った。チラシばっかりな事が多いけど、今回は封書も何通か有った。それと就寝前に読んだマンガで出てくる手紙の影響だろう。)

さらに奥の階段を昇ると小さな部屋が有って、そこに手紙で連絡を寄越した二組のカップルが居た。

大きな窓から宇宙が見えていた。
そこから何かが来る!
慌てて階段に隠れようとしたら、男性の一人が私と同じように錯乱している。

彼にも見えているのだ!

どうやらその人も巨大月が出現した時にそこからやって来た宇宙人?に連れ去られて私と同じように何かを身体に埋め込まれたらしい。

宇宙から伸びる魔の手は確実に前回採取したサンプルを探し出し追跡調査するのだ。

…三流SFかい。

どちらのカップルの話だろう?
極々小さな結婚式場なんて場面も有った。

昼間見たテレビ(番組やビデオ)の内容がそこかしこに反映されている。

私にしては早い脳みその整理行動だな。
とろいからよく1週間とか経った記憶の整理してるからな。

起きてる間は考える事が追いつかないでいるから何とかしようと無意識の睡眠時間に頑張ってるのか?

でも人間って現実が辛いと逃避のために幸せな夢を見るとかいうよな。

じゃあ私はやっぱりウジウジしてても平和な毎日を楽しく送ってるって事になるな。

まあ、ビビりで後ろ向きで悲観的ではあるけれど、自分が不幸だとは思ってないので、そうなんだろう。

でもやっぱり楽しい夢が見たいもんだわ。

そういえば今使ってる布団。
妙に保温性が良くて、気温が上がると蒸れて夢見が悪くなるって元夫が言ってたぞ。

目が覚めた時、汗だくだったのは夢見が悪かったせいじゃなく、寝苦しかったから夢見が悪くなってたのかも。

でもまだ寒い日も有るし、しょうがないなあ。

そういえば長男がまだ赤ん坊で添い寝してた頃、ぷにぷにほかほかの感触のせいか、恋人(あくまでも夢の中の。夫ではない。)とラブラブな夢を何度か見た。

次に布団が暑苦しい時はそういうハッピーなのでお願いしたいけど、男(あるいは恋愛)なんてこりごりだって心理が働くのか?

こりごりなのはつきつめれば結婚なんですけどねぇ。

まあいいや。
寒いと寝付けないからあったまって寝よ。

後ろ向きな生き方

2011年02月26日 03時33分39秒 | モブログ
毎日、せめて昨日に戻りたいと思う。

昨日が素晴らしい日だったなんて場合は極めて稀な事で、ほとんどが今よりマシというか、一つはミスやマイナス点が消せるから。

今日だってイイコトは有ったって場合でも、やっぱり昨日に戻りたい。

過ぎて行く一瞬一秒が怖い。

怖くて前なんか見れない。

だから後ろを向いて過去の幸せと失敗を反芻して、幸せの再来を更に幸せにする方法を考えたり、失敗を未然に防いで事なきを得る術を探る。

地震

2011年02月26日 03時32分53秒 | モブログ
地球は生きている星だから仕方ないんだけど、地震ってやっぱり怖い。

私は小心者で、こないだ久しぶりにバッチリ体感した小さな地震でさえビビりまくり。

自然と阪神淡路大震災の時の激しい揺れを思い出してしまう。

南海地震が起きたらあのクラスだろうとか、だったら死ぬかもとか、こどもを失ってしまうかもとか、瓦礫に閉じ込められるかもとか、避難所での暮らしは辛かろうとか、瞬時に頭を駆け巡る。

自分には全く関係無い場所の災害もそういう怖い想像に直結する。

様々な苦痛が迫る感じ。

最近次男坊が朝、こども番組ではなく情報番組を見るようになって、以前に比べてニュースも小耳にはさむようになった。

それでも鈍い方だと思う。

ニュージーランドの大地震を知ったのもかなり遅かった口だろう。

発表では震度1、体感震度は3といった程度の地震でガタガタ言って申し訳なくも思う。

今朝のテレビでは観光で現地を訪れていた人のホームビデオの映像が流れた。

数秒間で変わり果てる街。

倒壊した建物が巻き上げた土埃の画とそれにむせる咳の音。
埃がおさまるにつれ、鮮明になる崩れた町並み。

あれが自分の住む街なら?

私の母は以前、前回の南海地震の記憶を話してくれた。

寝ていたら激しく揺れて、家が歪み外れた襖がふわりと倒れかかってきたそうだ。

倒れてきたのが壁だったら?

防災なんて何もしてないのに、ただただ怯えるばかりの愚かな私。

10数年前、どうしたわけか何か起こる時は実家に泊まっていた。

初めてのお産の時。
陣痛とは認識していない子宮の収縮が微かな破水と共に訪れて、自宅で居たら放置してたかもしれないと冷や汗が出た。

その数ヶ月後、夜中から変な違和感が有ったその夜明け前、震災が起きた。

母が若い頃に暮らした街も至る所瓦礫と化した。

実家は震源から離れていて倒壊はしなかったけど、古く安価な木造家屋は既にあちこち傷んでいたので、地震の時に6ヶ月の赤ん坊だった息子が2歳の時に建て替える事になった。

新しい(といっても既に10年以上経った)家は次の南海地震に耐えるかな?

おそらく母の帰る事は無いだろう家に泊まる事ももう無いと思う。

できればもう母に怖い思いはさせたくないから、母の存命中は何事も無く過ぎて欲しい。

という事は母に依存してきた私はヤバイかもしれないけど。

震災直前の妙な家鳴りが後から自分の微弱陣痛に重なった。

じゃあ地震は地球の産みの苦しみか?
人間にとっては遥かに失う物の方が多いけど。

根暗な私はそんな考えに力を奪われる。

せめて今はニュージーランド地震で未だ行方不明の方々が奇跡的に救出されるのを願うばかりです。