はっきりうろうろ しようじゃないか

従弟に勧められて、
玄田有史先生というかたのことを知りました。

従弟は仕事のことで悩んでいたようで
そんなときに、ぶつかったのがこの先生の著書だったようです。


結構ドライな従弟が、私にいろんなはなしをしてくれました。

その中で、わたしもやってみようとおもったことがありました。
それは・・・
えっと・・・記憶が正しければ、タモリさんを好きなタレントの上位に
するまでに育て、のちにお笑いの吉本興業？にわたり、最近80くらいでなくなった
プロデューサーが、吉本の入社式に話したことらしいです。

これから君たちは、きっと高い壁にぶちあたることでしょう。
でも、その壁は高すぎて、君たちに超えることはできません。
では、どうするか？

壁にぶち当たったら
はっきりうろうろしなさい
そうおっしゃったんだそうです。

壁にぶつかったら、ふつうはその壁を越えようともがきますよね。
でも、壁の前でうろうろしろと。

もしかするとうろうろしているうちに
下のほうに、小さい穴が見つかるかもしれない。
そうしたら、何かでその穴を大きくして
通り抜けられるかもしれない。

もしかするとうろうろしているうちに
もううろうろやめようかなっておもって
でも、もうあと1時間うろうろしようって思って
1時間たって、もうあと30分うろうろしようっておもって
だらだらしているうちに
壁にひびがはいるかもしれない。
そしたら、そのひびを手掛かりに
壁に穴を付けられるかもしれない。

もしかするとうろうろしているうちに
ヘリコプターが旋回して
あの人は困ってそうだと
ヘリコプターで救助してくれて
壁の向こうに届けてくれるかもしれない。

でも、いずれにせよ、はっきりうろうろしろってことです。


これならできそうです。
壁にぶつかったとき
私はきっと、すごい顔をして乗り越えようとしてきた。
うろうろしている姿を人に見せたくなくて
なんとか自分で越えようとしてきた。

でも・・・
時間かけていいんだなって思いました。
そして、はっきりうろうろするときに
もしかすると幸運の神様が来るのかもっておもいました。
人の好意に甘えていいんだって思いました。

そう思ったら、すごくすごく気が楽になりました。

みなさんも、はっきりうろうろしませんか？