パパと呼ばないで

再婚した時、パパと呼ばないでくれと懇願した夫(←おとうさんと呼んで欲しい)を、娘(27)「おやじ」と呼ぶ。良かったのか?

♪Thank you for your kindness♪

2011年07月21日 | からだのこと
7月21日(木)曇り
♪Thank you for your kindness
Thank you for your tenderness
Thank you for your smile
Thank you for your love
Thank you for your everything ♪by山口百恵(←最近気に入ってる)
ついつい調子に乗って朗々と歌い上げてしまいました。
あ、いや、別にさよならするわけでも、ブログを閉じるわけでもありません。
ただ、感謝の気持ちを書こうと思ったら、ついこの歌詞が浮かんで、ついつい歌ってしまったわけです。
すっかり気持ちは吹っ切れて、腫瘍もぶっちぎり、後は元気になるだけだわと思い退院したのですが、
日によって痛みが増したり引いたり増したり引いたり・・・
痛かろうがなんだろうが買い物に行かなきゃ腹は減ると、またヨタヨタと下へ降りていき、郵便受けをのぞく。
ををっ!pさんからお手紙だわ。テンション上がる。
おつう君手作りスタンプの馬がかっこ良い。
またしても○エツの入口で、ニヘラニヘラ笑う不気味なガン患者になるわけです。
優しいお見舞いのお手紙に同封されてたのがこちら↓

よく見て!『N』の刺繍入りです。
うっとり。
テンションマックス。
買い物を済ませて帰宅したら、それまでの気分とはうってかわって元気になり
ばりばり家事をこなしてしまった・・・
ワタクシってば、典型的に『病は気から』のタイプなのか。
家事をしたくないがために「痛い痛い」と思ってるのか。
楽しいことがあるとすぐ「痛いの痛いの飛んでいけ~~」なのか。
何はともあれ、早く元気になって、pさんに軽井沢に連れてってもらうのが今一番の目標。

退院して一週間ほど経った頃だったか、同じマンションに住む中国人の友人張さん(仮名)から夕方電話がかかってくる。
「小学校近くの公園で男が刃物を振り回して女子中学生を追いかけ回したらしいです。
それで、スクスクスクール(昔で言うところの学童保育とか児童クラブね)から電話がきて
今日はお迎えにきて欲しいって言うんです。
私まだ会社だし、nさんお迎えに行ってくれませんか?」
イマイチの体調だったので、一瞬「ウッ」と言葉に詰まったが
さぞや心配だよなあ~と思い「わかった!迎えにいくよ」と引き受ける。
体調悪そうな母の姿を見てた娘が「もし、その変質者が襲ってきたら、ママはロビン君連れて走れないでしょ。
あたしがお迎えにいってあげるよ!」と言ってくれる。
警察が出動してくれてるということだが、心配なので、雨も降ってないのに傘を持たす。
「これで闘いなさい」
無事に帰ってきたので、張さんへ「ぢつはワタクシちょっと体調を崩してたので娘にお迎えに行ってもらい、
今、おうちに帰り着きました。」と報告メールを送る。
すると「夏バテ?帰ったらお見舞いに寄るね。」
そして、豚の角煮と青梗菜炒めと桃を持ってきてくれる。
もうすっかり吹っ切れてるので「ぢつはねえ~」と手術のことを話すと
非常に驚き、悲しみ、同情してくれる。
そして、2時間後・・・
「明日会社の吞み会で遅くなるから、明日の夕食の分を今から届けます。」
今度は、炒飯と豚とエリンギの炒め物、茄子の煮浸しのようなものなど・・・
張さんの後ろから、スロバキア人のご主人がトレイに乗せたお料理を差し出す。
そして、二人とも神妙なお顔で励ましてくださる。
『神様が共にいてくださる』と書かれたカードも下さる。

そして、翌日は、会社からメール。
『昨日は室の歓送迎会で家についたのは10時過ぎでしたから、様子を見に行くことができませんでした。
今日の調子はいかがですか。ご飯を食べられていますか。大きな手術をしたのに、ちゃんとした食事も食べられないのは、回復に大変悪いです。本当に早く教えてくれれば、少しでも力になれたのに...親友は必要な時に支えるからこそ本当の親友です。遠慮は無用です。こんな大変な時に私がお力にならないと、後でどんなに後悔するかしれません。旦那様や○○ちゃんは恐らく料理が上手ではありません。私が作りますから、食べたいものを教えてくださいね。今日は何がいいですか。土用丑の日ですから、うなぎを食べますか。買い物を○トリアや○エツでついでに買ってきますから、リストをください

熱い!厚い人だ!
しかし、毎日夕食を届けていただくわけにはいかないし、ワタクシはもう重病人ではないのだ!
家事がリハビリになるのよと、丁寧にご辞退する。
こうして優しい人達の気持ちをひしひしと感じながら、「頑張るぞーーーっ」と誓うnなのでありました。
コメント (6)
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