パパと呼ばないで

再婚した時、パパと呼ばないでくれと懇願した夫(←おとうさんと呼んで欲しい)を、娘(27)「おやじ」と呼ぶ。良かったのか?

本とか漫画の話

2011年07月17日 | 本・マンガ・テレビ・映画
7月17日(日)快晴

入院・手術が決まった時、あまりに落ち込み過ぎて、何も考えることができず
流れるように(?)入院した。
本一冊すら持ち込まなかった。
手術が終わり、痛みもだいぶ緩和してきた頃、本が読みたくなる・・・

入院の日、義姉が来てくれた。
わざわざ途中下車して本を買ってきてくれた。
『ネコ馬鹿と馬鹿ネコ』と『カゴ猫』の二冊。
いくら猫好きのワタクシではあるが、絶対にチョイスしないであろうと思うと少しおかしい。
前回の入院の際にも、彼女はワタクシに雑誌を買ってきてくれたが
その雑誌の特集記事は『年100万溜まる!』というもの。
おもしろすぎる、ねーさんのチョイス。
『ネコ馬鹿とバカ猫』のほうは、最近良くある、ブログが本になるパターンのものと思われる(ちゃんと読んでない)
放置している『イチ的見解』(←ワタクシんちの、イチのブログ)を思い出し、苦い気持ち。
そして、この作者の目指す『印税生活』への一端を担ってしまった気がして少々悔しい。
『カゴ猫』は癒しの写真集であった。
何をされても動じない穏やかな猫ちゃんが、季節の花と一緒に写っている。
頭の上に、花やら果物やら置かれても、穏やか~なお顔である。
うちの凶暴猫イチを思いながら「どこで育て方を間違ったのか」悩む。

病室をでたところにあるサロン(そんなおしゃれなものではないが)には、漫画や単行本が数冊。
まず漫画を手に取ってみるに・・・ワタクシの苦手とするSF系?エスパーだの体を改造するだのという話。
断念して、次は、これまた初めて内田康夫氏の本にトライ。「紫の女 殺人事件」
浅見光彦シリーズの中の一冊だ。
この浅見光彦って、よく二時間ドラマになってるよねえ~見たこと無いけど。
読了~結構面白かった。
次にテレビで「浅見光彦」が出るときは見てみようと思ってる。
ちなみに、浅見光彦を演じることの多い『榎木孝明さん』と『沢村一樹さん』はワタクシと同郷。

娘が、お見舞いにきた時、フジファブリック志村正彦氏の日記「東京、音楽、ロックンロール」を持ってきてくれる。
しかし、まだ少し心が弱ってるワタクシとしては、今は亡き志村さんの本を読む気分になれず・・・

同じ日、A山夫人もお見舞いに来てくれて・・・
百田尚樹氏の『輝く夜』という短編集を持ってきてくれる。
ワタクシ、全くこの方を存じ上げなかったのであるが、横からのぞき見た娘が
「あ、『ボックス』を書いた人なんだね!あたし、この映画の試写会に行ったよ。」
ちなみに、A山夫人は、前回の入院の際には「生協の白石さん」を持ってきてくれた。
『輝く夜』は、クリスマスイブの日に起った、ファンタジックなお話。
少し不幸で、でも優しくて、頑張って生きてる人にサンタさんがプレゼントするという話は
突然のがん宣告で弱り切ってたワタクシの体に沁みました。

いつも、自分の趣味趣向だけで選んで読む本。
こうして、意外な本のプレゼントをしてもらうのも、少しだけ視野を広げる一歩になるなあと思う。
またこうして本が読めるのがうれしい。
本を読もうという気力が出てきた自分がうれしい。

入院前に、図書館から借りた『この世界の片隅に』も読んだんだった!
これは、この夏、ワタクシが主演としてでるはずのものなので、
後日ゆっくりと感想文書きます。
コメント (4)
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