11月2日(火)晴れ
ずいぶんと昔の話。
娘が小学校に入学し、空手スポーツ少年団に入った。
当時母子家庭だった我が家は、ワタクシがフルタイムで働いており、
放課後の時間をじじばばと過ごさせるよりは
こういうのに入って時間を潰させようと思ったからだ。
なぜ、空手か。
バドミントンは3年生からだったし、ソフトボールは向いてなさそうだった。
(空手はもっと向いてなかったことが後から判明したが)
ちょうどテレビで『双子探偵』というのをやっており、それに出てくる女の子の空手姿(?)がかっこ良かったから・・・
で、がぶがぶの道着に身を包み、可愛らしい空手家誕生となったわけだ。
と、今回は、そんな思い出話ではなく・・・
このスポーツ少年団は、普段の活動以外に、キャンプだ、クリスマス会だ、餅つきだ、
なんだかんだと、親もチョー忙しかった。
さらには、娘とナオコちゃんの入団後、なかなか団員が増えず、いつまでたってもワタクシ達が下っ端で、
イベントやら試合の度にかりだされていた。
或るイベントの時、大鍋でカレーを煮ることになる。
せっせと膨大な量の野菜達を切ってるワタクシとナオコちゃんママ。
その横で、いきなり煮始めたK君ちのママ。
「え?炒めないの?」と聞くと「油を使わないから、こっちのほうがヘルシーよ。
うちで作る時も、炒めないでいきなり煮るわよ。」
ナオコちゃんママとワタクシ、「ふ~~~ん」(心の中では不満)
また、別のイベントの時、豚汁を作ることになる。
もちろん、またも炒めず、いきなり煮る。
しばらくして、ワタクシの横にすーーーっとやってきたナオコちゃんママ、「油揚げ、油抜きしないでいいのかしら。
Y君のママ、そのまま入れちゃったけど、いいのかしら。」
そのあと、「じゃあ、配膳して、いただきましょう!」となって、お箸を並べる時も、
無造作に並べるT君ちのママ。
ワタクシは、箸先が左を向いてないことが気になって気になってしょーがない。
しかし、いちいちそれを直してまわるのも、気分を害させてしまうかもと思い、
でも、普段口うるさいOさんに見つかると大変なことになるかもしれないとも思ったり。
ワタクシとナオコちゃんママ、いつも「いいのかしら?いいのかしら?」という思いを抱えていた。
時は流れ・・・
このたび、人生において何度目かの再就職をしたワタクシ。
某社員食堂で働き始めたのだが、ここでのカレー作り、ものの何分である。
大鍋に水を入れ、薄く切った人参を入れて沸騰させ、タマネギと薄切り肉を投入。
グラグラ煮て、業務用カレー粉を入れて溶かして、ハイ出来上がり!
毎日のお味噌汁も、同様である。
くず野菜を投入後、出汁入り味噌を入れて、ハイ出来上がり!
そばもうどんも、同じつゆなのだが、これも、濃縮つゆを1:7で割って煮立てて、ハイ出来上がり!
ワタクシ、カレーと言えばたまねぎを飴色まで炒める、あるいは圧力鍋で大きな具を煮て作る、あるいは・・・と、何種類かのレシピがあるが、
とにかく炒めることをはしょることは無い。
ワタクシ、『ずぼら料理研究家』とかのレシピは信用してなかった。
しかし、先日、おそるおそる『いきなり煮るカレー』なるものを自宅で作ってみる。
そして・・・誰からも苦情も出ること無く・・・
作った本人だけが、「やはりコクは無い気がする」と、無理矢理思おうとしてるだけである。
なんだか拍子抜けである。
ワタクシの、今までの努力はなんだったんだ!!!
それ以外でも、この一週間で、『目からウロコがポロポロ』である。
脳内で、フジファブリックの志村さんが♪目からウロコの奇跡の結晶♪と歌う。
ワタクシの、料理に関する思い込みや、頑さや、無知ぶりをひしひしと思い知らされている。
若いHさんの口癖は「めんどいことはしません!」「めんどいわぁ~」「めんどいねん!!」
そんな彼女に、「ぢつは、あたしって、いつも計量スプーンできっちり量って作るのよ。
耳かき一杯程度ってあれば、耳かきをもってきたいくらい。」というと、
悲鳴のような声をあげて「あたし、そんなんしたことないわぁ~」
「そうだよねえ~Hさんが、『ったく!めんどいおばはんが入ってきたわ(怒)』と思うだろうから
先に言い訳しておこうと思って。」
今日から二人態勢になり、今日はHさんとワタクシ。
Hさんが社長の『めんどい話』やらをおもしろおかしく話してくれるので、ついついワタクシも
自分の『めんどい女ぶり』をカミングアウトしてしまった。
あまりにHさんが驚いたので、それ以上は言わなかったが、
ワタクシ、もやしの『ひげ根』もちまちま切ります。
だから、今、袋から洗いもせずに直接鍋に投入しているもやしのひげ根が気になって気になって・・・
こっそり自宅に持ち帰って、ひげ根を全部とってから業務用冷蔵庫に戻しておきたいくらいだ。
まだまだたくさんある自分の『めんどい部分』が、これから少しずつ改善されていくか、
はたまたHさんらに「nさん!めんどいっ!」とののしられながらやり続けるか・・・
今日の一枚は、先日練習用に作った小鉢の数々。
こういうちまちましたのは得意だと思っていたが、ネタが尽きていく。
あ~木曜日は小鉢担当・・・また小鉢の夢を見そうだ・・・
ずいぶんと昔の話。
娘が小学校に入学し、空手スポーツ少年団に入った。
当時母子家庭だった我が家は、ワタクシがフルタイムで働いており、
放課後の時間をじじばばと過ごさせるよりは
こういうのに入って時間を潰させようと思ったからだ。
なぜ、空手か。
バドミントンは3年生からだったし、ソフトボールは向いてなさそうだった。
(空手はもっと向いてなかったことが後から判明したが)
ちょうどテレビで『双子探偵』というのをやっており、それに出てくる女の子の空手姿(?)がかっこ良かったから・・・
で、がぶがぶの道着に身を包み、可愛らしい空手家誕生となったわけだ。
と、今回は、そんな思い出話ではなく・・・
このスポーツ少年団は、普段の活動以外に、キャンプだ、クリスマス会だ、餅つきだ、
なんだかんだと、親もチョー忙しかった。
さらには、娘とナオコちゃんの入団後、なかなか団員が増えず、いつまでたってもワタクシ達が下っ端で、
イベントやら試合の度にかりだされていた。
或るイベントの時、大鍋でカレーを煮ることになる。
せっせと膨大な量の野菜達を切ってるワタクシとナオコちゃんママ。
その横で、いきなり煮始めたK君ちのママ。
「え?炒めないの?」と聞くと「油を使わないから、こっちのほうがヘルシーよ。
うちで作る時も、炒めないでいきなり煮るわよ。」
ナオコちゃんママとワタクシ、「ふ~~~ん」(心の中では不満)
また、別のイベントの時、豚汁を作ることになる。
もちろん、またも炒めず、いきなり煮る。
しばらくして、ワタクシの横にすーーーっとやってきたナオコちゃんママ、「油揚げ、油抜きしないでいいのかしら。
Y君のママ、そのまま入れちゃったけど、いいのかしら。」
そのあと、「じゃあ、配膳して、いただきましょう!」となって、お箸を並べる時も、
無造作に並べるT君ちのママ。
ワタクシは、箸先が左を向いてないことが気になって気になってしょーがない。
しかし、いちいちそれを直してまわるのも、気分を害させてしまうかもと思い、
でも、普段口うるさいOさんに見つかると大変なことになるかもしれないとも思ったり。
ワタクシとナオコちゃんママ、いつも「いいのかしら?いいのかしら?」という思いを抱えていた。
時は流れ・・・
このたび、人生において何度目かの再就職をしたワタクシ。
某社員食堂で働き始めたのだが、ここでのカレー作り、ものの何分である。
大鍋に水を入れ、薄く切った人参を入れて沸騰させ、タマネギと薄切り肉を投入。
グラグラ煮て、業務用カレー粉を入れて溶かして、ハイ出来上がり!
毎日のお味噌汁も、同様である。
くず野菜を投入後、出汁入り味噌を入れて、ハイ出来上がり!
そばもうどんも、同じつゆなのだが、これも、濃縮つゆを1:7で割って煮立てて、ハイ出来上がり!
ワタクシ、カレーと言えばたまねぎを飴色まで炒める、あるいは圧力鍋で大きな具を煮て作る、あるいは・・・と、何種類かのレシピがあるが、
とにかく炒めることをはしょることは無い。
ワタクシ、『ずぼら料理研究家』とかのレシピは信用してなかった。
しかし、先日、おそるおそる『いきなり煮るカレー』なるものを自宅で作ってみる。
そして・・・誰からも苦情も出ること無く・・・
作った本人だけが、「やはりコクは無い気がする」と、無理矢理思おうとしてるだけである。
なんだか拍子抜けである。
ワタクシの、今までの努力はなんだったんだ!!!
それ以外でも、この一週間で、『目からウロコがポロポロ』である。
脳内で、フジファブリックの志村さんが♪目からウロコの奇跡の結晶♪と歌う。
ワタクシの、料理に関する思い込みや、頑さや、無知ぶりをひしひしと思い知らされている。
若いHさんの口癖は「めんどいことはしません!」「めんどいわぁ~」「めんどいねん!!」
そんな彼女に、「ぢつは、あたしって、いつも計量スプーンできっちり量って作るのよ。
耳かき一杯程度ってあれば、耳かきをもってきたいくらい。」というと、
悲鳴のような声をあげて「あたし、そんなんしたことないわぁ~」
「そうだよねえ~Hさんが、『ったく!めんどいおばはんが入ってきたわ(怒)』と思うだろうから
先に言い訳しておこうと思って。」
今日から二人態勢になり、今日はHさんとワタクシ。
Hさんが社長の『めんどい話』やらをおもしろおかしく話してくれるので、ついついワタクシも
自分の『めんどい女ぶり』をカミングアウトしてしまった。
あまりにHさんが驚いたので、それ以上は言わなかったが、
ワタクシ、もやしの『ひげ根』もちまちま切ります。
だから、今、袋から洗いもせずに直接鍋に投入しているもやしのひげ根が気になって気になって・・・
こっそり自宅に持ち帰って、ひげ根を全部とってから業務用冷蔵庫に戻しておきたいくらいだ。
まだまだたくさんある自分の『めんどい部分』が、これから少しずつ改善されていくか、
はたまたHさんらに「nさん!めんどいっ!」とののしられながらやり続けるか・・・
今日の一枚は、先日練習用に作った小鉢の数々。
こういうちまちましたのは得意だと思っていたが、ネタが尽きていく。
あ~木曜日は小鉢担当・・・また小鉢の夢を見そうだ・・・