マヨの本音

日本の古代史から現代まで、歴史を学びながら現代を読み解く。起こった出来事は偶然なのか、それとも仕組まれたものなのか?

なぜ出版を急いだのか?

2012年02月05日 07時12分51秒 | ひとりごと
情報誌「みち」が送られてきた。この中に藤原源太郎さん(山浦さんのペンネーム)が「横田めぐみさんと金正恩」の新刊について考察を載せている。
新刊の中で触れられているように、山浦さんと飯山さんはめぐみさんは正恩の母親であるという認識で一致しているが、お互いの情報源が違うため、電話などで情報交換をくりかえしてきた仲である。
出版からしばらくたち、初期の興奮が収まった今、一番の問題、「飯山氏の意向とは関係なしに出版を急いだ背景」を探らねばならない。山浦氏は出版自体は大歓迎だが、「めぐみさんが正恩の母親ではとの認識が日本国内に浸透し、仮に、金王朝側からその事実を裏付けるような宣伝工作が発動されれば、国内世論が激変し、拉致問題が霞む可能性も否定できない。」との懸念を示している。
早い話、北朝鮮側の工作に載せられた可能性はどうかということである。この件は一番のポイントではあるが、この種の問題はある程度強引な手段が必要である。工作に載せられたとしても、これによって日朝関係が前に進むのなら大いに乗せられてもいいのではないか。

山浦氏は言う、「めぐみさん拉致問題の真相は、金王朝の正当性を担保するため、本家日本の由緒ある高貴な血筋を受け継がせるため彼女に白羽の矢が立てられたことにある。今回、飯山氏のホームページが一冊の本にしたてられ緊急出版されたのは、その本意を公にしたいとの意向が強く働いているからである。」と。つまり、この点(お種問題)で私と山浦さんとは100%一致している。

山浦さんは拉致事件に日本の公安・警察が関わっているとも述べているが、このあたりに拉致事件の解決が難しい事情が見えているのである。彼は話をベトナム戦争時まで戻し、アメリカはベトナム共産軍の中に旧日本帝国陸軍の残像を見つけ、北朝鮮が見えざる糸でつながっているのではないかと疑った。「その疑惑を晴らすため、米国情報機関筋は北朝鮮に軍国主義者と手を切れと様々な駆け引きを働きかけ、返す刀で、日本に踏み絵を踏ませるための試練として拉致問題を演出したのであろう。」と述べる。
私は少々考えすぎではないかと思う。もっと単純な話、北朝鮮の旧陸軍残置諜報員から本国の諜報機関へ金王朝を確固たるものにするため人材要求があったのである。その結果、様々な職人、研究者、技術者、指導者、さらに「貴種のお種」などが北へ送られたのが真相で、その中で強引に進めたケースが拉致となったのだろう。したがって合法的に北へ渡った人間も多いのではないだろうかと考える。
いずれにしても、それらの要望にかなう人を選んだ人たちも共犯関係にある。そしてめぐみさんを選んだ人は間違いなく皇室に近い人であり、絶対に表面化させるわけにはいかないのである。と言うことは、めぐみさんが公に現れることがあっても、金正恩の母親だと表明することはまずないであろう。

・・・・ここまで書いて、今日は映画を見に行ってきた。「J・エドガー・フーバー」、FBI長官の話である。彼は8人の大統領に仕え、最後まで任務を全うした。その手段は盗聴などにより徹底的に大統領の弱みを握ることで、FBIに手出しをさせなかったのだ。この映画はそれだけを教えてくれる。
あっ!ひとつ忘れてた。エドガーがホモだったんだね。映画だから真実はどうなのか知らないけど、たぶん事実だろう。先日、野田政権は●モ政権と断定したのだけど、男女関係と違い、その「絆」は絶対というから、野田の絆の相手は誰なんだろね。(前原だったりして・・・気持ちわるー・・・)
今の鳩山、菅、野田はもちろん、今までのすべての首相は就任するといっぺんに変身し、国民との約束を反故にしてしまうのは、間違いなく同じような手法(スキャンダルで脅迫)が使われていると考えるべきだろう。ほとんどの人間はたたけば埃が出るし、出なければ小沢氏のようにでっち上げるか、いちゃもんをつけ政治生命を奪えば良いのだ。
どうしたらいいのかな・・・・どうしようもないね日本も。

国家の貸借表を見てみよう

2012年02月03日 16時07分58秒 | 古代史
財務省の発表する統計は実に細かい。当たり前だが一般の企業に正しい決算書を求める以上、自分達も正しい報告をしなければならない。
で、一体日本の財務状況はどうなのだ?と考えたのだが、しかし、一番知りたい情報を得るのは大変なのら。
で、あれこれ探しているうちにようやく「これかな?」と思える報告書を見ることが出来た。

普通のサラリーマンでも財務諸表を読み解くのは至難の技で、ましてや国家の貸借表などまさにちんぷんかんぷんなのは当たり前でしょう。
でも、国家の財務のプロ中のプロである東大でのエリートが作った貸借表である。うそなどあるはずがない。
表をじっくり見ることも結構だが、おそらく何も見えてこないだろうから結論から言うと、国家の純債務は△ 421,838,230(百万円)、つまり421兆円なのである。
普通の企業なら資本金とか、繰越金とかがあるが、国家に資本金はないみたい。でもはっきりしているのは421兆円が足りないということだ。
国家の収入は一般会計40兆円、そして特別会計300兆円(はっきりしないのでおおよそ・・・という事で)、あわせて340兆円である。
つまり、収入の1.2年分である。収入の十年分の家を買う人だっているのだ、たいした事はないのである。特別会計のたった一割を返済に充てれば十年ちょっとで事足りる。なのにどうして財政危機なのだ?どうして特別会計を使わないのだ?
はっきり言って、日本の財政は皆様の家計よりも健全なのだよ。

社会保障の安全と安心と言うが、五十年先を誰がどうやって見通すと言うのだ。明日のことがわからないのに、出来もしないことを論議する必要はない。
我々は年金制度を国との約束で加入したのである。約束は守るべきでしょう。今ある積立金を取り崩しながら、どうしてもたりなくなった時には政府発行の紙切れ、つまり政府紙幣を発行すればいい。主権国家には紙幣を発行する固有の権利がある。つまり、日銀に頼まなくてもお約束としての年金不足分は政府紙幣を発行しなさい。何の問題もないのである。



お種理論はなかった

2012年02月02日 19時05分31秒 | ひとりごと
飯山大先生から「お種理論」と金正恩とを絡めた本を書いたら売れるよ、といわれた。でわ、さっそく書くことにしようかな・・・って思ったけど、実は「お種理論」などはもともと存在しない。単に「日本の天皇が世界中から尊敬されるのは、世界中がうらやむほどの血統(つまりお種)をお持ちなのではないか」との妄想を基本理論にしているだけなのだ。
元々チンギスカーンと義経を研究していて大きな疑問が湧いてきた。それは、源氏の棟梁である源頼朝がどうしてたかが弟である義経に嫉妬しなければならなかったのかをである。天皇は義経に官位を与え、兄弟を分断しようとしたのかもしれない。しかし、どれだけ考えても義経が殺されるほど悪いことをしたとも思えない。なんとも頼朝は異様だったのだ。まあ、北条政子(またまさ子だな・・・)が亭主をそそのかしたといううわさもあるが…。それよりも義経のほうが「お種」が上だったのかもしれないと考えてみたらどうだろうか。うーん、こんなことを考えてもどこにも答えがあるわけがないし・・・そこで妄想をしてみたのだ。

どんな妄想か?それを説明すると長くなるけど・・・・、満州から中央アジア全般を支配してきた遊牧民は古くは匈奴、フン族、そして突厥などのチェルく族だが、彼らは基本的にあまり歴史に興味がない。つまり、名より実利本位の連中なのである。彼らは寒冷化するたびに南下する特性を持っている。すなわち、牧草地帯が寒冷化すると食料自給が難しくなり、福祉対策として食料を求め略奪を始めるのである。彼らはむやみに人を殺してきたわけではなく、税金相当の食料や品物をいただけばおとなしく引き上げる。そして何より一番得意なのは「お種の交換」なのである。つまり、侵略した地域の王女を連れて帰り、生まれた男子を王として戻すのである。このように婚姻で結ぶことが安全保障になるのだ。世界最強鉄鉱部族、スキタイは中央に長男、右と左に弟たちを配し、それぞれの地域を決め地方自治を認める。そして、どんなに時代が変わろうと、その支配構造は変わらないのである。
(もちろんマヨの妄想ですが・・・)中央本部はロシア南部のクラスノヤルスクに置く。そこが総本部である。まさに、ウラルアルタイの中心に位置するのだ。そこから南に向かい、左将軍はまっすぐ樺太に向かう。そこから海路をとれば青森はすぐそこである。つまり、これは義経が日本から大陸にわたるコースそのものである。義経は青森から北海道を経て、樺太からアムール川を遡り満洲にはいったのだ。
ただ、単に逃亡してきた一武将がどうやってモンゴルを統一できたのだろうか。たしかに奥州藤原氏の精鋭達を引き連れいったのかもしれない、しかしそれにしてもそう簡単ではない。
義経が死亡したと言われるのは1189年、31歳、そしてチンギスが皇帝に即位するのは1206年、17年でどうしてそんなことが出来るのだろう。
でも、義経がスキタイの左将軍の末裔だとしたならどうであろう。おそらく遊牧民たちはその威光に逆らうことはできないはずである。つまり、私が小説として描いたように、義経がスキタイ左将軍のお種を持っていたなら、モンゴル全域を支配することは可能だったのではないかと考えたのである。
頼朝と義経のお種の差は母親の差である。平清盛は頼朝と義経を殺すことができなかった。そのために平家は滅ぶことになる、それでも清盛は常盤御膳の「お種」が欲しかったのだし、両兄弟を殺すことが清盛にはできないほど「お種」が偉大だったのだ。その常盤こそが「お種」だったというのがマヨ理論である。常盤の生んだ子は遮那王と呼ばれた。本来は人質のはずが王と呼ばれていたのだ。こんなことあるの?

まあ、こんなことを考えながら秀吉の朝鮮出兵はなんだったのか?あるいは、大本教の大陸進出とは何だったのか?などなど…妄想の種は尽きないのだ。

以前、月刊日本の「横田めぐみさんは生きている」の記事を読んだが普通なら「またー、ご冗談を・・」と一笑に付すのが普通だろう。でも、私は「どうして横田めぐみさんは返してもらえないのだろう」ということをずいぶん考えていたため、その記事でひらめくところがあった。つまり、金正日は日本から「お種」を貰いたかったのだと。とすると、めぐみさんは「お種」なのか?
当然、当時の日本の政権、もしくは支配者層はそれを承知していたはずだ。当然であろう、北朝鮮は旧陸軍の残置国家なのである。皇室や警察、さらには官僚の中にもその草の者はいたのだから。宮内庁や皇族はあわてふためき、対応に苦慮する。「この辺で勘弁してくれ・・・」がよかったのか悪かったのか?

とにかく、この横田めぐみさん問題で一番重要なことは「どうして横田めぐみさんでなければならなかったか?」なのである。横田めぐみさんがただ単に美しいからという理由で選ばれるはずはない。彼女は当時13歳?なのだから。
飯山さんの本にもあるように、正恩氏が正統な後継者とするには日本人が母親であることはマイナスであってもプラスにはならない。とすると、マヨちゃんの「お種理論」がどうしても必要ではないだろうか。

さて、飯山さんの新刊が不思議な状況で急遽出版されたのはご承知のとおりである。そして事態が私たち(飯山さんや月刊日本、そして私、その他大勢)の望むようになるかと言えば、おそらくそんなに甘いものではあるまい。
今後、「出版を急がせた陣営の反対勢力」から何らかの動きが出てくるだろう。まあ、そこまで考えると夜も寝られなくなる。どうにでもなれってか?