マヨの本音

日本の古代史から現代まで、歴史を学びながら現代を読み解く。起こった出来事は偶然なのか、それとも仕組まれたものなのか?

やばい!本当のことを言うと嫌われる・・・・

2012年02月22日 16時35分28秒 | ひとりごと
世の中は複雑系である。本当のことを言うと嫌われるのだ。こう見えても私は営業マンだった。(今も多少の営業はしているが・・・)若いころお客さんを訪問した時、その店があまりにも汚かったので、「少し掃除をされたらどうですか?」なんて言ったもんだから、すっかり相手を怒らせてしまったことがある。だいたい人のご機嫌をとることが苦手なたちで、そんなことは日常茶飯事、どれだけ損をしてきたことか・・・。
まあ、そんなことはどうでもよい。少し前の中日新聞(東京では東京新聞になるらしい)の夕刊に「河村市長 南京事件なかった」との見出しで囲み記事が載っている。なんでも、姉妹都市の南京市の共産党委員が市役所を訪れた際に「通常の戦闘行為はあったが、(大量虐殺)事件はなかったのではないか。」と述べ、「真実を明らかにするために、討論会を南京で開催してほしい。」と述べたという。
河村たかしの父は南京で終戦を迎えたが、現地の人からラーメンの作り方を教わるなどのもてなしを受けた。事件があったなら日本人に優しくできるものか、と大量虐殺に懐疑的な考えを示した、とある。
別に虐殺を否定したわけではなく、調べましょうよと提案したのだから見だしは少々オーバーではないのか、しかし、この問題がただで済むはずはない。
案の定、南京市は早速名古屋市との交流を停止したという。

今回の河村さんの発言は南京と姉妹都市を結んでいる以上、わだかまりを持つわけにはいかないという彼らしい勇気ある発言である。さらに、名城公園の近くの広大な国有地を中国が購入し、領事館を作りたいという話があり、市長が難色を示していることも絡んでいるのだろう。南京市との友好を深めようとしても、常に「南京虐殺」を持ち出されるのが河村さんにとってしゃくにさわっているのだ。
この際、はっきりしましょうということだ。当たり前すぎて、怒る中国側がおかしいのである。「ほんとうに30万人が虐殺されたのか両方で話し合いをしましょう。」のどこが悪い、これが民主国家の鉄則でしょうが。

ただし、サンフランシスコ条約で戦時賠償を免れる代わりに東京裁判の結果を受け入れることを認めた日本国家の立場は微妙なものになる。
靖国神社にA級戦犯が合祀された以上、天皇が参拝できなくなったのは、まさにそのせいではないのか。南京事件があったかなかったかではなく、虐殺の責任を取らされ松井石根は処刑された。これがあったという証明なのだ。しかし、病気で寝ていた松井将軍が処刑され、陣頭指揮を取り南京へ入城した朝香宮が免責されるのはどうしたものか…。まあ、いいや。つまり、中国は言うまでもなく真実を知っていてあえて30万人の虐殺を叫ぶ。日本人はいつまでたってもこの「虐殺」の印籠にひれ伏すのだろうか。

ドイツはホロコーストで600万人のユダヤ人を殺したという。この件は否定はおろか、議論することすらタブーなのである。真実はどうなのだ?
イランの大統領は「ホロコーストはなかった」と叫んだばっかしに、今や国家存亡の危機にある。
南京事件も、今なら証言出来る人は居るはずである。今それをしないと将来にわたり歴史的事実として固定されてしまうのだぞ。
はっきり言って、これは日中友好の妨げでしかない。本当に中国が日本と友好関係を望むのなら、真実と向き合う必要があるのではないか。

え?マヨちゃんは南京事件をどう思っているのか?
たぶん河村さんに近いけど、虐殺自体はあった、けれど一、ニ万人規模だったと思っている。多くの外人記者の目撃証言があり、虐殺自体は否定できない。しかし、30万はありえない数字ではないだろうか、というのが私の立場ですよ。