マヨの本音

日本の古代史から現代まで、歴史を学びながら現代を読み解く。起こった出来事は偶然なのか、それとも仕組まれたものなのか?

国家の貸借表を見てみよう

2012年02月03日 16時07分58秒 | 古代史
財務省の発表する統計は実に細かい。当たり前だが一般の企業に正しい決算書を求める以上、自分達も正しい報告をしなければならない。
で、一体日本の財務状況はどうなのだ?と考えたのだが、しかし、一番知りたい情報を得るのは大変なのら。
で、あれこれ探しているうちにようやく「これかな?」と思える報告書を見ることが出来た。

普通のサラリーマンでも財務諸表を読み解くのは至難の技で、ましてや国家の貸借表などまさにちんぷんかんぷんなのは当たり前でしょう。
でも、国家の財務のプロ中のプロである東大でのエリートが作った貸借表である。うそなどあるはずがない。
表をじっくり見ることも結構だが、おそらく何も見えてこないだろうから結論から言うと、国家の純債務は△ 421,838,230(百万円)、つまり421兆円なのである。
普通の企業なら資本金とか、繰越金とかがあるが、国家に資本金はないみたい。でもはっきりしているのは421兆円が足りないということだ。
国家の収入は一般会計40兆円、そして特別会計300兆円(はっきりしないのでおおよそ・・・という事で)、あわせて340兆円である。
つまり、収入の1.2年分である。収入の十年分の家を買う人だっているのだ、たいした事はないのである。特別会計のたった一割を返済に充てれば十年ちょっとで事足りる。なのにどうして財政危機なのだ?どうして特別会計を使わないのだ?
はっきり言って、日本の財政は皆様の家計よりも健全なのだよ。

社会保障の安全と安心と言うが、五十年先を誰がどうやって見通すと言うのだ。明日のことがわからないのに、出来もしないことを論議する必要はない。
我々は年金制度を国との約束で加入したのである。約束は守るべきでしょう。今ある積立金を取り崩しながら、どうしてもたりなくなった時には政府発行の紙切れ、つまり政府紙幣を発行すればいい。主権国家には紙幣を発行する固有の権利がある。つまり、日銀に頼まなくてもお約束としての年金不足分は政府紙幣を発行しなさい。何の問題もないのである。