生が朗読の声を上げるとき
言葉のあれこれ
ではなく
言葉の全てが
生の
比喩なのだと
僕は頂点に達する
死が黙るとき
カメラのシャッターを押すのだ
行為のあれこれではなく
行為の全てが
死の
象徴なのだと
窓を開け
僕は頂点に達する
君の後ろから
僕はナウマン象のような
声を上げ
ああ大阪環状線外回り
通勤列車のみなさんに
挨拶し
シャッターを
五回切るのだ
神が写りますように
言葉のあれこれ
ではなく
言葉の全てが
生の
比喩なのだと
僕は頂点に達する
死が黙るとき
カメラのシャッターを押すのだ
行為のあれこれではなく
行為の全てが
死の
象徴なのだと
窓を開け
僕は頂点に達する
君の後ろから
僕はナウマン象のような
声を上げ
ああ大阪環状線外回り
通勤列車のみなさんに
挨拶し
シャッターを
五回切るのだ
神が写りますように