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読み進むうち なーんか、川上弘美に似ているような文体だな そう思ったけど、この方の本も初めての出会いです。
ひゆんひゆんひゆんで始まる踊るような出だし。
調べてみたら平田さんって、もともと詩人らしい。
<夫から追い出されるかたちで始まった別居の末に、いまは東京で一人暮らしをつづける「わたし」は、戦死した伯父を弔うために南太平洋のコロンバンガラ島へ向かう。伯父の故郷は、隠岐の島後(どうご)。「わたし」も、小学生時代をこの島で過ごした。隠岐には、後鳥羽院や後醍醐天皇など、流罪となった人々の歴史がある。この小説は、流される、という出来事にまつわる不安定な空気を細部にまで溶かしこみつつ、「わたし」の現在と過去を語っていく。>・・本のよみうり堂より。
淡々と書かれているけど、難しいストーリはなく、後半は主人公が伯父の戦死した島に供養に行く旅が中心になってはいる。
けどそういう出来事よりは「わたし」のたゆたう心象風景がテーマといえる小説。あるのは生きることのもの哀しさであり、死者への悼みなのだけれど、暗さは無くどこかとぼけたような明るい筆質の本なり。
この本が明るいと思えるのは、途中で落語が出てくるのだ。
堀の内、そして御慶。
御慶で甘汁屋という古着屋が出てくるとか、鍋屋横丁では、鍋屋というお茶屋だでてくるとか・・・
なんか楽しい。
それに島根の隠岐の島がたくさん出てくるところも楽しい。
あっという間にサクサクと読んでしまいました。
雲り後晴れ なんと雪が降る。 朝2℃、午後7℃ 寒い、寒い・・
読み進むうち なーんか、川上弘美に似ているような文体だな そう思ったけど、この方の本も初めての出会いです。
ひゆんひゆんひゆんで始まる踊るような出だし。
調べてみたら平田さんって、もともと詩人らしい。
<夫から追い出されるかたちで始まった別居の末に、いまは東京で一人暮らしをつづける「わたし」は、戦死した伯父を弔うために南太平洋のコロンバンガラ島へ向かう。伯父の故郷は、隠岐の島後(どうご)。「わたし」も、小学生時代をこの島で過ごした。隠岐には、後鳥羽院や後醍醐天皇など、流罪となった人々の歴史がある。この小説は、流される、という出来事にまつわる不安定な空気を細部にまで溶かしこみつつ、「わたし」の現在と過去を語っていく。>・・本のよみうり堂より。
淡々と書かれているけど、難しいストーリはなく、後半は主人公が伯父の戦死した島に供養に行く旅が中心になってはいる。
けどそういう出来事よりは「わたし」のたゆたう心象風景がテーマといえる小説。あるのは生きることのもの哀しさであり、死者への悼みなのだけれど、暗さは無くどこかとぼけたような明るい筆質の本なり。
この本が明るいと思えるのは、途中で落語が出てくるのだ。
堀の内、そして御慶。
御慶で甘汁屋という古着屋が出てくるとか、鍋屋横丁では、鍋屋というお茶屋だでてくるとか・・・
なんか楽しい。
それに島根の隠岐の島がたくさん出てくるところも楽しい。
あっという間にサクサクと読んでしまいました。
雲り後晴れ なんと雪が降る。 朝2℃、午後7℃ 寒い、寒い・・