ブレンド日記

世の中の出来事・木馬での出来事・映画の感想・本の感想・観るスポーツ等々ブレンドして書いてみました。

ある木馬の一日。

2006年01月21日 | 木馬の事
レインボーが、ピり辛トーストが食べたいと言ったので、せめて写真で食べた気になってもらう事にした。

*****

常識のないお客に腹が立つ。
朝 Kさんが、「おしぼり貸してください。」と言われた。
当店は、食べ物以外は原則としておしぼりは出さない。

お絞りで顔を拭いた後、ブルゾンの泥のよごれを拭き出した。
え~ お絞りは雑巾じゃない。そんな汚れは、家で拭いてほしい。
なんだか、おしぼりは何を拭いてもいいと思っているようだ。
薄いピンクのおしぼりは無残にも泥汚れでうす汚くなった。
それを「困ります。」と言えない私にも腹が立つ。
お客が多ければ、強くも出れるが、数少ないお客さんだから、つい黙認してしまい、朝しょっぱなから、頭にきた。あぁ~宝くじでも当たらないかな?

そんな一日の始まりだからろくな事はない。

私は誰に似たのかなで肩だ。
このなで肩が、着物を着る時はいいかもしれないが、そんなチャンスも着物も持ってない私には、非常に不便だ。第一エプロンが下がる。そしてショルダーバックが肩からいつもずり落ちるから颯爽と歩けない。だらしなく見える。
そして顔が大きい私は、肩幅がないと雪だるまのように見える。
いつか何かの本で阿川佐和子がやはり同じ悩みで、いつも両面テープを持ち歩いている、肩パットを止める為と書いてありそのアイデァを借用している。
最近のセーターやブラウスには肩パッとが縫い付けているのもあるが、その既製品に別にもう一つテープで止めるのだ。
アメリカンフットボールの選手みたいになるが、顔が大きいのでそんな違和感はないと私は一人で思っている。
いつだか「江津のイメルダ夫人」と言われた時はさすがに笑ったが、そん時は一つはずせばいい。
今日も今日とて、肩パット入りセーターで買出しに出かけた。
エスカレーターで鏡に写るのを見るのが嫌で、エプロンを直していたら、後ろの子供が、「おばちゃん、何か落ちたよ。」
見たら、茶色の半円のものが落ちている。
一瞬何かわからなかったが、肩パットだぁ~。
男の子は何だろう?と言うような顔をしている。
とりあえずお礼を言ったが、子供でよかったぁ。でも最近の子供はませてるから、胸パットと間違えたんじゃなかろうか?

話は全然変わるが、東京地方は大雪みたいで、テレビのニュースで流していた。
東京は雪が降ると、大勢の人が転んで怪我をするんだね。
女の子などミュールをはいて雪道を歩いている不届き者もいた。
センター試験の時は時化るのよね。

またまた話は変わって、自分のことで申し訳ありませんが、夕方5時15分にばば、ばばになりました。

晴れのち曇り 6℃

ヒトラー最後の12日間

2006年01月21日 | 映画の事

  

「ヒトラーの最後の12日間」をDVDで見る。

監督 :  オリヴァー・ヒルシュビーゲル
製作・脚本 :  ベルント・アイヒンガー
出演 :  ブルーノ・ガンツ
アレクサンドラ・マリア・ララ
コリンナ・ハルフォーフ

あらすじは、タイトル通りで、
1945年4月のベルリン。彼の女性秘書トラウドゥル・ユンゲの 目を通して描かれるヒトラー最後の12日間。
敗北直前、ヒトラーは、極わずかな身内や、側近とともに首相官邸の地下要塞にこもっている。
すでに現状の状況判断の能力を失い、ベルリンからの撤退や、降伏を拒否し続けるヒトラー。

総統への忠誠心から、ソ連軍の攻撃に立ち向かいベルリンの防衛に為命も捨てて戦う市民や子供達。

見たかった、見てよかった。
私が生まれる一年前の出来事で、既に戦争経験者が少なくなりつつある今、このドキュメンタリーをを書いた貴重なトラウドゥル・ユンゲは、
『Blind Spot,Hitler's Secretary』が上映された当日、自分の役目が終ったかのように
生涯に幕を閉じたらしいのです。

しかし語るも無残な戦争は、それを人間の征服欲か欲望かわからないけど、始める事より「戦争を終わりにすること」の方が難しいとは、人間とは何という罪深い生き物なのかと改めて思ってしまう。
物語の中で、ゲッペルス夫人が、自らの手で幼い6人の子どもたちを殺めることはあの状況下では仕方のないことかもしれないが、それはいけないことで、あのシーンは、思わず手で目を覆ってしまい臆病者の私は、正視することが出来なかった。
そんな子供達のコーラスシーンは、胸が締め付けられそうだった。

そんな私はこの映画で自問自答をした。
果たして、国家が全体で間違った方に向いている時、これは間違いですと、口に出しそして声を大にして言う事が出来るか?多分私は出来ないだろう・・悲しいかな・・

もーー私のつたない文章力で、この無残さを書くことが出来ないもどかしさに悔しさを覚えます。

昔、ベルリンオリンピックで手を上げているヒトラーの映像をニュースで見た時と本当にそっくりでな、ブルーノ・ガンツの好演に脱帽。

「アンネの日記」「独裁者」「我が闘争」「ライフイズ・ビューティフル」「シンドラーのリスト」みんな大好きな映画。みんな感動した映画。この作品はこの中に入ります。

☆☆☆☆☆です。

お勧めよ、shi-baさーん!