陸奥の しのぶもぢ摺リ誰ゆえに 乱れ初めにし 我ならなくに河原 左大臣
中央公園の、道路の法面に可憐なねじれ花（もぢづり草）が咲いていた。してみるとこの花は、平安時代以前から咲いていたのかな・・
＊＊＊＊
よく頂き物をする。
そしてよく言われる。「何をあげても、美味しい、美味しいと言ってくれるから、せいがいい。」
本当に、新鮮で、取れたてだから、何でも美味しいのだ。セレブな食べ物（礼儀作法を重んじるような）を生まれてこの方食べた事がない私は、高級な食材を使った料理は判断の仕様がないが、庶民が食べる食材では、頂き物は無農薬で、新鮮で最高だ！
でも、待てよ！
あるある、以前セレブの食事で、悔しい、今思い出しても腹の立つ思い出が・・・
数十年前 木馬で働くれていたＭさんが、店のお客さんと結婚する事になり、当然キューピット役の私や、当時常連だった、今は浦郷の署長のＯさんや、友達がたくさんお祝いに駆けつけた。
フランス料理の立食パーティー形式のその披露宴は、見たこともない豪華な料理が次から次から出て来た。そしてメインデッシュの３～５センチくらいある仔牛のステーキを一口食べかけた時、「次は 恋のキューピットのそのさんに、二人の“なれそめ”などお願いします。」
多分予測していたから、練習していたと思う。スピーチも笑いをとり、拍手をとり、大満足で席に戻ってきたら、「あれ 私のステーキはどこに消えたの？」
あとでわかったのだが、ステーキ皿にフォークとナイフを並べて置いていたから、ボーイさんに持っていかれてしまったらしい。あぁ～今思い出してもよだれが出る。その後そんな料理にめぐり会う機会に出くわさないから、余計に悔しい思い出だ。
披露宴もお開きになったが、なんだか小腹がすいて、物足りない思いで、ホテルの喫茶室に入ったら、浦郷のＯさんやら、友達やら、大勢で焼き飯を食らいついてるではないか？
「料理 持っていかれたん？」
うなずきながら、黙々と食していた招待客。
セレブの食事は、お腹のすくものなんです。
曇り 時々薄晴れ ２９℃。