アンティークマン

 裸にて生まれてきたに何不足。

東西200キロメートル ヒマラヤ大展望

2017年11月08日 | Weblog
カトマンズから30キロメートルほどのところにある、「ナガルコット」という丘へ行きました。何しにって?もちろんヒマラヤを見に。標高2,100メートル。東にエベレスト、西にマナスル・アンナプルナまで、東西200キロメートルのヒマラヤの峰々を臨むことがでる。

 カトマンズを出て、初めのうちは間組(現在の安藤ハザマ)がつくったという道路で、なかなか快適。しかし、BUT!幹線を外れ、ナガルコットへの道に入った途端、道路はでこぼこ、道ばたの草木には5ミリメートル程の厚さの土埃がしっかりと貼り付いている。道は、登りのつづら折り。
 登りの風景として、道ばたの土埃まみれはともかく、「棚田」が素晴らしいかった。途中、「通行料金」を徴収するところがありました。1時間半ほどで、ナガルコットに到着。ホテルは、「ミスティックマウンテン」7月に新築オープンしたばかり。屋外ながら、プールがあり、ジャグジーがある。だけど、泳ぎませんでした。なぜなら…プールの水が、み、み、緑色…。つまり、オープン以来、水を取り替えていないんじゃないのか?緑色の正体は、苔じゃないか?「塩素が入っているだろうから、苔はぁ、ないだろう」とも思ったが…。では、なぜ「緑」なの?泳がないのが懸命。
 部屋のテラスが凄かった。20畳ほどの広さで、ヒマラヤ連山が見られるように北向き。
 ホテルのレストランで、「エベレストビール」「グルカビール」を飲みました。
 「グルカ兵」は、世界的に「山岳戦・白兵戦に非常にたけた戦闘集団」として有名。グルカ兵は、ネパールの山岳民族で構成されている。「グルカ族出身者じゃないのか」って?知ったかぶりして申し訳ないが、「グルカ族」という種族はネパールには存在しない。
 イギリス陸軍には、グルカ兵からなるグルカ旅団(約3,600人)がある。ネパールの若者がもっとも憧れる仕事でもある。なぜそんなに憧れるのかって?給料が、ネパール国内の仕事との何十倍!何百倍!?
 フォークランド紛争では、グルカ兵が送り込まれました。それを聞いて逃げ出すアルゼンチン部隊もあったという。
と、いうわけで、グルカ兵の名を冠した「グルカビール」。旨かったです。旨さの度合いですかぁ?エベレストビールと全く同じ旨さでした。私には、「世界中の全てのビールが旨い」のです。

 食事を終え、部屋へ戻って手を洗っていると…洗面台の下から排水が逆流。バスルームの床が水浸し。フロントに電話して、営繕係を呼んでもなかなか来ない。やっと、一人来たが、手に負えないとみて人を呼びに。また、なかなか来ない。やっと二人で来て、「ああでもない。こうでもない・・・」1時間かけて、ショートカットのホース(洗濯機の排水ホースのような蛇腹のホース)を取り付けて帰りました。
 で、彼らが帰ったあと、「水浸しの床」を拭き始めましたが、「これって、私らがすべき仕事じゃないなあ」と思い、フロントへ電話。待つ事30分。3人のハウスキーパーが来て、拭いてくれました。新築で2か月半。そろそろ不具合が出てくるころですね。

 そして翌朝、「やったーっ!」。東西200キロメートルのヒマラヤ大展望!東にエベレスト、西にマナスル、アンナプルナまで!素晴らしかったです。

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