アンティークマン

 裸にて生まれてきたに何不足。

食べるラー油ブームに火をつけたのは鳥?

2010年09月12日 | Weblog
 「食べるラー油」がブームになっていた。油を食うとは!ラー油って、食堂のテーブルに、直方体のガラス容器に入って置いてあって、耳かきで掬ってギョウザのタレに入れるアレ…。容器は、頑固な油汚れに覆われているのが定番。あまり触りたくない。
 アレを食うのか?全く妙なものを食うものである。自分とは縁がないモノ…そう思っていた。
 そうこうしているうち、「具入りラー油おむすび(118円)」が出現。売れて売れて、供給が追いつかないため販売停止。今は、販売を再開しているが…まあ、日本のラー油事情、大変なことになっていることだけは間違いない。

 帰省中の息子とスーパーへ行ったとき、息子が、「あ、ああ~!」と、声を上げた。東京ではお目にかかることができなくなっているという、桃屋の「辛そうで辛くない少し辛いラー油」が、ズラーと並んでいたのである。息子は、大喜びで買い占め行動に走った。「辛そうで辛くない少し辛いラー油」…だったら、はじめから、「少し辛いラー油」で良かったんじゃないのかなあ!桃屋のラー油は、田舎のスーパーにはたくさんある。田舎じゃあ、ラー油を買って食べようなどと考える人はいない。当然売れ残る。

 この一件の後、注意してラー油の棚を見るようにしているのだが…ブームに乗っかろうということか、製造元は、多種多様。大きな食品メーカーから従業員数人でやっているメーカーまで。自治体の三セクまで製造販売に乗り出している。
 ブームの火つけ役は、どこのメーカーだったのか?ただですねえ、バンコクでは「シュリンプ ファット イン オイル」と書かれた(もちろん、タイの文字で大きく書かれていたが、読めっこないので英語の部分を読んだ)ものがあった。今思えば、「食べるラー油」だった。と、なると、外国から入ってきたものか?外国といっても、米を食べる国からでしょう。

 そして、驚愕の事態が!「食べるラー油ブームに火を点けたのはペンギン夫婦」だという記事を発見。
 ペンギンは鳥だから、夫婦仲がいい。ペンギン夫婦というのは分かる。しかし、BUT!ペンギンがラー油を作ることができるのか?
 確かに、ペンギンは頭がよい。皇帝ペンギンなど、極寒の中、公平に温まりながら卵を守る。あの知恵があれば、ラー油ぐらい…。

 恐る恐る記事を読んでみると…ラー油ブームの火付け役となったのは、「石垣島ラー油工房」のラー油。石垣島ラー油は、「辺銀」と書いて「ペンギン」と読む夫婦が生み出した…。や、や、やられたーッ!ペンギン(辺銀)という苗字があったとは!
 ラー油で、オチをつけて締めるんじゃなかったのかって?じ、実は、ラー油は話の枕で、「ペンギンという苗字がある。日本の苗字っておもしろいね」というのが本論だったんです…。
 インパクトは凄いですよ。面接試験など…
 「名前は?」
 「ペンギンです」
 動物園の職員採用試験なら、一発で合格でしょう!ただ、他業種の場合、「なめてんのか、こら!」と、面接官が怒り出すかも。