アンティークマン

 裸にて生まれてきたに何不足。

リンゴの力?ビッグアップルというぐらいだから凄い!

2012年01月30日 | Weblog
ニューヨークは楽しい町で…私の価値観でとりわけ楽しかったのは、「サンドイッチマン」。看板には、「なぜニューヨークをビッグアップルと呼ぶか?答えを1ドルで教えます」と、(もちろん英語で)書いてありました。
 こういう人に出会うと、ホント楽しいです。なぜニューヨークがビッグアップルか?その答えを教えて生計を立てているとは思えない。つまり、ボランティアでしょう。

 なぜ「ビッグアップル」なんだって?た、たぶん…リンゴが多いからだと(私なりの説)…。
 ジョニー・アップルシード(本名は、ジョン・チャップマン)という方がおられた。ジョニーは、1784年頃から、アメリカ東部から中西部を回って、聖書の教えを説きながらリンゴの種を植えた。だから、ニューヨークにはリンゴの木がたくさんある。

 ジョニーが植えたリンゴから、「ビッグアップル」となったという私の説の強力なライバル説は、「ニューヨーク歴史協会」の説。
 1800年代初頭、当時男性が集まるサロンにいた女性達のことを「リンゴ」と呼んでいて、一番いい「リンゴ」が集まるのがニューヨークということで、ビッグアップルと呼ばれるようになった。(この説も、土地にリンゴが多かったから、女性のことをリンゴと呼んだんじゃないかなあ!)

もう一つ、ニューヨーク市の元市長だった、ルディー・ジュリアーニさん達が、これが正しいとした説は…
 (ニューオーリンズの黒人馬小屋使用人たちが)サラブレッドが「ニューヨークのレースへ出向く事を「ビッグアップル」と呼んでいた。(この説だって、ニューヨークにリンゴがあったからのはなしでしょう?)

 どの説でもいいのですが…あのサンドイッチマンの答えはどうだったのか?1ドルをケチったので、今となっては知るよしもない。

コンピューターのアップルが出たとき、「ビッグアップル」からのネーミングだなと思いました。しかし、アップル社って、カルフォルニアですから、ニューヨークの愛称であるアップルを使わないのでは…では、ジョブスはナゼ、「アップル」としたか?
 ビートルズの「アップル」からという説が最右翼か。そのほかに、Aで始まるから電話帳の最初のほうに載る…というのもあるが…ジョブスはそれは考えなかったと思います。

 スパイク・リーが、アップル社を創ったスティーブ・ジョブズを追悼した言葉が話題になっています。スパイク・リーは、映画監督が本業らしい。現在は、ニューヨーク大学、コロンビア大学、ハーバード大学その他で教鞭を執っています。映画では、社会的・政治的な問題を得意とし、公開の都度、論争を巻き起こす。
 この度の、「三つのリンゴが世界を変えた。聖書のリンゴ。ニュートンのリンゴ。そしてジョブズのリンゴ」…これは、論争になりようがないですね。素晴らしいと思います。イブと、万有引力と、ジョブス…リンゴで結ばれている!さらに、ビートルズ。

 「リンゴって、凄い!」と、リンゴを食べながらつくづく感じております。