goo blog サービス終了のお知らせ 

もんく [とある南端港街の住人になった人]

有給休暇をとりましょうか

来週の火曜日がイスラム暦のお正月にあたる休暇なのでその前の月曜日をお休みにして3連休にすることにした。

3連休なのでどこかに行こうと思ったが、今の季節は半島東海岸は特に天気が悪いらしいので近場でポートディクソンかマラッカあたりかなと考えている。やっぱりここは有名所だけれど未だ行ったことのないマラッカにしようかな。KLからバスで行けば良いらしい。もし良さそうなところだったら2泊、そうでなければ1泊。




日系企業ってのは、日本の企業が設立した海外法人なので当然のようにどうしても日本からいろいろなやり方を持ってきてそれ通りにしようと言う力が働く。ニュースを見ていると大手自動車会社の生産方式がクローズアップされていて、それが海外でできるかどうかとか、時々議論の的になっている。

日本から持ってきてそれを現地の人に学ばせてやると言うのもアリかと思う。でもそう言うやり方にはいろいろな見方があって(1)現地に無いから持ってきた、しかもそのやり方は日本で成功している。このあたりは普通だろう。だいたいみんなそう思っている。

反対側から見ると(2)現地法人を作ろうとする日本人はそのやり方以外にやり方を知らない。と言うのも多分本当じゃないかと思う。どこの企業にも文化のようなものが形成されているし、特に日本人は会社に入ったらそこの方式に従うと言うのが当たり前、そのために"人を育てる"と言うような独特の考え方もある。そして割合一人の人の勤務期間が長いから確かにその方法しか知らないだろう。

アジア地区などではきっと、(3)日本人は現地の人を自分の上には置かない。つまりいつまでも教える立場を手放さないわけで、教育すると言っても対等以上の立場になるようにまではほとんどしないかも知れない。


ミクロ的な視点から見れば、日本方式はちょっとおかしいと思うこともある。人生の大半を捧げるほどに忠誠心を持つなんて事は考えられないし、合理的と言うより精神論が優先していて実は誰にもその本当の意味が分かっていないなんて事もありそうに思う。マレーシアだったらそれでもまだ日本に理解があるし高学歴の人が多いから良いけれど、他の国だったらもっとずっとたいへんだろうなあと思う。



そう言うわけで、マレーシアやインドネシアで仕事をするにしても本当に日本のやり方が通用するのか、それが一番効率が良いのか、合理的かと言うような事はなかなか勉強して研究もしなければわからないのじゃないかな、と思うけれども、どうなのだろう。逆にそうした事を考慮しないで海外で仕事をするってのはそもそもその資格があるのだろうか、と言ったら言い過ぎか?


どうしてこんな話になったかと言うと、マレーシアの人がインドネシアに行って仕事をしろと言われても彼らのことがなかなか理解できないと言っていたからだ。マレーシアとインドネシアなんて海はあるけれど隣だし、親戚がいる人だっている位に近いのに。

だったら日本人はどうなんだ?、と言うわけ。何十年マレーシアやインドネシアと付き合っていてもまだ日本人はそれなりの事もできていないとすれば、やっぱり勉強不足なんだろうと思う。そして、日本方式を植えつける事なんかに何十年もかけて失敗しているのだったら、マレーシア方式とかインドネシア方式ってのを作ってもらうお手伝いをするって発想じゃいけないのだろうか? そっちの方が合理的な気がするのだけれど。
名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「まさか、マレーシア!」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事