見出し画像

もんく [とある南端港街の住人になった人]

マレーシアの職場はジュラシックパーク

マレーシア人は管理すると言うと、鍵をかける。鍵、南京錠みたいなのを。ロッカー、机の抽斗とか特別な部屋のドアなど。ものすごい勢いで鍵をかける。

それで管理している気になっている。だって、物が無くなったりはとりあえずしなくなる。

が、逆に鍵をかけた所の外は無法地帯のまま放置される。それは果たして管理なのか? ある意味間違っていないとは言えなくはないとしても。


作業場のロッカーに鍵がかかっていた。ある作業員が中にある何かが欲しくて鍵をもらってきて開けた。かなり中身は雑然としている。カッターの刃、ペン、ラベル、マスク、輪ゴム、何が入っているかわからない箱もたくさんあった。

何と即席ラーメンまである。外ばかりか中も管理とは言えない状況だったようだ。


そりゃ、とりあえず物は無くならないかも知れないが、開けて持っていく時に1個持ち出したのか10個かわからないだろう。必要以外の物が無くなっても誰にもわからないし、そこに仕舞った人間にすらわからない。何が何個、いつ無くなったのか。そしていつ再入荷すれば良いのかを考えるのも大変だ。

そして鍵の外の世界は野獣で溢れている事になるのでこれはいつまで経っても鍵と銃は必要だ。管理もきっと楽じゃない。


ジュラシックパーク的なのだ、マレーシアは。
名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「マレーシアでニャー2018」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事