展示はモダン調ありバティックを使った製品提案ありといろいろでした。モダン調にも良いのがありましたけれど今回はインドネシアの古い柄だけ載せています。
そうそう、あすいよいよ個人売買に出ていた中古のスクーターを見に行きます。写真で見るのとちがうかどうか? ちょっと期待しています。
このコレクションはシンガポールのバイヤーさんの売り物です。マレーシアに持ってくるように選んでいるからか花や鳥が大きく描かれたものが多いようでした。それともバイヤーさんの趣味でしょうか? インドネシアにはもっといろいろな柄あるのですけれどね。
以前にソロの布市場に行った時にもうそこれ扱われている布のほとんどが普通のプリントになっていてがっかりした覚えがあります。それよりもっと前に行ったときにはそこには手描きやチャップのバティックがいくらでもあったのですけれど。今はもうさらに少なくなっているのでしょうか?
インドネシアも今は経済発展がたいへん発展していますのでインドネシアのみなさんが好んで求めるのは布製品よりスマートフォンなのでしょう。そう言う時代にこうした独特の柄は新たに考案されるのでしょうか? みんなジーンズを履く時代ですから。
こんなデザインが出てきた時代にはきっと今とは大切なものが全然違ったのでしょうね。今これを作るとなると真似しかないのでしょうか。
今日の展示の中にもこうした古い柄をモチーフにして作成された新しいバティックがありましたが、それはもうそれを印として使っているわけで、極端に言えば日本人にもやろうと思えばできるものになっているような感じがしました。例えば「地球の歩き方」の表紙をインドネシアを象徴する柄を持ってきて日本人がデザインするようなこと。
そう言うのは、悪い言い方をしてしまえば"死んでる"デザインかもしれません。それでもある意味、良いのですけれど、今はみんなアメリカのロックを聴くし映画も見ます。日本から来たキティちゃんもあるしブラックベリーもある。
ライブな感覚としてはそう言うものの要素が入ったバティックがあっても良いのかな、と思うのです。実際、インドネシアで戦争があったときはそれがモチーフになりましたし、中国から商人が来たら彼らに必要な柄がデザインされた事があります。
これは伝統だとか、これはこう言うものだと思い込んでしまわなければ何かデザインできるのでしょうね。
それもたいへんな事だと思いますが。明日smsを入れてスクーターを見に行く時間を聞いてみよう。場所はここから30分もかからないところです。