もんく [マレーシアで働いて13年→2022猫を連れて日本]

映画「TRON LEGACY」 - あらゆる意味でレガシー

「完全性」を求めると言う志向。

それは人間にとって抗いがたいものである。時としてそれは自らによる完全なコントロールへと繋がる。もちろんアメリカの映画だからそれが実社会のどう言うものを意味するかは推さずとも知るべし。

このあたりの映画作りの志向、と言うか嗜好もレガシー。

反コントロール側の臭いをさせる小道具、例えばバラバラしたエンジン音を響かせるバイクもレガシー。(そう言うものを象徴的に見せるのがもっとレガシー。)


なぜ最近の見た目が新しい映画は中身がこうしてレガシーなのが多いのだろう? 「アバター」も見せ方が新しいだけで中身は相当にレガシーだった。見せ方に力を入れすぎて中身に回らないのだろうか。結局、見た目はすごいけれども後に残る新鮮さが感じられない。

そうした意味で良かったのはやはり「MATRIX」か。

この映画、KLを走るLRT電車の中に壁一面のデカい広告写真が掲載されていたのでちょっと見てみたいなと思っていた。けれども、これ以上何かこの映画について考えたり書いたりしたいとは思えなくなってきた。



Legacy:(1)遺贈(財産) (2)時代遅れ (3)スバルの車
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