温泉クンの旅日記

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小樽運河界隈(1)

2011-08-14 | ぶらり・フォト・エッセイ
  <小樽運河界隈(1)>

 堺町の交差点そばにあるコインパーキングに車を止め、運河に向かった。

 <小樽>という地名を見たり聴いたりすると、わたしは、瞬間的に脳裏に小樽運河の風景が浮かんでしまう。



 あちこちで、人力車の客引きがいる。交差点では信号四か所にいて、驚かされる。もっとも目当てはカップルで、男ひとりでは客とみなさないのか声もかけてくれないのがありがたい。



(ひさしぶりの小樽運河だ・・・)
 運河のあたりには、さすがに観光客が多い。



 なるべくいいカットで画像をとりたいのだが、群れをなしている観光客たちをまったく入れずに写真をとるのはかなり難しいものがある。



 この小樽運河は「埋立て式運河」といって、陸地を掘って河をつくらずに、小樽湾の海の沖合を埋め立て、陸地とのあいだを河としたものである。
 運河は、海上の船から艀を使って荷物を運びいれて人力での荷揚げに主につかわれた。戦後に交易が衰退して運河が使われなくなると、河は悪臭漂う無用のものとなっていった。

 やがて運河を全面的に埋めて道路に変えようと行政が動きだすが、保存運動が沸き起こった結果が現在の小樽運河となった。

 さきほどちょっとだけ立寄った店で、倍速スピードで並べている商品をみて出て行こうとしたら、もっとゆっくり見ていってくれという。
 とりあえずは運河をみたいので急いでる、と言ったら、
「あのね、運河のいいのは夜なんだよ」
 と、ド素人はこれだからだめだみたいに切り返された。
「まあ、わたしもできれば夜もいきたいんですけどね・・・」
 そうはいっても、小樽宿泊でないのでわたしには夜の選択肢はないのである。



 半分ほど埋め立てガス灯や散策道路を整備された運河は、いまでは小樽のメインの観光スポットになり、1996年には都市景観百選を受賞する。



 最近水質がきれいになった小樽運河を、船でクルーズして河から古い街並みを観光するようなコースもできたらしく、料金と時間が手ごろなら利用してもいいかもしれない。



 運河の向こう岸には、煉瓦や石で造られた歴史ある倉庫が連なっている。
 裏のほうに廻ってみた。
 古い倉庫の雰囲気をうまく活かして、それぞれ店などにしているようだ。



(ここは、小樽ビールか・・・)
 営業時間中みたいだが、まだ運転するので小樽ビールを呑むわけにはいかない。残念だが・・・。


  ― 続く ―


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