温泉クンの旅日記

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天童温泉、ほほえみの宿(3)

2016-11-20 | 温泉エッセイ
  <天童温泉、ほほえみの宿(3)>

 夕食は、オープンキッチンとワインセラーの周りを個室がぐるりと囲むように並ぶ食事処だった。


 
 前菜は赤西貝の素焼き、あけびの甘味噌子持ち昆布、さんまの西京焼き、長芋梅肉ピクルス、芋がらきんぴら白昆布巻、ブランディー焼き栗、だだちゃ豆豆腐紅花入りソース。
 それに海の幸盛り合わせの刺身。



 どれも上質で上品な量が、酒呑みには嬉しい。
 芋煮の大鍋とサラダバーは個室の前に用意されていて、セルフで好きなだけ食べられる。



 滝の湯は七反歩の自家農場を持っていて、その畑の循環型有機農法で収穫される農産物をメインに宿泊客に提供しているそうだ。同じ規模のぶどう園もあり、有機ワインもつくっているというからすごい。
 さっそく熱い芋煮を一杯いただくとするか。



 山形の内陸の芋煮は牛肉醤油味、滝の湯も村山だからこれだ。ついでにいうと、宮城芋煮は豚肉味噌味でちょっと見は豚汁ふうである。山形でも海側の庄内は宮城と同じだ。
 芋煮もそうだが料理の味付けにはほぼ天然調味料を使用している。
 凌ぎ替りは名物かいもち(そばがき)揚げ胡麻タレである。



 揚げたそばがきは珍しいが、やっぱり上山温泉の近くの原口蕎麦のそばがきが一番旨かったと思いだしてしまった。
 肉料理は山形牛肉と陶板焼きで地元野菜つけタレ。





「さし」の入り加減がいかにも旨そうだ。面倒なので三枚とも一気に焼いてぱくぱく食べてしまった。
 焼物は鮑蒸し海老ソテー チリグラタンソース。


 
 魚料理は吉次と風呂吹き大根。



 大好きな吉次(キンキ)がもうすこし大きければと残念がってしまう。まったく我がままなヤロウである。


 
 漬物、ふきのとう味噌 玉こんにゃく紫蘇漬けで最後の一杯を呑み切ると、つや姫のごはん、椀物は清まし汁野菜真丈に花弁茸であった。
 最後のデザートまでしっかり食べきったので腹が一杯だ。




  ― 続く ―


   →「上山名物、原口蕎麦」の記事はこちら
   →「天童温泉、ほほえみの宿(1)」の記事はこちら
   →「天童温泉、ほほえみの宿(2)」の記事はこちら



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