<別府八湯 [2]別府温泉>
建物を見た瞬間に、温泉好きなら間違いなくワサワサと血が騒ぐだろう。

「すごい。なんとも風格のある建物だ・・・スバラシィ。想像していたものより
ずっと大きい!」
思わず声に出してしまう。
この建物が、別府温泉のシンボル的な「竹瓦(たけがわら)温泉」である。赤い
郵便ポストも建物と調和されている。
明治12年創設されてそのころは竹屋根葺きの浴場だったそうで、その後瓦葺きに
改築されたところから竹瓦温泉の名称となったそうだ。
正面は唐破風造の風格のある屋根を持つ。見上げると鳩の巣があった。

暖簾をくぐると右に受付があり、ここで入湯料を支払う。普通浴と室内の砂湯が
ある。わたしは迷うことなく普通浴の100円を選んだ。涙がでるほど安い。砂湯は
心づもりがあるので、ここではやめておく。

(ほォー、更衣室からはるか下に浴槽があるのか・・・)
衣類を脱ぎ散らかすと、階段を急いで降りる。早朝だからだろうか、先客はふた
り。常連にみえるおじさんと若者だ。常連が「にいちゃん、熱いだろ? 水で薄め
ていいよ」と声をかけていた。
わたしも掛け湯をたっぷりして、ゆるゆると熱い温泉に身体を沈めた。小気味い
いぐらいに噛み付いてくる熱さである。みるみる身体が目覚め、眠気がとんでい
く。
泉質は炭酸水素塩泉。無色とあったが、かすかに鶯色の熱めの湯だ。もしかした
ら高温の温泉に長年痛めつけられた浴槽の、表面が焼けて変色したのが湯を透かし
て見えたのかもしれない。
湯上りは天井の高いなんともレトロな雰囲気のロビーでくつろげる。どこもかし
こも掃除が行き届いており、ここの従業員の職場への愛着が感じられる。

この風格ある温泉が百円玉一枚とは、なんとも得した気分になれる温泉である。
竹瓦温泉・・・横浜からはるばる来た甲斐があったな。そう、強く思う。
→別府八湯 [1]観海寺温泉はこちら
建物を見た瞬間に、温泉好きなら間違いなくワサワサと血が騒ぐだろう。

「すごい。なんとも風格のある建物だ・・・スバラシィ。想像していたものより
ずっと大きい!」
思わず声に出してしまう。
この建物が、別府温泉のシンボル的な「竹瓦(たけがわら)温泉」である。赤い
郵便ポストも建物と調和されている。
明治12年創設されてそのころは竹屋根葺きの浴場だったそうで、その後瓦葺きに
改築されたところから竹瓦温泉の名称となったそうだ。
正面は唐破風造の風格のある屋根を持つ。見上げると鳩の巣があった。

暖簾をくぐると右に受付があり、ここで入湯料を支払う。普通浴と室内の砂湯が
ある。わたしは迷うことなく普通浴の100円を選んだ。涙がでるほど安い。砂湯は
心づもりがあるので、ここではやめておく。

(ほォー、更衣室からはるか下に浴槽があるのか・・・)
衣類を脱ぎ散らかすと、階段を急いで降りる。早朝だからだろうか、先客はふた
り。常連にみえるおじさんと若者だ。常連が「にいちゃん、熱いだろ? 水で薄め
ていいよ」と声をかけていた。
わたしも掛け湯をたっぷりして、ゆるゆると熱い温泉に身体を沈めた。小気味い
いぐらいに噛み付いてくる熱さである。みるみる身体が目覚め、眠気がとんでい
く。
泉質は炭酸水素塩泉。無色とあったが、かすかに鶯色の熱めの湯だ。もしかした
ら高温の温泉に長年痛めつけられた浴槽の、表面が焼けて変色したのが湯を透かし
て見えたのかもしれない。
湯上りは天井の高いなんともレトロな雰囲気のロビーでくつろげる。どこもかし
こも掃除が行き届いており、ここの従業員の職場への愛着が感じられる。

この風格ある温泉が百円玉一枚とは、なんとも得した気分になれる温泉である。
竹瓦温泉・・・横浜からはるばる来た甲斐があったな。そう、強く思う。
→別府八湯 [1]観海寺温泉はこちら
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