温泉クンの旅日記

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続・三朝温泉(1)

2012-10-28 | 温泉エッセイ
  <砂丘と温泉(1)>

 素ラーメンを食べてまっすぐ三朝温泉に向かうにはちょいと早いので寄り道をする。
 鳥取まではるばる出掛けて二百五十円の素ラーメン一杯だけ、観光無しなのと誰かに突っ込まれるのも業腹だ。鳥取で観光といえば鳥取砂丘、水木しげるロード、白兎海岸あたりがベストスリーである。

 鳥取(浜坂)砂丘だ。



 日本三大砂丘というと鹿児島の吹上浜、静岡の遠州浜とか青森の猿ケ森浜、千葉の九十九里浜などいろいろあってごちゃごちゃと難しいが、まあここは三大のなかに確実にはいるほど広いのは間違いない。



 砂丘と日本海に沈む夕陽、誰もまだ足を踏み入れない早朝などに強い風が、広い砂丘をキャンパスにして描きだす筋状の風紋や、風によって崩れ落ちたあとの形が簾を思わせる「砂簾(されん」」はすばらしいそうである。

 高浜虚子が鳥取砂丘を詠んだ俳句「秋風や 浜坂砂丘 少し行く」にならって、砂浜を歩くが、砂が履物に入りこみだしたのでほんの少しで引き返してしまった。



 わたしが行くところの先々でご当地ソングのいつも水森かおりが待ち受けている。ここでもそうでヒット曲「鳥取砂丘」は歌詞がなかなかいい。今日などは三番の歌詞「二度と昨日へ戻れぬように 砂が足跡消して行く」がまことにぴったりの情景だ。

 砂丘を後にして三朝温泉に車を走らせながら、急に今夜の宿が気になりはじめる。
 何回も三朝温泉に行っているのだが泊るのは初めて、なのに宿についての下調べはまったくしていない。
 とにかく、あまりに安い宿賃なのだ。なんと、一泊二食で六千円。ちゃんとトイレ付きの部屋でである。
 夕食はどんなのでもいいが、温泉街から相当離れているのだろうか。ボロボロの民宿みたいなところかもしれない。



 三朝温泉にはいり、止めた車から宿に電話をいれて道順を訊いた。
 温泉街を貫いて流れる三徳川(三朝川)に架かっている橋は二本ある。
 西(下流)側のほうの「三朝橋」を渡って、すこし行った左側にあると聞いて、嬉しくなる。三朝橋は温泉街の中心に近い。立地は申し分ないところである。



 橋のたもとには上から丸見えの露天風呂があるので有名だ。



 上流にあるもう一本の橋は「恋谷(こいたに)橋」といって縁結びの伝説があり、恋のパワースポットとして多くのカップルが訪れるそうだ。



 その昔、カジカガエルの声に導かれた男女が出会い、恋を成就させたという。この橋をテーマにした恋愛映画「恋谷橋」が最近映画化されたらしく、街のあちこちにポスターが貼ってあった。



 着いた・・・ここだ。



 けっこう立派な宿でとてもびっくりする。
 本当に六千円だったろうか、とこんどは宿賃が心配になってしまう。


  ― 続く ―


  →「鳥取、素ラーメン」の記事はこちら
  →「三朝温泉(1)」の記事はこちら
  →「三朝温泉(2)」の記事はこちら
  →「水木しげるロード(1)」の記事はこちら
  →「水木しげるロード(2)」の記事はこちら


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