<弘前城、追手門界隈(1)>
ふつう、城の正面の門を「大手門」というのだが、弘前城では「追手門」と呼ばれている。

追手門の一帯には歴史的な建造物が多く、わたしが観たくてしかたがなかった旧弘前市立図書館もここにあるのである。

追手門のすぐそばにある市立観光館の地下駐車場に車を入れた。この駐車場、一時間以内なら駐車料金が無料ということで、観光客にはなんとも嬉しい。

弘前市立観光館では観光拠点として観光情報の提供のほか、津軽の伝統工芸品の展示販売、郷土料理のレストランなどもある。
これが、旧弘前市立図書館・・・である。

八角形の塔を左右に配した木造洋風三階建で、なかなかに美しいフォルムだ。ルネッサンス様式の洒落た建物が、東北の津軽地方にあるのがちょっと信じられない。
津軽藩は、いち早く西洋文化を取り入れるために中央から数多の職人を招聘したり、地元職人を技術習得のため中央に派遣するなど、津軽の産業の振興を図った。
そうした結果のひとつが、現在にまで残る明治の洋風建築なのである。
中をゆっくりと見学する。

階段は螺旋になっており、思ったより広い。

明治三十九年(1906年)というからとっくに百年を超えている建物だが、清潔に掃除が行き届いていて、保存状態がとてもいい。


こんな部屋で、珈琲を飲みながら本を読んでみたい。

ひととおり観終わり戻って靴を履いていると、静かな雰囲気を一瞬で壊す団体客がどっとやってきた。
― 続く ―
ふつう、城の正面の門を「大手門」というのだが、弘前城では「追手門」と呼ばれている。

追手門の一帯には歴史的な建造物が多く、わたしが観たくてしかたがなかった旧弘前市立図書館もここにあるのである。

追手門のすぐそばにある市立観光館の地下駐車場に車を入れた。この駐車場、一時間以内なら駐車料金が無料ということで、観光客にはなんとも嬉しい。

弘前市立観光館では観光拠点として観光情報の提供のほか、津軽の伝統工芸品の展示販売、郷土料理のレストランなどもある。
これが、旧弘前市立図書館・・・である。

八角形の塔を左右に配した木造洋風三階建で、なかなかに美しいフォルムだ。ルネッサンス様式の洒落た建物が、東北の津軽地方にあるのがちょっと信じられない。
津軽藩は、いち早く西洋文化を取り入れるために中央から数多の職人を招聘したり、地元職人を技術習得のため中央に派遣するなど、津軽の産業の振興を図った。
そうした結果のひとつが、現在にまで残る明治の洋風建築なのである。
中をゆっくりと見学する。

階段は螺旋になっており、思ったより広い。

明治三十九年(1906年)というからとっくに百年を超えている建物だが、清潔に掃除が行き届いていて、保存状態がとてもいい。


こんな部屋で、珈琲を飲みながら本を読んでみたい。

ひととおり観終わり戻って靴を履いていると、静かな雰囲気を一瞬で壊す団体客がどっとやってきた。
― 続く ―
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