新栄堂の占い日記

私はプロの占い師ですが、鑑定をしながら日頃感じる事…を書いております。

感性の違い。

2018年05月30日 | 四柱・その他


上図は或る男女の命式です。
向って左側は女性の命式、右側は男性の命式です。

女性の命式は、日干:丙の偏財を中心とした食神と敗財の並び。
五行を見ると、水の官星と木の印星が少々弱いかも知れません。
気の流れは、敗財(火)→ 食神(土)→ 偏財(金)と気が流れます。
敗財も食神も偏財も情を欲する星で、人情的なところがあり、人とのコミュニケーションを大切にしながら、人生を楽しく生きたいと思うタイプです。美味しいものを食べ、好きな人と一緒におしゃべりしながら…
その為にはお金も必要なので、中には商売をする人も居ます。

男性の命式は、日干:壬の印綬を中心とする印綬と比肩の並びの命式です。
五行を見ると木の食傷と火の財星が少々弱いかも知れません。
気の流れは五行上の土の官星が金の印綬を生じ、太過した印星が旺相する水の比肩を生じています。
自我が強く理知的で少々理屈っぽいところがあり、知的好奇心が旺盛な人が多い様です。

女性の命式は敗財→ 食神→ 偏財と気が流れ、男性の命式は官星→ 印星→ 比肩ですので、気の流れは逆ですね…。
この女性は、情を求め、心の触れ合いや気持ちを共有することに価値を置きます(もともと、女性はその様な傾向があります。)が、男性の方は情よりも知を優先しやすくなります(もともと、男性はその様な傾向が強いですが…)。

例えば、このお二人が夫婦になって会話をする場合…
女性の方は自分の気持ちを理解して欲しい、情を受けとめて共有して欲しいという欲求があり、それが満たされると幸福感(満足)を感じます。
しかし、この男性は、情よりも思考(印綬)タイプですので、女性から相談を受けると、その情(気持ち)を受けとめるよりも、何か答えを出そうと必死に考えます。そして、考え過ぎてややネガティブな答えを出す場合もあります。
女性は、自分の気持ちを共有して欲しかっただけの場合もありますが、印綬や比肩の強い男性は、必死になって答えを出そうとします。比肩や印綬は財星(情)を尅すからでしょうか…。

このお二人、干支合がけっこうあります。
干支合が多いと、縁があると言われています。
・女性の日干の丙と男性の年月の辛で、水が発生します。水は女性にとっては官星、男性の場合は比肩となります。官星は良いのですが、比肩はチョットですね…。
・女性の時干の丁と、男性の日時の壬が干合して木が発生します。木は女性は印星、男性の場合は食傷になります。
・女性の月日の支に申辰があります。男性の日時に辰子があり、男女で申子辰水局します。水局すると男性の場合は比肩が強くなりますね…。
・その他、女性の時支の酉と、男性の月支の丑が半局しますし、女性の日時の辰酉と男性の年日の酉辰が支合しています。…このお二人、縁はあるが、感性は逆かも知れませんね…。

もともと、男女は天と地です。男性は肩幅が広いので天、女性は腰幅が広いので地ですね…。
男女は平等ですが、お互い、役目は異なります。
昔から、男は度胸、女は愛嬌とも言われています。
お互いの違いを理解して楽しく暮らしたいものですね…。
仲の良い夫婦は、それだけで幸福だと思います。

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コメント (1)
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