新栄堂の占い日記

私はプロの占い師ですが、鑑定をしながら日頃感じる事…を書いております。

性格の違い。

2016年10月26日 | 今日の出来事

上図は或る二人の命式です。
向かって左の命式は…
日干:癸の、天干に財星と官星とが並んだ命式ですが、五行(木火土金水)を見ますと、財星と官星だけに星(●)が固まっています。
この様に、比肩(自星)が1個で、天干に財星と官星とが並び立ち、五行にも財官合わせて7個以上の星(●)が固まる命式を「財殺の命」と言います。
表の天干の並びは、財官ですので、運気の良い時は、地位や財産にも恵まれますが、運気が悪くなると全てを失う暗示もあります。
財官は現実的な星ですが、その財官をコントロールするのはあくまでも自分です。
財星は優しいさを表す場合もあり、官星は責任感を表す場合もありますが、この様に自星(比肩)が1つの場合は、財官をコントロール出来ずに、それらに振り回されてしまう傾向が出て来るのです。
1つの自分で3つを抱きかかえ、4つを背負う形になりますので、自分が無くなってしまいコントロール不能となる場合が出てきます。

向かって右の命式は…
日干:己の劫財と比肩とが並ぶ命式で、五行でも土に星(●)が固まっている命式です。
土は、十二支に4個あることから、固まりやすいとも言われていますが、この様に、全ての星が比肩(土)に固まった命式も珍しいものです。
自星に星が固まるということは、物事の発想が自分を中心としているという事です。
自分がどう思うか…
自分が納得できるかどうか…
判断の基準が自我にあるわけです。
ですから、周りに振り回されることはありません。
しかし、ともすれば、我儘で自己中心になり、孤立する場合も出てきます。

左側の「財殺の命」は、周りに気を配り、最終的には振り回されてコントロール不能となる場合もありますが、右側の比劫が固まる場合は、人の意見を聞くことなく、一か八か物に賭けて大金を流す場合もあります(運気の悪い時)。
左右の命式は、正反対のタイプの様な命式ですが、共に運気が良くて波に乗っている時は良いのですが、五行のバランスが大きく崩れる時は、大きく損失を被る場合も出てきます。
ご自分の命式を良く知って、それを活かす事が大切だと思います。

クリックしてね
オンライン講座



コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする