テコンドー・オムスクール ブログ

テコンドー・オムスクールの日記

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俳優 武田健(ケンではなく、タケシ)

2006-10-23 22:38:15 | 特別編
先日、綾瀬会員の武田健さんが舞台に出演しました。一部の会員が会場まで足を運びましたが、俳優・武田健には絶賛の嵐でした。
そんな武田さんからコメントをもらいましたので掲載します。

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綾瀬会員の武田です。

10/11~10/15まで中野ザ・ポケットにて舞台「アルジャーノンに花束を」に出演しました。
劇場まで足を運んでくださった会員の皆様、本当にありがとうございました。勝手ながらこの場を借りてお礼と報告を。

練習を一ヶ月近く休み、9月の審査を諦め、府中大会を諦め、無事に千秋楽まで終えることが出来ました。
あまりに道着が引き出しの奥に眠っているので本番の前のアップでは道着の下を履いてストレッチ・・・。やはり一番動きやすいですね!!テコンドー道衣!!

楽しいテコンドーの練習を休んでまでやる演劇。その魅力と俳優というお仕事について少々紹介を。実はこの仕事、情操教育にもとても効果があるのです。

俳優という職業、ジャンルで分けると半サービス業で半職人業といった感じでしょうか。
もちろん観客に楽しんでもらうという点でサービス業ですがそれまでの家庭はまさに職人の仕事。
例えれば彫刻を作るように自分の体と心を演じる役の人間に変えていく、そのやり方は各々の俳優によって多少違いますが、まず第一に行うのが演じる役の分析。
その人物がどういう人間なのか、各場面で何を考え何を感じているのか。細かく分析していきます。
実はこれが演劇が情操教育に良いと言われる大きなポイント。他人の気持ちを理解する練習になるのです。

その後自分の分析した役を作り上げて舞台稽古に入るのですが、そこれは他の演者や演出家と必ず意見がぶつかります。そこでは相手の意見をどう受け入れ、自分の意見をどう主張し受け入れてもらうのかの能力が常に問われます。正に人と人とのコミュニケーションの基本がそこにあります。私の所属する事務所には子役が多いのですが、いわゆる売れている子ほど礼儀正しく接しやすい。そして自分の考えを持っている感じがします。
舞台上、画面上でフィクションの日常を作るためには本当の日常を理解しなくてはいけない。この事実が大きく影響しているのでしょうか。

ここオムスクールもシビアな面、楽しい面も含めて小さな社会であり、日常であると思います。人は絶対に一人で生きる事は出来ない事実。それならばやはり社会の中で学ぶしかないのでしょう。僕にとってもこの道場はいろいろな職業や国や年齢の人々と触れ合える大切な場所です。

さて私もそろそろ小さな社会へ復帰しようと思います。
私が舞台をしている間みっちり鍛えていた皆さん、どうぞマッソギはお手柔らかに、、、。ボコボコにしないでね!!

オムスクール綾瀬 武田健

感動をありがとう!!