ニョニョのひとりごと

バイリンガルで詩とコラムを綴っています

5月2日、517回目の「火曜日行動」です。

2023-05-02 17:54:57 | 火曜日
世間は連休連休と大騒ぎですが、朝鮮学校の子供達の学ぶ権利をまもるための行動には連休はありません。



今日のレポーターはハルモニ会の井上さんと横道さんです。写真撮影は松尾さんとニョニョです。今日も心ひとつに発信してまいりますね。



長崎さんの第一声始まりました。

☆長崎さん

府庁でお勤めのみなさま、ご通行中のみなさま、こんにちは。
爽やかな日です。連休に入る前の火曜日行動です。
昨日はメーデーでした。8時間働いて人間らしく暮らす、というのがメーデーの始まりでした。この火曜日行動も、子どもたちが自分のルーツをありのままに認め、自分の国の文化やことばを誇りを持って学べるという当たり前のことが通るようにと始まって11年になります。

朝鮮学校の活躍はいろんな場で報告されていますが、音楽や文化の分野では先日、京都の中高級学校が全国大会で特別賞をとられました。少ない人数での中、すばらしい快挙でした。

来たる5月21日には「ワタシタチハニンゲンダ」が東成区民センターで上映されます。

入管法改悪が衆議院法務委員会を通過し、衆議院本会議にかかろうとしています。

ウィシュマさんが医療や治療を受けられずに亡くなったことが大きな問題となりました。私たちが毎週訴えている、なぜ朝鮮学校が日本にあるのか、なぜ朝鮮学校ができたのか、日本の植民地支配の中でことばや文化が奪われたというのはどういうことだったのか、その中で入管法を見た時、過去の植民地支配を踏まえて未来に向けるという法律ではなく、根本には植民地時代と相変わらず治安と管理という対象で捉えてきた、それがそっくり外国人の方々に適用されているということが明らかになる映画です。 
21日は高賛有監督のトークもありますのでまたみなさんに来ていただけたらと思います。

ここにはいろんな立場の人が立っています。朝鮮学校に子どもを送って来た保護者、朝鮮学校の現場で働いて来たソンセンニム、そして多くの日本人。今日もマイクをリレーしていきたいと思います。




火曜日バンドは不滅です❗



若い方がアピールされています。

☆ヨシナリさん

みなさん、こんにちは。東大阪市から来ました、ヨシナリと申します。

自宅の近くに大阪朝鮮高校があります。時々、登下校される子どもたちの姿を目にします。朝鮮にルーツを持たれる生徒さんがほとんどと聞きます。戦中戦後日本に残った在日朝鮮人の人は大変な苦労をされたと聞きます。朝鮮学校はそんな方たちだけの力で作った学校です。

先日、「差別」という映画を見ました。財務、建設、それに携わる労働力、自分たちで作った学校だと知りました。朝鮮学校への進学という選択を経済的な問題で断念する子どももいると聞きました。進学先にどのような思いで子どもたちは通学されているのでしょうか。日本の子どもは認められている補助金で賄われていますが、どうして同じようにしてやれないのかと同じ親としてほっとけません。声をみなさんと共にあげていきたいと思います。よろしくお願いします。



大野さんがマイクを持たれました。

☆大野さん

アンニョン ハシムニカ ご苦労様です。

まだ選挙が堺で残っています。5月1日急遽、少子化対策と称し、たくさんある空き家を若い人が使うなら最大120万円を補助するという発表がなされたようです。先着順30名への補助金。選挙目当て丸出しです。もちろん維新ですが。

先日、民族教育ネットワークの集まりに行く機会がありました。山本かほりさんが講師で、いい話をいっぱい聞きました。大学の時にある在日の人が、それまで通名で、大学入学と同時に自分は朝鮮人であると本名を名乗った、それまで運動とは一切関わりのなかった彼女がが、その時ハッと思ったそうです。それ以来、在日朝鮮人だけではなく在日外国人すべての権利問題に取り組むようになったそうです。
愛知大学の教員になると同時に名古屋の朝鮮高校と知り合い、一人ひとりの生徒の話を聞くと、なんでこんなに純粋なのか知りたいと、朝高の生徒と朝鮮へ11回行かれたそうです。
祖国を思う気持ちや言葉を学ぶとかどうしてそこまで一生懸命なのかわからなかったが、実際に朝鮮に一緒に行って気づいた。生徒たちが、あ、これが祖国なんだ、という感覚を持ったのがわかったその時に疑問は解けたそうです。山本さんの純粋さもさることながら、朝鮮の国がいかに在日朝鮮人にとって祖国であるのか故郷であるのか、朝鮮学校でことばを勉強しているから朝鮮に行っても喋れる、これが朝鮮学校が必要である根底の意味だろうと思っています。

私たちも勇気をもらいます。もう20年若かったらという思いがいつもありますが、新しい仲間も得て、一日も早く朝鮮学校への補助金復活、無償化適用を実現させたいものです。



古川さんがアピールされました。

☆ 古川さん

奈良から来ました古川と申します。
今、「北朝鮮からミサイルが飛んできた」などと、戦争を煽るニュースが盛んに流されています。
みなさん考えてください。何で戦争をしなくてはならないのでしょうか。
何故、戦争で人々を傷付けたり殺したりしなくてはいけないのでしょうか。
どうして我々が互いに憎み合わなければならなのでしょうか。
わたしの言いたいことは一つ! 憎しみは止めろ!

みなさん! どうして同じ人間である朝鮮の人達を差別しなくてはならないのでしょうか。
日本の我々は嘗て朝鮮半島を支配し、神社参拝を押し付け、日本語を押し付けました。
そういうことを考えると、朝鮮学校を守り、民族の言葉を守らなくてはならないのは当然だと思います。
朝鮮学校を差別するのを止めてください。行政が差別するのを止めてください。
頑張りましょう。ありがとうございました。






女性同盟の呉さんがアピールをされ、玄さんを先頭に、
全員でシュプレヒコールと合唱「声よ集まれ 歌となれ」を繰り返しました。

☆ 呉さん

みなさん お疲れさまです。
わたし達は朝鮮高校無償化と大阪府・市の補助金再開を求め毎週ここに立っています。
今日は大阪朝鮮初級学校のオモニと参加しています。

先日ここにも来て下さった、韓国のキム・ドヒ監督の映画「差別」を観てきました。
朝鮮学校への差別を纏めてくださった、すごくいいドキュメンタリー映画でした。
わたし自身も映像をとったり編集したりするのに興味があるのですが、この様に活動を記録に残すことが、すごく大事であることを再確認しました。

わたし達が何年間も訴え続けていて、まだ解決されていないのですが、裁判の様子とか、高校生だった人が今年朝鮮学校のソンセンニムになられたり、映像を見ながら訴え続けていくことが凄く大事だと思いました。
皆さん! これからも諦めずに頑張っていきましょう。よろしくお願いします。

☆ 歌とシュプレヒコール

♫『声よ集まれ、歌となれ』

・子どもたちの学ぶ権利を保障せよ!

・朝鮮学校の子どもたちを差別するな!

・朝鮮高校に高校無償化を適用せよ!

・朝鮮学校の補助金支給を復活させよう

・行政が差別するな!




大村さんのアピールです。

☆ 大村さん

ご通行中のみなさん、府庁で働いているみなさん。517回目の火曜日行動です。
先日、北大阪朝鮮初級学校の公開授業に参加させていただきました。
今年から、北大阪初級学校、城北初級学校、福島初級学校の3校が統廃合して北大阪朝鮮初級学校となりました。
今まで大阪府下に8校あった初級学校は4校に統廃合されました。
本当に寂しいと思いますし、城北朝鮮初級学校も65年間の歴史に幕を閉じました。

でも、こども達は人数が倍以上になって、たくさんの友達を得たことで生き生きと楽しく学んでいました。そのことがとても嬉しかったです。

保護者の方、家族の方、たくさん来られて廊下はいっぱいになりました。
民族の言葉・歴史・文化を学び、生き生きとアイデンティティを守っていくのだ、という思いがあふれていました。

わたしもその様子に、絶対に朝鮮学校を守っていかなくてはならない。大阪から朝鮮学校を無くすようなことは絶対してはいけない。政府や行政の差別は朝鮮学校を亡くそうとすることだと思い、絶対に止めなければならないと強く感じた一日でした。



最後の歌は大村さんの音頭で、「勝利のその日まで」❗❗❗



駐輪場での申送りです



来週も頑張ります、勝利のその日まで!
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