ニョニョのひとりごと

バイリンガルで詩とコラムを綴っています

6月16日、152回目の「火曜日行動」です。

2015-06-16 14:55:48 | 火曜日
6月16日、152回目の「火曜日行動」です。






  152回目の「火曜日行動」が始まりました。長崎さんの溌剌とした声が響き渡ります。









  古賀さんもスタンバイOKです。





  入院中の館山さんの席には奥様が駆けつけて下さいました。館山さんはご自分の足の痛みより「火曜行動」に参加できなくて申し訳ないとおっしゃっているそうです。本当に頭が下がります。有難うございます。
















   今日はいろんな横断幕がとても大きな役割をしました。全国から連帯の横断幕が送られて来たら大きな力になるだろうなぁ。







  生野初のオモニたちが来られ府庁前がパーと明るくなりました。




























「火曜バンド」今日は3人です。木村さんの娘さんが又来てくれました。百人力です。















マイクアピールが続きます。伊関さんは差別と切り捨てを止めない限り大阪の発展は無いと仰いました。W玄さんは3世としての気持ち、ウリハッキョに子供を送る保護者としての率直な気持ちを訴えました。女性の玄さん宅には4人のお子さんがいらっしゃるが幼・初・中・高と4教程が初めてそろったそうで、政府と、大阪府、大阪市の差別政策が家計をどれほど苦しめているかを切々と訴えられました。
本当にそうやで、松井さん、橋本さん、安倍さん、わかってますの?














「この三世のオモニは、大阪府、大阪市が補助金をストップしていることに対して子どもから「朝鮮人は何か悪いことしたの? 朝鮮学校に行くことは悪いことなの?」と質問され、親としてまともに答えられないと訴えられていました。朝鮮学校に通い、母国語を学び、歴史を、文化を学ぶことは決して悪いことではない、この当然のことが何故聞き届けてもらえないのでしょうか、という悲痛な叫びは朝鮮学校の学父母の普遍的な、そして当然の声です。」(中山さんのレポートです。)


   (横道さんのレポートを紹介します。)


   「今日はお二人のアピールの一部から。

★「日本政府が国際人権委員会の勧告を受け入れ、子供の学習権を認め保障する国になるか、日本は問われている」(3世の男性)
★「国際色豊かな日本をつくっていくためにも朝鮮学校は必要」(3世のオモニ)

私は朝鮮学校を訪問する度に、人間性豊かな学校の雰囲気に魅了されます。オモニの言葉のとおりです。」([横道)




オモニとしての想いと子供たちへの想いを込めて安さんが歌ってくれました。





長崎さんは歌を聴きながら今日も涙されました。 でも涙をぐっとこらえ最後のシメをしてくださいました。





  最後の歌の前に私も一言言わせていただきました。

 「どこの親が自分の子供に意地悪をしなさいと教えるでしょうか。大阪府庁は大阪府民のお父さん、お母さんのはずなのにどうして府民に朝鮮人に意地悪せよと教えているのか!」と・・・


  皆さんのアピールを聴きながら感じたことを言った後、みんなと一緒に今日も「この坂を上れば」を合唱いたしました。









   「火曜行動」終了後いつもの駐輪所に集まりました。大村さんが「朝鮮学校物語」という本を紹介されました。

   この本は韓国で先に出版されたものですが、このたび日本版編集委員会の手によって翻訳され加筆され世に出ることになったのです、

   「あなたは、朝鮮学校の本当の姿を知っていますか?」

   「日本の中の朝鮮学校はどのように生まれどんな教育をしているのか―韓国で広く読まれた、隣人を知るための入門書」と、表紙に書かれています。

    是非お手元に置いてください。俳優の権海考さんや大阪在住の李明玉さん、京都在住の具良弁護士等の文も掲載されています。本の収益金は無償化連絡会や裁判の財政源になるそうです。


    私も買わせていただきました。1200円です。是非ご購入下さい。









 
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

15年前の2000年6月15日に書きました。「手」バイリンガル

2015-06-15 15:04:25 | 詩・コラム
 今日は6・15南北共同宣言が発表された日です。

 その日、教室で生徒たちと涙を流しながら両首脳が固く手を取り合う感動の瞬間を見ました。その日の夜に書いた詩です。




 

[손]

그 순간
두손 맞잡은 순간
내 가슴의 얼음덩이는
뜨거운 이슬되여 흘러내렸다

평양의 하늘아래 펼쳐진
사랑의 화폭이여
꿈만 같은 상봉의 순간에
자꾸만 떠오르는 그리운 얼굴들이여

넋이라도 고향에 묻어달라 당부하시며
두눈 못감은채 숨지신 부모님도
이젠 시름 놓고 고이 잠드실가

이날 위해 낮과 밤이 따로 없었던
분회장도 분국장도 울며 웃는다
몇십번 잔 찧으며 손 잡고 춤춘다

미움보다 사랑이 더 뜨거움을
내 가슴에 심어준 두손이여
믿음만이 우리 겨레 살리는 길임을
내 심장에 새겨준 두손이여

떨어져 살수 없는 우린 살붙이
한 피줄로 손 맞잡고 나갈 때
통일의 꽃대문은 열려지리니

마주잡은 두손은 우리모두의 마음
추켜든 두손은 우리모두의 결심

하나된 큰손은 바로 나의 손
통일렬차 타고서 나도야 가련다
푸르른 조국강산 후대들에게 넘길 날
내 손으로 고향땅 쓰다듬으리

      (2000年6月15日)

     「手」

その瞬間
手と手を取り合った瞬間
胸の中の 氷の塊は
熱い露になり流れ落ちた

ピョンヤンの空の下で繰り広げられた
愛の画像よ
夢のような出逢いの瞬間に
しきりに浮かび上がる懐かしい顔たちよ

魂だけでも故郷に埋めてほしいと願われ
両目も閉じれないまま逝かれた両親も
今は心安らかに眠られるでしょうか

この日のために昼夜を問わなかった
分会長も文局長も泣いては笑い笑っては泣く
何十回も 杯酌み交わし手を繋ぎ舞い踊る

憎しみよりも愛がより熱いことを
私の胸に植え付けてくれた二つの手よ
信じることだけが我が同胞を生かす道であることを
私の心臓に刻んでくれた二つの手よ

分かれては暮らせない 私たちははらから
一つの血筋で手を取り合い進むとき
統一の門は開かれるであろう

握り合った二つの手はわたしたちみんなの心
突き上げた二つの拳はわたしたちみんなの決心

一つになった大きな手はまさしく私の手
統一列車に乗って私も行こう
青い祖国の山河を後世に託す日
自分の手で故郷の地を撫でさすらん

     (訳 2015年6月15日)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

あっという間の日曜日

2015-06-14 22:53:14 | 日記


日曜日です。義兄の1周忌の法要の準備と後片付けが長引き、仕事が溜まっていました。


  土・日は兵庫県で「イプニカップ」(初級部高学年のバレーボール大会)があったので、孫の応援に行かねばならなかったのですが、ぎりぎりまで考えて行かない決心をしました。溜まっていた仕事を片づけてしまおうと思ったからです。何故なら週が変ると又講演会や色々予定が有って締切日を守らなければみんなに迷惑をかけることになるからです。


  文学教室で作品の合評を続けていますが、チョンソリ63号用の作品と統一テーマーの作品がまだできていなかったのです。




  土曜日、朝から頑張ろうとしましたが、そんな日に限って嫌な習性がひょっこり頭をもたげます。

  私はなぜかいつもはそんなに神経質では無いのですが、作品創作に取り掛かるときはなぜかいつもは気にならない換気扇の油汚れや、洗面台の汚れが気になってついつい磨き始めるのです。

  部屋が少々散らかっていても気にならない人なのに、なぜか創作に取り掛からなければならない時に限ってタンスの中身が気になって、衣替えを始めたり植木の植え替えをし始めたりと妙なことを始めてしまうのです。嫌な習性ですね。


  せっかく土曜日に時間を作ったのにユナやリファの応援に行かなかったヒジョン君が気になり、リンゴを剥いたり、大阪城公園に連れて行ったりしていたら、一行も書けぬ間に夕方になってしまいました。


  おまけに、兵庫県に応援に行っている娘や嫁がつかれているだろうなと思い。頼まれてもいないのに「応援の帰りハンメの家においで、お好み焼き焼いて待っているからね。」なんてメールを送ってしまったからこれは大変!


  大阪城から帰ってからヒジョン君の昼寝を夫に頼んで、一目散にコノミヤにお好みの材料を購入しに出かけ、あれこれ準備していたら、夕食の時間になり、孫6人と大人たちみんなにお好み食べさせてフルーツを剥いてあげたりなんやかんやするのが楽しくて、すっかり創作のことは後回しになり、みんなが帰った後、後片付けをし終ったらもう寝る時間になってしまいと、てんやわんやの1日でした。


  日曜日!今日こそは頑張るぞと朝からヒジョン君が来ても無視をし、ひたすら机の前に座り書き続けました。構想はずっと前からできていたのですが、実際紙に向かって集中して書かなければ途中で駄目になったことが何回あったことか。集中力が切れたらおしまいです。ひたすら考えをまとめることに専念しました。

  やっと1作目の草稿が出来上がりました。文学仲間たちの合評を受けるため送信した後、気分転換をしょうとスファちゃん連れてベビーカーでロイヤルホームセンターに向かいました。お散歩の目的もありましたが植木の土が前々から品切れになっていたことがずっと気になっていたのです。

  それで出かけました。









  帰りに壺山に寄って野菜を入れて煮込めばすぐに出来上がるテールスープの冷凍品を購入してぐつぐつ煮込み簡易なテールスープを孫に届け私たちも食べました。

  その後は統一テーマの作品創作に取りかかりました。この詩もだいぶ前から構想は出来上がっていたので後は集中力だけです。

  何回も書き直しながら仕上げ文学仲間たちに送りました。お二人から有難い意見が届き又推敲です。でも草稿の段階より推敲の段階の方が楽しいです、詩友たちの合評が嬉しいのです。


   推敲をしているときに高さんが原稿用紙6枚の散文詩を送ってくれたので、それをワープロで打ちながら詩の抒情的主人公に思いを馳せました。(海女のリャンさんのお話でした。)


 6時過ぎ嫁も帰ってきたので、安心して仕事を続けました。8時ごろにやっと一段落ついたので、翻訳のもう一つの仕事は明日することにして簡単に夕食を済ませ、待ちに待った高井田の銭湯に向かいました。




  高井田の銭湯には一人で入れる壺湯が幾つもあるのですが、そこに入りゆったりと疲れを取りました。


  もうすぐ明日です。来週も忙しくなりそうです。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今週のお弁当と花たち

2015-06-11 08:17:42 | グルメ
今週のお弁当と花たちです。

























コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

6月9日、151回目の「火曜日行動」です。

2015-06-09 14:28:45 | 火曜日

6月9日、151回目の「火曜日行動」です。



  151回目の「火曜日行動」です。空はどんより曇っていますが、雨は上がりました。




  長崎さんの明るい声が道行く人々の心に届いているようです。
































  丹羽弁護士の事務所で色々と手伝って下さっていた山本さんが、退職されじかに自分の眼で「火曜行動」を見ようと府庁前に来てくださりビラの配布も一緒にしてくださいました。本当にありがたいことです。















  「火曜バンド」今日は3人でした。でも5~6人分の迫力で演奏を絶え間なく続けて下さいました。




  方さん、お久しぶりです。




  横さん気合が入っています。











  大阪朝高3年生担任の金致恵先生のアピールです。

  「…きょうは私の受け持つクラスの生徒たちが、先週でこの「火曜日行動」が150回を迎えたことを知り、自分たちも何か出来ることをしたい!ということで、この横断幕と,そしていつも火曜日行動で歌われる「この坂を上れば」の歌と、毎週金曜日に文科省の前で行われる金曜行動で歌われる「声よ集まれ、歌となれ」の歌を録音したものを持ってきました。

  この横断幕に書かれているのは「百折不屈」という朝鮮の四字熟語で、漢字の通り「幾度、挫折しそうになっても決して屈しない精神」を表します。これも生徒自身が使いたいといった言葉です。

  この言葉には自分たちが差別を受けるからと言って悲観したり、その現実から目をそらすのではなく、真っ向から立ち向かおう、自分たちは自分たちの出来る形で諦めずに闘って行こう!という生徒たちの気持ちが込められています。

  また、生徒たちはこの間に二曲の歌の練習を何度も何度も重ねたのですが、私もそれを傍で見ながら、歌えば歌うほど、この歌に込められた思いを生徒たちがかみしめているように思えました。

  「子供たちの笑顔、奪わないで、心のふるさとウリハッキョ守ろうと、手を繋ぎ、今日も果てしない坂道のぼる」

  「どれだけ叫べばいいのだろう、奪われ続けた声がある…君と一緒なら戦える」

  この歌詞一つ一つに誰のどんな思いが込められているのかを生徒たちは知っています。私はこんな生徒たちの姿を身近で見られる大人として、本当に胸が締め付けられる思いでした。


  生徒たちは自分の国の言葉を知っています、歴史を知っています、文化を知っています、そして誇りを持っています。生徒たちは自分たちのアボジオモニがなぜウリハッキョに通わせてくれているのかを知っています、たくさんの日本の方々が自分たちを支援してくれているのも知っています、この戦いが自分たちの問題だということも知っています、そして最後まで戦わなければならないという意志を持っています。

  なぜ、こんな生徒たちがこのような目を見なければならないのか、私は生徒たちを教える立場にいる大人として責任を感じ、「この坂を上れば」の歌詞にあるように子供たちの笑顔、心のふるさとを守るために、最後まで戦おうとおもっています。」


  素晴らしいアピールでした。何回も何回も胸が詰まりました。


  思い起こせば、昨年の9月17日、高校2年生だった彼らの前で2時間近くお話をさせていただいたことがありました。その日のことがありありと蘇りました。(最初は6月11日に講演会を予定していたのですが、講演会のその日の朝に義兄が亡くなり講演会を急遽中止せざるを得なかったことがありました。その日予定されていた講演を3か月後にさせていただいたのです。)



  


   FBに金先生の写真とアピールを掲載したところ、生徒さんがこんなコメント送ってくれました。ハングルですが・・・


   「ニョニョ선생님,안녕하십니까!
   김치혜선생님 반의 조고3학년 리OO입니다.
   매주 화요일이면 선생님이 Facebook에 게재하시는 사진이랑 보면서 무엇인지 우리 조고생이 할수있는 일이 없을가 생각해서 기획하였는데 조금이라도 힘이 되였으면 좋겠습니다
   매주 화요일에 못가지만 학교에서 열심히 배우겠습니다」

   (意訳)「私は金先生のクラスの李OOです。毎週火曜日に先生がFbに掲載して下さる「火曜行動」の写真を見ながら私たちにも何かできることが無いかと企画しました。少しでも力になってくれることを願っています。毎週火曜日に行けないけど学校で一生懸命学びますね。」



   コメント有難う!大きな元気いただきました。

  
  


  この生徒たちが高級部3年生になり、こんな素晴らしい横断幕と歌の録音を送ってくれたのです。涙が出ないわけがありません。
  








  横断幕、学生たちの歌、金先生のアピールは道行く人々は勿論、火曜行動参加者たちに大きな感動と勇気を与えてくれました。


  「百折不屈」! 本当にこの四字熟語の通り最後まで諦めず頑張ろうとみんなが思いました。







  北大阪の玄先生もアピールしてくださいました。

  「玄ソンセンニムは、先日の松井知事にビラを渡そうとしたオモニの話をされました。

松井知事が「朝鮮学校がルールを守らないから補助金を支給しない」と言ったことを取り上げ、朝鮮学校が何かルールを守らないことがあるのっでしょうか、大阪府が出した「4項目」も全て履行している、約束を守らず、補助金をストップしたままにしているのは大阪府ではないのかと冷静に、かつ鋭く松井知事、大阪府に苦言を述べられました。

さすが教育者、諭すような冷静な語りでした(あやかりたいです)。」(中山さんの投稿です。)








  チョ・グッスンさんが今日も愛の飴でみんなの疲れを癒してくださいました。










  最後のシメはやはり長崎さんです。「火曜バンド」の皆さんのご苦労に対し述べられました。





  最後はみんなで一緒に今日も「この坂を上れば」を合唱しました。入院中の館山さんの分まで歌おうと呼びかけました。歌うほどに力が湧いてくる歌です。







  駐輪場でいつものようにお知らせ、案内などをしました。





  来週も頑張ろうと話し合いました。緑が眩しい季節になりました。


コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする