ニョニョのひとりごと

バイリンガルで詩とコラムを綴っています

6月9日、151回目の「火曜日行動」です。

2015-06-09 14:28:45 | 火曜日

6月9日、151回目の「火曜日行動」です。



  151回目の「火曜日行動」です。空はどんより曇っていますが、雨は上がりました。




  長崎さんの明るい声が道行く人々の心に届いているようです。
































  丹羽弁護士の事務所で色々と手伝って下さっていた山本さんが、退職されじかに自分の眼で「火曜行動」を見ようと府庁前に来てくださりビラの配布も一緒にしてくださいました。本当にありがたいことです。















  「火曜バンド」今日は3人でした。でも5~6人分の迫力で演奏を絶え間なく続けて下さいました。




  方さん、お久しぶりです。




  横さん気合が入っています。











  大阪朝高3年生担任の金致恵先生のアピールです。

  「…きょうは私の受け持つクラスの生徒たちが、先週でこの「火曜日行動」が150回を迎えたことを知り、自分たちも何か出来ることをしたい!ということで、この横断幕と,そしていつも火曜日行動で歌われる「この坂を上れば」の歌と、毎週金曜日に文科省の前で行われる金曜行動で歌われる「声よ集まれ、歌となれ」の歌を録音したものを持ってきました。

  この横断幕に書かれているのは「百折不屈」という朝鮮の四字熟語で、漢字の通り「幾度、挫折しそうになっても決して屈しない精神」を表します。これも生徒自身が使いたいといった言葉です。

  この言葉には自分たちが差別を受けるからと言って悲観したり、その現実から目をそらすのではなく、真っ向から立ち向かおう、自分たちは自分たちの出来る形で諦めずに闘って行こう!という生徒たちの気持ちが込められています。

  また、生徒たちはこの間に二曲の歌の練習を何度も何度も重ねたのですが、私もそれを傍で見ながら、歌えば歌うほど、この歌に込められた思いを生徒たちがかみしめているように思えました。

  「子供たちの笑顔、奪わないで、心のふるさとウリハッキョ守ろうと、手を繋ぎ、今日も果てしない坂道のぼる」

  「どれだけ叫べばいいのだろう、奪われ続けた声がある…君と一緒なら戦える」

  この歌詞一つ一つに誰のどんな思いが込められているのかを生徒たちは知っています。私はこんな生徒たちの姿を身近で見られる大人として、本当に胸が締め付けられる思いでした。


  生徒たちは自分の国の言葉を知っています、歴史を知っています、文化を知っています、そして誇りを持っています。生徒たちは自分たちのアボジオモニがなぜウリハッキョに通わせてくれているのかを知っています、たくさんの日本の方々が自分たちを支援してくれているのも知っています、この戦いが自分たちの問題だということも知っています、そして最後まで戦わなければならないという意志を持っています。

  なぜ、こんな生徒たちがこのような目を見なければならないのか、私は生徒たちを教える立場にいる大人として責任を感じ、「この坂を上れば」の歌詞にあるように子供たちの笑顔、心のふるさとを守るために、最後まで戦おうとおもっています。」


  素晴らしいアピールでした。何回も何回も胸が詰まりました。


  思い起こせば、昨年の9月17日、高校2年生だった彼らの前で2時間近くお話をさせていただいたことがありました。その日のことがありありと蘇りました。(最初は6月11日に講演会を予定していたのですが、講演会のその日の朝に義兄が亡くなり講演会を急遽中止せざるを得なかったことがありました。その日予定されていた講演を3か月後にさせていただいたのです。)



  


   FBに金先生の写真とアピールを掲載したところ、生徒さんがこんなコメント送ってくれました。ハングルですが・・・


   「ニョニョ선생님,안녕하십니까!
   김치혜선생님 반의 조고3학년 리OO입니다.
   매주 화요일이면 선생님이 Facebook에 게재하시는 사진이랑 보면서 무엇인지 우리 조고생이 할수있는 일이 없을가 생각해서 기획하였는데 조금이라도 힘이 되였으면 좋겠습니다
   매주 화요일에 못가지만 학교에서 열심히 배우겠습니다」

   (意訳)「私は金先生のクラスの李OOです。毎週火曜日に先生がFbに掲載して下さる「火曜行動」の写真を見ながら私たちにも何かできることが無いかと企画しました。少しでも力になってくれることを願っています。毎週火曜日に行けないけど学校で一生懸命学びますね。」



   コメント有難う!大きな元気いただきました。

  
  


  この生徒たちが高級部3年生になり、こんな素晴らしい横断幕と歌の録音を送ってくれたのです。涙が出ないわけがありません。
  








  横断幕、学生たちの歌、金先生のアピールは道行く人々は勿論、火曜行動参加者たちに大きな感動と勇気を与えてくれました。


  「百折不屈」! 本当にこの四字熟語の通り最後まで諦めず頑張ろうとみんなが思いました。







  北大阪の玄先生もアピールしてくださいました。

  「玄ソンセンニムは、先日の松井知事にビラを渡そうとしたオモニの話をされました。

松井知事が「朝鮮学校がルールを守らないから補助金を支給しない」と言ったことを取り上げ、朝鮮学校が何かルールを守らないことがあるのっでしょうか、大阪府が出した「4項目」も全て履行している、約束を守らず、補助金をストップしたままにしているのは大阪府ではないのかと冷静に、かつ鋭く松井知事、大阪府に苦言を述べられました。

さすが教育者、諭すような冷静な語りでした(あやかりたいです)。」(中山さんの投稿です。)








  チョ・グッスンさんが今日も愛の飴でみんなの疲れを癒してくださいました。










  最後のシメはやはり長崎さんです。「火曜バンド」の皆さんのご苦労に対し述べられました。





  最後はみんなで一緒に今日も「この坂を上れば」を合唱しました。入院中の館山さんの分まで歌おうと呼びかけました。歌うほどに力が湧いてくる歌です。







  駐輪場でいつものようにお知らせ、案内などをしました。





  来週も頑張ろうと話し合いました。緑が眩しい季節になりました。


コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする