ニョニョのひとりごと

バイリンガルで詩とコラムを綴っています

9月8日、396回目の「火曜日行動」です。

2020-09-08 17:23:00 | 火曜日
暑いけれど時折風も吹く真夏日最後?の8日、396回目の「火曜日行動」が行われました。



今日のレポーターはハルモニ会の木村さんです。



写真撮影は、たたかいのある場所どこにでも現れる松尾さんです。



今日も力を合わせ発信してまいりましょう。



長崎由美子さんの第一声始まりました。

☆長崎さん

9月に入っても残暑の厳しい火曜日行動となりました。台風の被害に遭われた方々にお見舞い申し上げます。
私たちは足かけ8年この場に立ち続け、このプラカードの写真に写っている生野初級の幼稚班だった子が今はもう小学5年生、当時の初級学校の生徒さんは高校生となってしまいました。

残念ながらこの8年間ずっと、国、行政ぐるみの差別が続いています。その一方で人と人との絆も強まり、広がっています。
昨年、朝鮮学校の幼稚班が幼保無償化から除外された時、これを知った韓国の支援団体が半年の期限で支援金を出してくれました。その期限が終わる時、幼稚班や学校のオモニ達が感謝の手紙を出したところ、韓国から支援金は継続するとのうれしい知らせをもらいました。支援団体の一つ「モンダン・ヨンピル」の人たちは毎週金曜日に韓国各地で呼びかけをおこなっています。

今日は朝鮮学校で育った若い人たちが来てくれています。本来この場に若者が来るのは心苦しいことですが、順番にアピールしていただきます。



今日も朝大生が先頭を切ります。2年生の林君が早速マイクを握りました。

☆若者

府庁にお勤めの方々、こんにちは。今日、私は火曜行動に参加しました。それは目の前に差別があるからです。

私たちが闘うのは憎み合うのではなく、笑い合える社会を作るためです。目の前に差別がある限り問題は続いています。町中でしゃべるのは慣れていませんが、こうした声があることを日本の皆さんに届けたいと思いました。



朝鮮大学を卒業して、今年から西大阪地域で専従として活躍している池さんがリレートークを繋ぎます。

☆若者

アンニョンハシムニカ。私は今年朝鮮大学を卒業し、今、在日本朝鮮青年同盟(チョチョン)で活動しています。

第二次安倍内閣が7年8ヶ月続きましたが、この間彼らは私たちに困難と苦痛を与えてきました。それで私たちが七転八倒すると思ったかもしれませんが、私たちは七転び八起きだと考えています。

火曜日行動は小さな行動かもしれませんが、大きなことに続いています。たとえば、先ほど述べられたような韓国からの支援金が継続されたこととか。

これからもがんばりましょう。



若者に負けるものかと平石さんもマイクを持たれました。

☆平石さん

大阪府で働く皆さん、私は1ヶ月ぶりでこの場に立ちます。ポビドン知事と雨ガッパ市長が大阪をめちゃくちゃにしてしまいました、都構想の住民投票が11月1日に決まりましたが、「勝つまでじゃんけん」だと言われています。

在日には、大きな関係があるにもかかわらず、選挙権と同様、住民投票の投票権もありません。まさにやらずぶったくりです。
都構想の問題点はたくさんありますが、まずは、なぜ一度否決されたのにもう一度するのかということです。公明党を抱き込んだから今度は勝てると踏んだのでしょうか。

しかし、都構想が成立してしまえば大阪はむちゃくちゃになります。二重行政の無駄と言いますが、他の地方ではそんなことは問題になっていません。橋下がこじつけたへりくつに過ぎないのです。

安倍が二度目の辞職をしました。後を継ぐ菅義偉は「安倍政治を引き継ぐ」と言っておりますが、ヘイトと悪行を続けてきた安倍政治を引き継ぐのですか。「安倍批判は反日」との言説がはびこっています、ヘイトをする者は政権が自分たちの味方だとわかっているのです。
そもそも総理を選ぶのに密室で決まることに諸外国のマスコミも驚いています。まさに密室・談合政治、すでに安倍と同じやり方を引き継いでいます。

私たちは断固としてこれを打ち砕かなければなりません。
火曜日行動も残念ながらまだまだ続けなければなりません。勝利の日まで闘い続けます!



火曜バンドは不滅です❗️




朝鮮大学の金太華さんが久しぶりにマイクを握りました。

☆キムさん(朝鮮大学生)

学生は国の宝です。それは日本も外国も同じです。自分のルーツを学ぶことは国連憲章でも決められた大切な権利です。

1940年代にここ大手前で大きな教育闘争がありました。これ以上歴史を繰り返さないでください。

行政はなぜ学生の学ぶ権利を奪うのでしょうか。無償化裁判で、愛知は最高裁で棄却されました。大阪では一度は勝利しました。
子どもたちの学ぶ権利のため、勝利するまで闘い続けます。





東谷さんも続いてアピールです。

☆東谷さん

昔から多くの在日の友人がいます。私や友人達の子や孫も学校に通っています。子どもたちへの教育は大切なことです。そこから未来が見えてくるのです

子どもたちをかわいがってくれる社会は大切です。

無償化を実現してください。差別はよくありません。民族教育を受けられる社会を実現してください。私たちの声を聞いてください。強く、強く思います。





長崎さんが繋ぎます。

☆長崎さん

泉佐野でこんな話を聞いたことがあります。日本の小学生が転校することになったのですが、自分の元の学校で卒業式を迎えたいと希望したところ、朝鮮学校に通っていた近所のお姉さんが手をつないで送ってくれた、その時のお姉さんの颯爽としたチマチョゴリ姿が忘れられない。ところが、チマチョゴリが切られたという報道に胸が痛んだと。

対立や憎しみをあおるのではなく共に生きることを目指す、そんな歴史もあるのです。




南大阪の劉先生もアピールです。

☆朝鮮学校の校長先生

私の子どもは、一番上は社会人で、朝鮮学校で働いています。

高校無償化から始まり、幼保無償化、大学の支援金まで、差別が広がっているのを悲しく思います。

大阪府はいったいどこに行くのでしょうか。コロナ対策では国と異なる独自の判断をしたと言っていますが、それなら朝鮮学校に対しても独自の判断で補助金を認めてほしいものです。ぜひ朝鮮学校に来てください。

コロナ対策で大変ですが、私たちは府民/市民としてできることをします。大阪府の職員の皆さんも朝鮮学校のために行動してほしいと思います。



オモニの皆さんのシュプレヒコールと合唱が始まろうとしています。

☆オモニ

火曜日行動ももうすぐ400回を迎えます。今、いろんな人からメッセージを集めているのですが、その中で最も多いのが悔しさや怒りを表明したものです。その一方で、日本人と築いた絆が財産になっているという意見も多く見られました。

私たちはまっとうな権利を訴えています。橋下に始まり、松井、吉村の知事たちはこのことを恥だと思わないのでしょうか。高校無償化、幼保無償化、補助金支給をしっかりやってほしいものです。民族教育は国際法でも定められており、憲法でも教育を受ける権利が定められています。

私は朝鮮学校に通いました。子も孫も通ってきました。道で出会う日本人とは仲良くしています。国が高校無償化、幼保無償化をしないなら、大阪府が独自にしてほしいと思います。



キャンディおばさん復活です。半年近くの間、火曜行動には参加しても愛のキャンディの配布の自粛をされていたチョグッスンさんがついに愛のキャンディを配り始めました。



☆歌とシュプレヒコール
 
『声よ集まれ、歌となれ』

・子どもたちに学ぶ権利を保障せよ!

・朝鮮学校の子どもたちを差別するな!

・朝鮮学校に「高校無償化」を適用せよ!

・朝鮮学校に補助金支給を復活せよ!

・行政は朝鮮学校を差別するな!

・子どもたちに学ぶ権利を保障せよ!


合唱「声よ集まれ 歌となれ」を引っ張ってくれる朝鮮大学の学生たち❗️



シュプレヒコールの先頭に立ちました❗️



大村さんもマイクを握りました。

☆大村さん

今日で396回目の火曜日行動です。

外で警備している方々は暑い中でお疲れ様ですが、「いつも暑いから今日もがんばりや」と声をかけてくださり、ありがとうございます。

愛知の無償化裁判は最高裁で敗訴となりました。これで無償化裁判5カ所のうち3カ所、愛知、大阪、東京で敗訴が確定しましたが、大阪地裁での民族教育の意義は消えることはありません。愛知の判決ではまたしても「朝鮮学校が朝鮮総連に不当な支配をされている」という理由を持ち出しました。行政とマスコミが一体となってヘイトスピーチ、ヘイトクライムをはびこらせているのです。

今、長い安倍政権の時代を振り返るという企画をよく目にします。

先日亡くなられた横田滋さんは、2012年頃から、朝鮮学校の子どもたちは日本に住んでいて、でたらめな教育をしているわけではない学校に通っている。高校無償化から朝鮮学校を排除するのはおかしいと発言していました。しかし、そんなことはマスメディアは放送しません。

安倍は幼保無償化を行い、教育予算も増加させたと言われていますが、その中に朝鮮学校の予算は一切組まれていません。
幼保無償化で、ある幼稚園の校長先生が「本当にうれしい」とおっしゃってましたが、その裏で朝鮮学校が排除されているのです。そのことは一切書かれていません。ヘイトを助長することばかりです。

先日、あるトイレに、朝鮮人に対するひどい落書きがありました。

日本は一体どこへ向かっていくのでしょうか。

朝日歌壇にこんな在日の方の句が、載っていました。

「新聞にヘイトスピーチの文字あれば痛みを覚悟して読み進む」

在日の方がこんなことを書いているのです。




最後の歌は歌舞団の舞姫ー劉チェヒャンさんの音頭で「勝利のその日まで」
❗️❗️



駐輪場での申し送りです。



今日大活躍した朝鮮大学生と卒業生に大きな拍手が送られました。



申順子さんの元気なお姿を見て安心しました。



府庁内ロビー活動に参加されたオモニが貴重な体験をしたと感想を述べられました。



ハルモニ会の平田さんが田舎から送ってきたと言ってスダチを全員に下さいました。私もありがたくいただきました。



一人分ずつ袋に入れて準備してくださいました。コマッスムニダ


家に帰り早速一品作りスダチを使わせていただきました。さわやか!(今身体に良いと評判のむね肉を使い調理しました。)



来週も頑張れそうです。

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