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ニョニョのひとりごと

バイリンガルで詩とコラムを綴っています

9月11日、309回目の「火曜行動」です。

2018-09-11 20:11:52 | 火曜日
先週の火曜日ー9月4日は台風のため警報が発令され、安全のために前日から火曜行動の中止が伝えられていました。

今日は雨の心配もなく快晴です。立秋もとっくに過ぎたのにとても暑かったです。





久しぶりに地下鉄に乗って谷町4丁目に行きました。




宣伝カーが早くから回っていました。








今日のレポーターは「春母(ハルモニ)会」の陶山さんです。





出張写真撮影は火曜バンドの松尾さんです、今日もよろしくお願いいたします。





火曜バンドの皆さんスタンバイです^_^





長崎由美子さんの第一声が始まりました。

⁂長崎さん

・先日の台風で朝鮮学校10校ありますがほとんどのハッキョが、大きな被害を受けました。

特に校舎の屋根の破損など大きな被害で休校になったのが、城北、中大阪、生野初級、第4初級、南大阪など被害は大小ありますが、これは災害格差と言えるでしょう。

生野区の老朽化の住宅で独り暮らしのお年寄りほど屋根が飛んだ、とたんがはがれたと被害は大きい。しっかりした家に住んでいる人は大した被害は受けない。


朝鮮学校も6年間の補助金打ち切りのため、日頃から補修もできなく、真っ先に直すべき水回りや屋根や校舎の補修に手が回りません。

日頃から設備が老朽化しているうえに補修ができない、これが今回の台風でさらに大きな被害を受けました。

しかし、ハッキョの被害を聞いた保護者、ハッキョを支援する人々がすぐに駆けつけて、生野では倒れた大きな木を、業者に頼むとお金と時間がかかりますので、アボジたちがチェーンソーで切って片付けました。


今回の台風被害のニュースを見て真っ先に立ちあがったのが韓国です。韓国のモンダンヨンピル、ウリハッキョの子どもたちを支援する市民の会の方々が韓国で募金を募り、そしてキムボットンハルモ二が1000万ウォン、総額250万円を寄付され、支援の輪が広がっています。

人の温かさ・人間の美しさがわかります。韓国の大きな支援は、10日にあった生野支部の李ビョンフィ先生の講演会で報告されました。

韓国の93歳のキムボットンハルモニは、自分が慰安婦に取られ、ほんとに学びたいときに学べなかった、在日の子どもたちには学んでほしい、学校がなければ学べないからとキムボットン基金(奨学金)をしています。


9月27日には大阪高裁で判決言い渡しがあります。昨年勝利した判決は、無償化はすべての子どもたちに教育の機会を保障するために作られたものであり、朝鮮学校を排除するのは差別であり、下村大臣のした朝鮮学校排除は教育基本法の不当な介入で認められない。


正義は私たちにあると感じさせてくれた判決でした。

高裁で勝利するように、全国の仲間がが見守っています。

先日東京高裁で、裁判官から質問が出ました。東京の裁判で伝えたかった朝鮮学校の歴史的な経過、歴史的なひずみ、これらを裁判の中では封じ込めて勝つために国がした手続き、これが不当であるということを訴えるために闘ったが、裁判官が変わるまでは、文科省の手続きのやり方・審議会の審査の内容、これらが国の訴えと矛盾があると浮き彫りになっていたが、裁判官が変わって一切それに触れることなく、文科省の大臣の言ったことは不当ではないという一言で片づけられました。

でも高等裁判所では裁判官のほうから質問が出ました。それは国が裁判の中で無償化適用しない言い訳に外交だけで外したのでは弱い、だから学校に渡したお金がきちんと使われる保証がない、朝鮮学校に総連がかかわっている、と言ってきたわけだけど、これに対して、国は朝鮮学校に対して適用させないということで朝鮮学校が適用する項目の(ハ)という条項を削ってしまった。

朝鮮学校がいくら申請しても申請できないように、(ハ)の条項を削ってしまったのに、なぜ(ハ)の条項についていた、渡したお金がきちんと使わるべきかという項目をあなたは言うのですかと、片方ではもう入れないよと言っておいて、適正に使われているかということを言えるのですかと裁判官から質問されて、国は条文を削ったので言えないと述べざるを得なくなりました。

これを見ると、東京の高等裁判所では、一審の判決ははあまりにもひどい。ということで、東京でこの大阪に次いで、高等裁判所の中で、このやり方の不当性が明らかになって、勝訴につながるのではないかと希望を持っています。

27日クレオ大阪中央で報告集会が行われます。勝訴を受けての報告集会、喜びをもって次への闘いに期待していきたいと思っています。







オモニ会長はじめ、この頃オモニ会の方々の気迫が普通では無いです。






斎藤さんが仲間の方々を引率して来られました。



















イケメン三銃士の中山さんは神戸の裁判に行っておられます。そのかわりマドンナ申さんが花を添えてくれました^_^





直子さんも来られましたよ^_^









津々木さ〜ん!





平石さんがマイクを持たれました。


*平石さん


・全港湾労働組合でで活動していた。今回の台風では、WTCは風を遮るものがないので、駐車場の車がおもちゃのようにひっくり返ってていた。空コンテナがひっくり返り、中身の入っているコンテナが流された。高潮の被害も大きく非常に脆弱なものでした。

今大阪は、
舞洲でカジノや万博を誘致すると言っているけど、30年以上前にできた南港に比較して、舞洲の対策とられているのか。埋立地はどんどん沈下しています。

万博の時また沈下するかもしれない。このようなところにカジノや万博を誘致して、大被害が出るのは目に見えています。国民をギャンブル地獄に陥らせるような施設は作るべきではありません。今回の台風がそのことを示してくれました。


松井知事は9日ヨーロッパに万博誘致の宣伝に行きました。大阪ではまだ停電が続いているところがあるのに。被災者ほっておいて外遊ですか。災害対策本部設置して、先頭で復旧の指揮すべきでしょう。国民の税金使って1週間も。こんな政治感覚だからこそ、朝鮮学校への補助金を停止して平気でいます。民衆への心の通った政治をやっていただきたい。松井知事、今すぐ帰ってきて災害復旧の仕事をすべきです。


国連の人種差別撤廃委員会でヘイトスピーチに対する勧告を出しました。罰則はついていません。罰則をつけたら表現の自由を阻害しかねないと言うのです。

ヘイトスピーチを行って何が表現の自由ですか。人の権利を損なって何が表現の自由ですか。そんなものは表現の自由ではありません。

もう一つ、国連の勧告では、沖縄を琉球民族・先住民族と位置づけて、、そこに基地をたくさん作るのは人種差別だと言っています。政府もこうした声にきちんと耳を傾けるべきです。差別に反対し、一人ひとりの権利が大切にされる社会を目指して引き続き頑張っていきます。









小山さんが運転する宣伝カーが力を添えてくれます。







オモニと若者、良いですね。












































長崎さんが繋げられます。


*長崎さん。


・台風のさ中、松井知事は7日には沖縄に選挙応援に行って、9日には関空が使えないから中部空港からヨーロッパに万博誘致に行っています。日本の行政は朝鮮学校の保護者から税金とって保障しない。かつて大阪は、や障がい児問題など憧れを持たれていたのに、今、変節してしまいました。


国連人権委員会の報告もありました。朝鮮学校への高校無償化排除は差別だという、繰り返しの勧告もありました。自治体からの補助金問題も項目にはないが、文科省の通達で打ち切ったのは差別だと韓国の委員から意見が出されています。

見過ごせないのは国連には人権を守れという人が行くのですが、今回在特会、ネトウヨが、LGBT発言の水田水流が行っています。日本には差別を煽るNGOが来ている、その中に国会議員もいると言われています。本当の姿をどんどん発信して行かなければならないと、思いました。


正義は朝鮮学校側にあります。すべての子どもたちが祖国の文化を愛し誇りを持って生きることを誰も奪うことはできません。











斎藤さんがマイクを持たれました。


*斉藤さん


・キリスト教の差別と闘う仲間と参加しています。日本の差別は根強く厳しい。2,016年に差別解消推進法が出たけど罰則のない理念法です。まだまだ差別が充満しています。


人が人を差別することがあってはならない、これを越えて、行政が政策として差別するという、許せない構造を持っていることを訴えます。私たちは差別を煽られて分断されている。日本人だから、朝鮮人だから、在日コリアンだからそういった区別が分断を生んでいます。


50年以上前のことです。日米安保の創設の時、当時のアメリカのダレス国務長官は、日本人の持っている欧米人に対する劣等感と、他のアジアの民族に対する根拠のない優越感、これを利用すれば日本は永久にアメリカに隷属するだろうと語りました。


今の安保体制を維持するため私たちは、アジアの仲間たち、朝鮮・韓国・中国その他のアジアの人々に対する差別を煽られ今まで歩んでいるということです。つまり差別は自然発生でなく行政により作られ煽られていることに、気づくべきです。


そのようにあおられ作られた差別を断固否定する、差別を許さない姿勢を私たちは持たなければなりません。

漠然とした在日コリアンがいるというのではなく、一人ひとり顔の見える関係を作っていく。そこに私たちの隣に在日コリアンが生きている、子どもたちが今朝鮮学校に通っている、その学校がいわれなき行政の差別を受けている、この現実をしっかりと見つめていく必要があります。


造られた差別に踊らされるような、愚かな人間になりたくない思いを伝えたいと思います。



















奈良から来られた朴卓さん、アピールされます。

⁂朴卓さん

・朝から目を手術してきました。

個人の経験をはなします。奈良の朝鮮学校の幼稚班に子どもを通わせています。私自身は日本の学校に通いました。

中2の時、在日であることを知りました。ここまで在日朝鮮人だと堂々とできるまで、かなりの時間を要しました。家族はいまだに隠して生きています。朝鮮学校と関わりがなかったときは出自を肯定できなかった。孫が通うようになって少しずつ変化してきました。

民族の一員、自分が何者か肯定できるようになった。朝鮮語を話し、歌や習ってきたことをしゃべる中でうれしそうに肯定的に認め始めてきました。朝鮮学校は通った人だけでなく全在日朝鮮人のためにある、民族を回復していく、普遍的価値があると思います。


私は22歳の時に決意したのですが、自分が民族を取り戻すこと、自分の子どもが朝鮮学校に通って堂々と朝鮮人として育っていくことのみならず、自分の家族のこれから民族性を回復していけたらなと思っています。すばらしい朝鮮学校に足を運んでください。

























大阪朝高オモニ会長が力強いアピールをされます。

*朝鮮高校オモニ会

・補助金がカットされて7年。この間、卒業した学生は1000人になります。この子どもたちは高校無償化から排除され、行政から引き離され、自分たちの学ぶ権利をいつも考えながら、学校生活を送ってきたと思います。

それでも子どもたちは明るく前向きに学校生活・勉強すべて頑張ってました。卒業した後も日本で生まれ育ち、これからも生活していくうえで、正々堂々としていくと思います。


松井知事はじめ府庁にお勤めの皆さん、そろそろ教育とは何か?まじめに向き合ってもらえませんでしょうか。


補助金再支給もそうですが、この間の地震・台風をどう思っているのでしょうか。耐震も考えてください。教育するうえで差別しないでください。これから日本社会に貢献していく子どもたちです。ぜひとも差別なく学ぶ権利を保障してください。

*オモニたちの歌とシュプレヒコール










オモニ会の皆さんの歌とシュプレヒコールです。








愛のキャンディの配達です。









シュプレヒコールと合唱を交互に行なっています。









大村さんもマイクを持たれました。


*大村和子さん


・城北朝鮮学校を支える会です。台風で大きな被害が出ました。ハッキョも被害を受けました。一番最悪なのは城北ハッキョです。

日本の学校は避難所になっていて安全な場所です。城北ハッキョは来年創立60周年を迎えます。創立以来の木造校舎です。お金がないから補修もできないのです。その木造校舎を子どもたちは、毎日掃除してピカピカに磨いて、勉強し友情をはぐくんでいます。


今回の台風で、校舎の天井のスレートが吹き飛びました。2階の天井に大きな穴が開き青空が見えます。教室は水浸しで、1階の幼稚班の教室も水浸しです。窓ガラスもたくさん割れました。

先生方や地域の方々が駆けつけて、片付けました。次の日も休校になりました。高学年は、建て増ししている鉄骨の教室で勉強して、幼稚班と低学年は淀川挟んだ北大阪朝鮮学校で合同勉強しています。

金曜日に学校を訪れたら、クラブ活動のサムルノリや舞踊の練習を元気でにこやかにやっていました。胸がジーンとなりました。

補助金打ち切りで補修もできなかったし、耐震もできてません。子どもの命にかかわることです。日本に住んでいる大阪の子どもたちです。安全を脅かすことを見過ごしていいのでしょうか。これが行政のやることでしょうか。日本の学校だったら、すぐに行政が来て点検し補修したりするはずです。


これから支えていきたいと思います。


松井知事、万博誘致に行っている場合ではないでしょう。地元の市民・府民たちを見殺しにしておいてそんなことがあるのでしょうか。弱者を見殺しにするこんな政策はもうやめてほしいです。


国連人種差別撤廃委員会の勧告が30日に出されました。2010年、2014年、2018年3回目の勧告です。依然として日本は守っていません。

各委員から指摘されても、日本政府は人権差別していない、義務教育も保障してきたと、朝鮮学校を歴史的な中で見ていない、勧告には罰則がないのでスルーし続けています。

でもこれは世界の常識ではありません。朝鮮学校の問題は世界に常識になっているのです。これを万博誘致をするという大阪府が、知らない顔していいのでしょうか。これが知事のすることでしょうか。悔しくてたまりません。



最後に火曜日行動の歌を歌います。










最後の歌は大村さんの音頭で「勝利のその日まで」❣️












いつものように駐輪場での申し送りです。




















大村さんが訴えます。






今日もオモニ連絡会を代表して若者代表の申さんを含め府庁内でのロビー活動を行いました。外からと中からと、この組み合わせの方法がとても良いですね。





宣伝カーが最後まで回っていました。来週も頑張ります。無償化裁判控訴審の判決は9月27日です。今日のブログを見てくださっている方々、あと2週間です。時間を調節して府庁前にお越しくださいね。






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