ニョニョのひとりごと

バイリンガルで詩とコラムを綴っています

ひとりごとと 詩「十五夜の日に」 バイリンガル

2018-09-23 20:22:28 | 詩・コラム


今日は一日初級部の運動会を楽しみ、夕食も終え、午後8時過ぎに空を見上げると満月でした。明日が秋夕ですが、雨予報が出ているので一日早いけど、今夜のお月様をスマホに収めました。

毎年この時期になると故郷が恋しくなって、夜空を見上げます。故郷の家を一人で守ってくれた兄に会いたくて夜空を見上げました。その兄も5月の8日に良き日を目前に急性心臓まひでこの世を去りました。享年76歳でした。

ふるさとから9月2日に写真が送られてきました。



祖父母の墓の雑草とりを親戚一同集まり無事済ませたという甥からのメールでした。





2011年11月28日、生まれて初めて両親の墓参りをさせていただきました。父が亡くなり30年経て初めての故郷訪問でした。


その日兄に、これからは毎年秋夕にはお墓参りに来ますと約束したのに結局一度も行けないまま兄を送ってしまいました。後悔で胸が痛みます。











対訳
  「十五夜の日に」

皓皓と 明るい月が
中空にかかった仲秋節

とびきり美しい
満月が撮りたくて
カメラのファインダーを覗いたら

懐かしい兄さんの顔が浮かび
お盆のような満月が歪んでしまった

旧盆には必ずまた訪ねると
約束したのはいつの事だったろう
愚かな妹は今年も異国で
空ばかり見ている

西帰浦の海が見える共同墓地
両親のお墓参りに初めて行った日
兄弟が集まったことが嬉しいと
ニコニコしながら泣いていた兄さん

お墓の雑草刈りは終えただろうか
果物やソンピョンも供えただろうか
今年も一人ぼっちでお酒飲みながら
十五夜お月様眺めているのだろうか

2時間もあれば行ける故郷の地
いまだ月の国ぐらい遠いけれど
皓皓と月が輝く 仲秋節の日は
恋しい兄さんに 会える日なのです

       *ソンピョン―松餅


[한가위날에]


휘영청 밝은 달이
하늘중천에 뜬 한가위날

보름달이 가장 아름답다는
그 순간을 찍고싶어
찰칵 샷터를 눌렀더니

그리운 큰오빠 얼굴이 떠올라
쟁반같은 보름달이 이그러졌네

추석엔 반드시 다시 찾겠다고
약속한 날은 그 언제고
못난 동생은 올해도 이역에서
그 약속 어기며 하늘만 쳐다보네

서귀포 앞바다가 바라보이는 묘지
부모님산소 찾아 함께 향 피운 날
형제가 모이니 너무 좋다고
싱글벙글 웃기만 하던 우리 큰오빠

벌초는 끝났을가
과일이랑 송편도 장만했을가
올해도 혼자 술 한잔 하면서
한 하늘아래 보름달 보고있을가

두시간이면 가닿을 고향땅
아직은 달나라만큼 멀기도 하지만
휘영청 달 밝은 한가위날은
달빛속에 우리 오빠 만나는 날이라네






兄と一緒にこの画像を観たかったです。
コメント
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