ニョニョのひとりごと

バイリンガルで詩とコラムを綴っています

大阪朝鮮高級学校創立60周年記念イベントが無事終わりました。

2012-11-23 21:53:35 | イベント
 昨日の夜中にずっと雨が降りました。

 5時に目が覚めた時も降っていました。神さま、仏さま、お願いします、と祈っていたら7時ごろピタっと雨が上がりました。



 9時過ぎに孫二人を連れ嫁の車で、夫と共に出発しました。記念式典15分前に到着です。



 孫が騒いだらすぐ出れるように、一番後ろの席に座りました。

 愛国歌の演奏から記念式典が始まりました。

 許議長がお祝いのあいさつに立たれました。お話が始まり5分もたたないのに、許議長が「アプロ」(これから、とか 前にの意味)

 というとヒジョンが何が面白いのか「アプロ」やて、「アプロ」、「アプロ」と大きな声で言うではありませんか。

 記念式典に支障を与えてはいけないのですぐ外に出ました。





 文化会館前で走り回ります。きゃきゃ笑いながらとても楽しそうです。知り合いの子供さんたちも一緒に走り回っています。

 しばらくすると会場から「終わった」と言いながら複数の人々が外に出てきました。学生達の文化公演は運動場で行われます。

 運動場は雨の後なのでビショビショでした。少しでも足場の良いところを探して孫たちと座りました。

 売店からはひっきりなしに若いオモニたちが「配達販売」に訪れ、焼きそばやチジミ、ポテトなどを置いていきました。

 運動場では学生たちが並ぶ練習をしています。1300人の学生たちが歌舞団団長の声一つで整列していきます。すごいと思いました。







 文化公演の始まりです。1300人の大合唱です。













 大合唱が始まった途端、雨が又降り始めました。

 どんどんひどくなっていきました。アナウンスがありました。公演をしばらく中断すると言います。

 孫たちにカッパを着せ、傘をさしたまま20分ほど座っていましたが、雨が当分やみそうもありません。

 たくさんの荷物と売店で買った飲み物や食べ物を両手に持ったままイトーヨーカドーのガレージに向かいました。

 じっとできない孫たちが風邪をひいたら大変です。雨が止む間、車の中で過ごそうと思いましたが、

 トイレに行きたいとか、おなかが空いたとか言うので一度家に戻ることにしました。

 

 家に帰り売店で買ったものを温めなおし、家に残っていたクリムシチューを温め二人に食べさせました。

 嫁から電話があり仮面ライダーショーが始まると言います。今家で食事中だというとまさか帰ったとは思っていなかったらしく驚いていました。

 食事を済ませ、靴下などを履き替えさせすぐに又会場に戻りました。

 朝高に向かう途中の道はすでに紅葉が深まっていました。



 途中車の中でヒジョンが寝てしまい仕方なく主人は車の中で待機することになり私はユファだけを連れて校内に入りました。

 仮面ライダーショーも終わり、色々な演目も終わり、のど自慢大会をしていました。

 ユファが綿菓子が食べたいというので文化会館前の売店に行きましたがすごい行列です。

 前列に教え子が赤ちゃんを抱いて並んでいました。すでに4人のオンマです。

 奈良に嫁ぎましたが、奈良の学校が休校中なので東大阪のウリ幼稚園に通わせていると言っていました。

 30分経っても順番が全く来ません。まだこちらに来て何も見ていないのです。

 その時、嫁のソニが後片付けでごみを運んでいたのが見えました、ちょっとユファを見てもらって運動場に戻りました。

 のど自慢の最後の2組が出演していました。



























 残りの二組が出演を終え結果発表がありました。

 1位は生野西支部、2位は南大阪朝鮮初級部チーム、3位は東大阪南支部でした。

 各々賞金を貰っていました。息子が出演した「東成青商会」は落選しました。残念です。

 野外の時は明るいテンポの良い曲の方が有利なようです。華麗な舞踊が始まりました。





























 ここまで写していたら電池切れです。農楽のクライマックスは撮れませんでした。


 最後は朝高生たちの詩の朗読と合唱です。

 感動的でした。今年の高3の東中の卒業生は全員教えました。高2は一クラスだけ教え、高1の子供たちは中3の時、

 署名運動の協力もしてくれました。又、1週間前に全校生の前で経験談を話させていたので、とても親しみを感じていました。
















 教え子たちの心のこもった朗読と歌は心を揺さぶりました。

 「踏まれても根強く生きよ福寿草、やがて花咲く春もきよら康」という言葉が思いだされました。

 この日本の地に高校は数多くあれどウリハッキョで学ぶ子供たちのように素直で思いやりの心のある学生たちがいるでしょうか。

 心にちゃんと柱を持ち、民族の過去と未来をきっちり学び、民族の一員としてしっかり生きて行こうとしているのです。

 こんな素晴らしい生徒たちを切り捨てようとする亡霊たちに対する怒りがこみ上げてきました。

 と同時に怒ることは誰にでもできる、問題解決のためにどう行動するかが問題だと云った、

 写真家の安セホンさんの言葉が思いだされました。

 今日の記念イベントに参加して、また新たに気付かされたことが多々ありました。


 




 

コメント (3)
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