『久住にキスミレが咲いたよ』友人からの電話にご隠居矢も盾もたまらずといった感じで、幸い会員になっている【久住高原コテージ】は、10回目宿泊記念無料招待なので、思い立ったが何とやらで、またまた一泊だが温泉旅へ。
山野草探訪&温泉紀行は、ご隠居のブログ蟋蟀庵便りでお読み下さい。
まずは、大分久住、黒岳麓の【男池(おいけ)】へ。今年も若い緑の樹林と爽やかな風に遭えた。小鳥の声と柔らかな緑と木漏れ日と。至福の時が流れた。
木漏れ日の中、小指の先ほどの小さな山野草を見つけては思わず歓声をあげる。
初夏近くなって忘れ雪が降ったりして、雪焼けなのだろうか、花の姿や顔が今一つ…ご隠居はカメラを向けながら、ちょっとがっかりした様子。だが【かくし水】へ向かう途中、思いがけず山芍薬の群生に出会った。以前は1,2輪の時だったので、あちこちに咲いている、薄く白い丸まった花弁の中に繰れないの花芯をのぞかせる優しく高貴な姿に感動!!
(ヤマルリソウ・シロバナレンレイソウ・マムシグサ)
(ヤマシャクヤク・ヤマエンゴサク・ネコノメソウ)
【ちょっとお邪魔しますぅ】と約束していたHさんの山荘に立ち寄った。自分達の夢を自分たちでかなえられた山荘は、木造りの落ち着いた雰囲気で、とても心地良い。 ご主人手作りのお抹茶シフォンケーキと珈琲、ヤマガラが餌をついばみに来るのを眺めながら、満ち足りた想いの時間が過ぎる。隠居は庭で夢中で花達と向き合っていた。見はるかすかなたには九重の山並みが連なる。見事な眺望!
(勿忘草・日本サクラソウ・サバノオ)
庭で蕨を摘み、お土産にタラの芽・コシアブラ・ウド・ナバナなどをいただいた。山菜の天ぷら楽しみだなあ。
【今度は泊まりに来てね】とHさん嬉しいこと!隣家の奥さんからも葉わさびの鉢をいただいた。
毎度おなじみ…になった【久住高原コテージ】へ。阿蘇五岳を見はるかす広い露天風呂と程よい量の和懐石が気に入っている。10回目、無料招待というシステムも嬉しい。お風呂で30回目という方に会った。連休や夏休みは、宿の前の広大な高原でキャンプが出来るので、家族連れで賑わう。
コテージからの夕映え。 温泉であたたまった身体には高原のきりりとした空気が心地よかった(高度800M)
赤川温泉へ。
近くのガンジーファームを覗いて、牧場製のハムやウインナーなどを買って、赤川温泉へ。
日本一の硫黄度の鄙びた温泉。滝を見ながらの露天風呂、確か秘湯の湯の一つだったと思う。
滝の手前の露天風呂は【冷泉】膝まで入ってみたが・・・さすがに「ダメ!」と慌てて内風呂に戻った。硫黄の匂いプンプン。お湯の出るあたりは黄土色に変色している。
前に行った時にシルバーの指輪を真っ黒に変色させた失敗があるので、はずしてバックへ。帰りの車の中でもつけないまま帰宅(お風呂に入るときは外して車の中でつけたのに変色。如何に硫黄度が強いかってことだなあ)ご隠居の肩の治療にも、きっと効果があったと思う。
山野草の画像は、ご隠居さん撮影。
帰った翌日、Hさんから素敵な山荘便りが届きました。お世話になりました。有難う。山菜、季節の味を堪能しましたよ。