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ととろサンのひとりごと

【観たり聴いたり旅したり】からこちらへ。旅やアメリカでの話、趣味のことなどなど・・・自分の覚書を兼ねて。

久住山野草散策と硫黄の温泉、

2013-04-25 06:32:53 | 旅&温泉紀行

『久住にキスミレが咲いたよ』友人からの電話にご隠居矢も盾もたまらずといった感じで、幸い会員になっている【久住高原コテージ】は、10回目宿泊記念無料招待なので、思い立ったが何とやらで、またまた一泊だが温泉旅へ。

山野草探訪&温泉紀行は、ご隠居のブログ蟋蟀庵便りでお読み下さい。

まずは、大分久住、黒岳麓の【男池(おいけ)】へ。今年も若い緑の樹林と爽やかな風に遭えた。小鳥の声と柔らかな緑と木漏れ日と。至福の時が流れた。

木漏れ日の中、小指の先ほどの小さな山野草を見つけては思わず歓声をあげる。

初夏近くなって忘れ雪が降ったりして、雪焼けなのだろうか、花の姿や顔が今一つ…ご隠居はカメラを向けながら、ちょっとがっかりした様子。だが【かくし水】へ向かう途中、思いがけず山芍薬の群生に出会った。以前は1,2輪の時だったので、あちこちに咲いている、薄く白い丸まった花弁の中に繰れないの花芯をのぞかせる優しく高貴な姿に感動!!

        

(ヤマルリソウ・シロバナレンレイソウ・マムシグサ)

   

   

(ヤマシャクヤク・ヤマエンゴサク・ネコノメソウ)

【ちょっとお邪魔しますぅ】と約束していたHさんの山荘に立ち寄った。自分達の夢を自分たちでかなえられた山荘は、木造りの落ち着いた雰囲気で、とても心地良い。 ご主人手作りのお抹茶シフォンケーキと珈琲、ヤマガラが餌をついばみに来るのを眺めながら、満ち足りた想いの時間が過ぎる。隠居は庭で夢中で花達と向き合っていた。見はるかすかなたには九重の山並みが連なる。見事な眺望!

 二階の窓から。   

      

勿忘草・日本サクラソウ・サバノオ)

庭で蕨を摘み、お土産にタラの芽・コシアブラ・ウド・ナバナなどをいただいた。山菜の天ぷら楽しみだなあ。

【今度は泊まりに来てね】とHさん嬉しいこと!隣家の奥さんからも葉わさびの鉢をいただいた。

毎度おなじみ…になった【久住高原コテージ】へ。阿蘇五岳を見はるかす広い露天風呂と程よい量の和懐石が気に入っている。10回目、無料招待というシステムも嬉しい。お風呂で30回目という方に会った。連休や夏休みは、宿の前の広大な高原でキャンプが出来るので、家族連れで賑わう。

   

  コテージからの夕映え。 温泉であたたまった身体には高原のきりりとした空気が心地よかった(高度800M

赤川温泉へ。

近くのガンジーファームを覗いて、牧場製のハムやウインナーなどを買って、赤川温泉へ。

日本一の硫黄度の鄙びた温泉。滝を見ながらの露天風呂、確か秘湯の湯の一つだったと思う。

  

滝の手前の露天風呂は【冷泉】膝まで入ってみたが・・・さすがに「ダメ!」と慌てて内風呂に戻った。硫黄の匂いプンプン。お湯の出るあたりは黄土色に変色している。

前に行った時にシルバーの指輪を真っ黒に変色させた失敗があるので、はずしてバックへ。帰りの車の中でもつけないまま帰宅(お風呂に入るときは外して車の中でつけたのに変色。如何に硫黄度が強いかってことだなあ)ご隠居の肩の治療にも、きっと効果があったと思う。

山野草の画像は、ご隠居さん撮影。

帰った翌日、Hさんから素敵な山荘便りが届きました。お世話になりました。有難う。山菜、季節の味を堪能しましたよ。 

 

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別府八湯の一つ 鉄輪温泉そぞろ歩き(3)

2013-04-15 15:02:45 | 旅&温泉紀行

(夕暮れ迫る鉄輪温泉。湯煙があちこちに。如何にも湯の町、風情があります)

【将来に残したい日本の風景第二位】とのことです。

翌日ホテルチェックアウト後、鉄輪の町へ。

   

鉄輪温泉は【別府八湯】の一つで、別府市街地と明礬温泉の中間にあり、昔から湯治場として有名で、今もその雰囲気を残すように街づくりが行われ、【別府市まちづくり【HOPE】賞をもらっている。鎌倉時代、この地であちこちから吹き上げる熱湯地獄に困っていた人達を、通りかかった一遍上人がその地獄を鎮め、人々が生活できるようになったという伝説があり、あちこちに一遍上人ゆかりの像や建物がある。

町興し、頑張ったんだなあと思わせる佇まいでした。

別府八湯とは・・・

堀田温泉・観海寺温泉・明礬温泉・柴石温泉・鉄輪温泉・

別府温泉・亀川温泉・浜脇温泉。

また、湯煙たなびく温泉町の風情は【残したい日本の風景100選】の第2位に選ばれている。第一はは【富士山の見える風景】である。

沢山の湯治客相手の貸間スタイルの宿や、和風旅館などが軒を連ねる。自炊しながら長逗留して保養出来る宿も多い。

日本人にとって温泉って、いにしえの時代から馴染みのある保養の地なんですね。四国松山の道後温泉には飛鳥時代の聖徳太子も入ったとか。江戸時代は温泉ツアー?盛んで、隠居したら温泉で長逗留。お侍さんも刀傷の湯治に温泉へ。

日本で初めての新婚旅行は、ご存じ坂本竜馬とおりょうさん。京都の寺田屋で刀傷を負った竜馬は、西郷さんの鹿児島藩を頼り、霧島温泉で保養しました。

 

足 湯>

<足蒸し湯>

 

<足蒸し湯>

町のあちこちにこんな町営の温泉(150円)や足湯、足蒸し湯があり、鄙びた湯治場の雰囲気を残した家並みがあった。そぞろ歩くのも楽しいですね。

こんな劇場も。旅回りのお芝居がかかっていた。今度湯治目的で来たときにはちょっと覗いてみようかしら。湯治客相手のよろづ屋サン、八百屋さん、お魚屋さんなどのお店もあります。スーパーも。【地獄蒸し料理】は温泉の熱と湯気を利用するものでこのあたりの名物。

            可愛い小物のお店もあり、猫ちゃんの可愛いずグッズを買って、店主のオジサンに宿のことなど尋ねたところ、とても丁寧に詳しく教えて下さっただけでなく、手ごろな滞在型宿も紹介してくれた。どこに行っても小さな優しいふれあいはあるものだ。

自炊型素泊まりだと3,000円位から。一泊朝食・一泊夕食・一泊二食自由に選べる宿がある。一泊二食で6500円~~13,000円といろいろある。

ご隠居の肩が完治するまでは、遠方への旅(次女の住むアメリカなど)は無理なので、「保養を兼ねて温泉めぐりでもしようか」と話しながら帰路についた。

<おまけ>鉄輪温泉の中のお店でこんな買い物をしてしまった。

市場に出せない小さな里芋が、沢山入ってお値段なんと!!150円也。40㌔。びっくり!ダメもとで買ったのだが、皮を剥くのに手間がかかるだけで、味はとても美味しい。友人達にもお土産に添えて。衣かつぎなどだと、小さいのでも蒸してそのまま食べること出来るし。

おかげで里芋のいろんな料理を楽しんでいます。

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別府湾を眺めながら温泉三昧。(鉄輪温泉2)

2013-04-14 21:28:33 | 旅&温泉紀行

 (ホテルは11階建て。私達は6階。部屋の窓からの眺めです)

今夜の泊まりは【ホテル山水館】チェックインは3時。さて、治療も兼ねてゆっくり温泉三昧、日暮れまでにはまだたっぷり時間があります。こんなに早い時間だとお風呂は貸切り。まあ、なんて気持ちの良いこと!至福の時です。

まずは6階にある露天風呂。大きな桶が三つ、身体を鎮めるとざぶっとお湯が溢れます。向こうは遥かに穏やかで波静かな別府湾と、対岸の大分も見えます。右の方にはお猿さんで有名な高崎山。      

 

内風呂・桶の露天風呂ともご隠居さんもやはり独り占め状態で、”まったり”楽しんだようですが、それでも「随分長く入っていたつもりだったけどな」私の長風呂には敵わないようです。いつも一足も二足も先に部屋へ戻って、のんびりしているようです。

お風呂から出て200円也を投入して、全身マッサージの電動ベッドに。機械とは言えど、それなりに気持ちの良いものです。子供の頃祖母の肩たたきやマッサージめいたことをしてた時に【ああ、極楽極楽】と言っていたのを思い出しておりました。

売店をチェック(笑)したり、部屋で本読んだり、それでも夕飯にはまだ時間がたっぷり。今度は一回にある大露天風呂に。内風呂は6階と同じような作りでもっと広く、露天風呂は和風庭園の作りで二輪水車が回り、広い池のような感じです。朝倉の三輪水車のある風景を思い出しました。(他の人が上がった隙にパチリ)ここもまたなかなか気持ちの良いお風呂でした。お湯の吹出し口は硫黄色に染まっていました。

温泉の成分(塩化物・硫酸塩泉)効能(筋肉痛・関節痛・リューマチ・胃腸など)

さて、身体はもう温泉でぽかぽか、こわばりが全部とれたような気がします。

<夕食>今回も部屋食。部屋食はゆっくり出来るのが何よりです。だからご隠居はネットでここを選んだのでしょう。価格も割引がありましたし。

地酒冷酒2合瓶を二人で持て余すのですから~あはは、お酒好きな方からは笑われることでしょうね。

       

         

 品数は多かったのですが、こぎれいで一つのお料理の量が少な目だったので、何とかシニアの我らも完食しました。就寝前にもう一度、翌早朝もう一度、今回は4回、温泉楽しみました。すっかり【湯漬け】状態です。

浮世には心身が疲れることも色々あって当たり前。束の間でも、こうして気持ちを解き放ち、安らぎのひとときを過ごせるのは、有難いことだなと感謝あるのみです。

明日は【滞在型湯治宿】の集まる鉄輪温泉の町中を、下見も兼ねて散策と洒落ましょう。

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まずは・・・地獄めぐり(別府の鉄輪(かんなわ)温泉へ。その1)

2013-04-12 20:05:45 | 旅&温泉紀行

 

 (別府【海地獄吸い込まれそうに明るいスカイブルー、綺麗ですが勿論高温です。青色に染まるのは含まれている硫酸鉄のせいだそうな)

「また、温泉に行こう!」とご隠居ネットであれこれ検索。【おんぱら(温泉パラダイス)】で、割引で1万円!という良さそうな宿を見つけて早速出かけた。別府温泉の一つ【鉄輪(かんなわ)温泉】ここは亡き姑がリューマチの治療を兼ねて、よく友人たちと数日間滞在した温泉である。(ご隠居の腕のリハビリという口実があると、温泉に行くのも大手を振って行けるような気がする小心者のととろサンです)

筋肉痛・リューマチ・関節痛などに加え胃腸、ストレスなどにも効果があると昔から湯治に行く人が多い。我が家から別府までは高速走って2時間。新学期も始まった平日とあって道路もスイスイ。周りの自然はもうすっかり初夏の色に染まっていた。若い黄緑に近い若葉の色がくっきり、こんもりと空へ向かって、樹木たちは今成長の真っただ中だ。

目の前に由布岳が見えてきた。湯布院から別府湾を左手に見て、さあ間もなく目的地だ。初夏の陽気から一転して気温が5,6度下がり、吹く風は冷たい。東北などでは思わぬ積雪を見たという。今年も不安定な気候が続く。

宿へのチェックインまでの時間を超有名(笑)な別府地獄めぐり。最初にここを訪れたのは小学校の修学旅行。確か阿蘇と別府が目的地だった。長女の婿のご両親と九州一周温泉めぐりの時も、ここに立ち寄った。それ以来久しぶりである。

坊主地獄・海地獄を見る(血の池地獄は、あの真っ赤な色が苦手で省略した)オフシーズンで人影もまばら。硫黄の匂いに包まれながらきれいに整備された園内を回る。

坊主地獄(ポコポコと盛り上がり、変化する様相が面白い。見ていて飽きない)

      

轟音を発しているところには【鬼の高鼾】とユーモラスな看板が。投げ入れられたお金は湯煙で変色していた。

       

   足湯もあり、気持ち良さそうなご隠居である。

大鬼蓮の咲く池(子供たちが鬼蓮に乗って楽しんでいる画像があった)や蓮の温室(ちょっと手入れが・・・気になった)もある。

 次々に変化する坊主地獄、その様子は蟋蟀庵便り(ご隠居さんのブログ)のフォトグラフでご覧下さい。

海 地 獄

明るい空の色、どうしてこんな色になるのかなあ・・・といつも不思議に思う。お湯の成分に含まれる硫酸鉄のせいだという。涼しげなスカイ・ブルーなのに高温98度!もうもうと湯煙が高く上がっている。

ここも公園のようにきれいに整備されていて、刈り込まれたつつじもだいぶ開いていた。一つ赤い色の池もあった。この色よりもっと血のような真っ赤なのが血の池地獄。

青い海地獄で蒸されたのが【温泉卵】5個500円。勿論いただきました。もちもちして美味でした。さすが著名な観光地。売店のお土産も種類豊富でした。

地獄は全部で八ヶ所。海地獄(ブルー)・坊主地獄・山地獄・かまど地獄・鬼山地獄

白池地獄(乳白色)・血の池地獄(赤色)・竜巻地獄(間欠泉。一定の間隔で熱湯と噴気が高く噴き出す)

別府は有名すぎてつい敬遠してしまう・・・といっても地元九州だし、しかもわりに近いところなので、何度かは地獄めぐりもしている。それで今回は三ヶ所でオシマイにしました。

    

さあ、丁度時間も3時過ぎ、宿へと参りましょうか。

 

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もし、日本が”ひょっこりひょうたん島”だったら~~

2013-04-04 21:42:31 | 日々の中で

これも先日の話。ご隠居が「もし、日本がひょっこりひょうたん島だったらなあ」とTV見ながらつぶやいた。今TVでたけし・鶴瓶・キムタクの三人が出ているコマーシャルに、かってNHKで放映されていた人形劇【ひょっこりひょうたん島】の博士・ドンガバチョ始めメンバーのみんなが出てくる。

娘達が小さい頃♪ひょっこりひょうたんじ~~まあ♪、のメロディに乗って繰り広げられる人形劇は一緒に楽しく見たものだった。井上ひさしの原作で、確かひとみ座とかいった人形劇団だった。

ご隠居「冬はハワイの沖合いなどで過ごせばいいな。PM2,5も危ない隣国の心配もないし、領土問題の島も一緒に動いて行ったら、領土問題もなくなるだろうし」そんな話を二人でして笑ってしまったのだが、日本は小さな島国。あちこちと波を蹴立てて動いたら・・・。そんな他愛ない話をしながら、結構シビアに現実を受け止めようとしているのかもしれないななんて思ったりしている。

井上久の小説や戯曲は面白い、主催していた【小松座】の芝居もシニカルで深味があった。コマーシャルで曲が流れるたびにそんなことを思い出している。やっぱり凄い作家だったな。

こんな歌詞だったか・・・うろ覚えだったが、なかなかいい歌詞だなと改めて思う。

♪波を ちゃぷちゃぷ ちゃぷちゃぷ かきわけて チャプチャプ
雲を すいすい すいすい 追い抜いて スイスイ

ひょうたん島はどこへゆく僕らを乗せてどこへゆく ウウウウ ウウウウ
丸い地球の 水平線に 何かがきーっと待っている 
苦しいこともあるだろさ かなしいこともあるだろさ
だけど僕らはくじけない 泣くのはいやだ笑っちゃお
すすめー ひょっこりひょうたん島 ひょっこりひょうたん島 ひょっこりひょうたん島♪

ところでひょうたん島の最後はどうなったんだろう?思い出せない。

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