紅葉も一段と紅色を増してきた。秋の青空・雲・眩しい光、でもギラギラしてなくて、吹く風に誘われて花水木の枯れ葉がクルクル舞い散る。掃いても掃いても次から次に。秋たけなわの気分に心地よく浸っている日々である(画像は散歩道で)
PCを始めて15年余り。いつの間にか数人ではあるが、ネット仲間が出来た。スマホなどで知り合った人には怪しい人などがいて、時には事件も起こったりしているとTVで報道があるけど、私は一度も嫌な思いをしたこともないどころか、ほんとに気持ちの良い温かいネット上でのお付き合いをさせていただいている。何人かの人達とは、お会いする機会もあった。
今回四国在住の「なえもんサン」が博多にいらっしゃることになった。クルーズ好きなNさん【飛鳥】などでも楽しんでいらっしゃる。昨年から「来年は博多に寄港して数時間過ごせるので、会いましょう」と仰って、その約束が10月。初顔合わせだ。
博多ふ頭には【ダイヤモンドプリンセス号】が巨大な美しい姿を見せていた。懐かしい!2005年5月【アラスカ・クルーズ】の時の船が【ダイヤモンド・プリンス号】だった。
ホテルオークラロビー。
娘さんが真っ先に私を見つけて下さった。娘さん・妹さん親娘とで何度かのクルーズ旅経験者。博多観光より「お喋りした方がいい」とずっと仰っていたので、観光案内はやめにして、ホテルオークラで「お茶とお喋りタイム」娘さん達は自由行動で博多を楽しみますとのこと。初対面とは思えないのは、今までのネット上の長年の付き合いがあったからだろう。思っていた通りのおおらかで優しい感じの良い方。あっという間に時間が過ぎた。3時には博多駅で娘さん達と落ち合うことになっているとのことで、一緒に博多駅へ。さて地下鉄博多駅から構内に入ったものの・・・最近の博多駅は目まぐるしく進化発展しているので、私にはまるで他所の街のような感じ。
とりあえずお嬢さんに携帯で連絡。「そこにいて下さい。私が行きますから」若い人は凄いなあ。スマホで確認してさっと迎えに来て下さる。地元の私は??方向音痴だし。ほんとに助かった。
広島に住んでいた頃は、まだそんなものがなくて、よく外人に道や駅などを尋ねられたものだ。片言英語や身振り手振りでなんとなく話が通じて楽しかった「Have a nice trip!」と手を振って別れる、ささやかな国際交流。でも今はそんな小さな交流もなくなった。みな片手にスマホ、それで行きたいところを調べて動いているようだ。便利だけど・・・なんとなく心寂しい気がする。
クルーズは事情が許せば、何度でもしてみたいと思う。私は海が好き、旅が好き。クルーズの間は部屋は固定なので、寄港先には手ぶらで。でっかい船の中は一つの街、いろんなものが備えられていて楽しいし。
中身の濃い時間はあっという間に過ぎて、博多駅で別れを惜しむ。一期一会。縁はなすべきして紡がれるという。大事にしたいなと改めて思った。
帰宅したNさんから、「疲れてるけど、Xmasアレンジ&プリザーブフラワー作製に頑張ったのでクルーズのUPはまだです」とメールがあった。姑も絹の白布を染めて、アレンジメントフラワーを作っていたが、Nさんも同じように、プロ並みの腕前。私は不器用なので姑の手伝いをして、こてを当てたり、茎になる針金に布を巻き付けたり、下ごしらえの段階位しか出来なくて、それも手際が良いとは、自分でも思えなかった。生来のものだから仕方がないや・・・と開き治るしかない。ネットのテディさんはじめ、私の周りには物作りの上手な人達が多い。素敵だなと感心するばかりである。
なえもんさんの許可を得て、UPしました。