(撮影は夫)
一度行ってみたいなと思っていた浮羽の【つづら棚田(福岡県うきは市浮羽町新川地区)】を訪れた。9月26日までは【棚田inうきは彼岸花祭り】が開催されているとのことで、人出の多いのは苦手な私達は、28日9時半頃に家を出た。少し曇り気味の空だった。家から一時間半くらい、訪れる人の姿もなく静かな里山風景が広がっていた。ちょっと走るとこんなに山の裾野の田園風景があることに感激する。
すぐ近くに合川ダムがあった。川の流れもゆたかで【陶器の里巡り】もできるようだ。
私達が棚田を出る頃から、次々に車が入ってきがじめ棚田のあぜ道を歩くカメラ片手の人達も増えてきた。後で知ったのだが、もっと上の方には棚田が山の方まで続くところがあるらしい。来年はそこまで足を延ばしてみようか。
例によって道の駅、お立ち寄り。
【うきは道の駅】は賑わっていた。浮羽は果物の産地。今は栗や葡萄が盛りなので、買い求める人も多い。もう少しすれば柿狩り、梨狩りも楽しめる。そんな果実園が軒並みにあるところである。葡萄は巨峰が主であるが、ピオーネなども出来る。無花果も美味しい。巨峰・ピオーネ・無花果・栗をここで買った。暫く果物に事欠かないなあ。
お昼はちょっと足を伸ばして【木の花ガルテン・オーガニック農園】で。お隣の大分県大山町(良質の梅の産地)にある、”農家もてなしバイキング”のレストラン。我が山村で収穫れる食材を使って、お惣菜風なお料理が沢山並んでいる。その隣には農作物・ご当地手作りジャム・菓子・花その他色々の広い店舗があり、ここでもまた追加買い物をしてしまった。何しろ百種類の料理が並バイキングで、お味も程よい。地元の農作物を食材として、地元の人たちが村お こしで始めたものらしいが。野菜を使った煮物、和え物、酢の物、揚げ物などなどに、サラダ、中華風からカレーライス、和洋のデザート。汁物。ご飯は雑穀米・白米・きのこ炊き込みご飯、季節柄の栗ご飯など。
ずらりと並んだお料理、残念ながら【お料理の写真は一切お断り】と店内にあるのでカメラは使えなかった。私達が帰る頃には、空席待ちがかなり出ていた。料金は大人1人1,365円。シニア(70歳以上) 1,260円。子供 840円、幼児 420円。地鶏を鉄板で焼きながらコースを追加すると1,680円になる。
折角ここまで来たからと、ご隠居が。「もしかして?」 やっぱり・・あの熱湯騒動の立ち寄り湯。ハゲの湯温泉(はげという字、パソコンにないんです)【豊礼の湯】このあたりは幾つかの小さな温泉があって、立ち寄り湯も何軒かあるのですが、なんとなくいつも同じところへ。
青磁色のお湯が心地よい。
またしても、トランクの中からタオルとバスタオルが。ととろサンは何故か替えの下着を密かに忍ばせてたのだ。なんだか、そんな気がしたんだなあ。化粧品までは思いつかなかったので、顔を洗ったあとは完全すっぴん。これからは試供品の化粧水と乳液だけは、いつも入れておこうっと。いつ温泉が降ってわいて来るかも解らないから。
窓口のおじさんに【今日は大丈夫でしょうね】と念押したら、【完全復活です。何の心配もなく入れます】とすま~~した顔で。確かに!丁度良いお湯加減だった。外のお休みどころでは、数人の人たちが、自分達で温泉蒸気釜で蒸した鶏肉や生椎茸、野菜などを美味しそうに食べている。材料持込み。でも最近は、あれこれ蒸す材料も売ってくれるようになったようだ。温泉の蒸気で蒸すとなかなか美味だとか。卵は6分。今度は試食してみようかな。持ち込みで宿泊できる設備もある。
温泉は今日も貸切り。雲の多い空だttが、久住連山の一つ沸蓋山の稜線をみながら、コバルトブルーの温泉を心ゆくで、我が物顔に楽しんで。まさに、♪いい湯だな♪の心境。
ホカホカになったところで、阿蘇の美味しい【飲むヨーグルト】400円也を飲んで、さあ、帰路へ。このお店は黒川温泉のすぐ近く。ということは、ハゲの湯温泉もすぐ近く。ここを出て我が家まで丁度1時間40分。車の渋滞がないとスイスイ。ウイークデイに移動できるのはシニアの最大の特権だ。彼岸花咲く棚田で遊び、道の駅で新鮮野菜果物買い物、自然食材での割安美味昼食、貸切りの立ち寄り露天風呂・・・・なかなかに充実したシニアの初秋の行楽、良い時間を過ごしたなと満足だった。
(私のカメラ朱の色が余り綺麗に出ないので、ご隠居さんの腕の良い画像を数枚お借りしました)