ととろサンのひとりごと

【観たり聴いたり旅したり】からこちらへ。旅やアメリカでの話、趣味のことなどなど・・・自分の覚書を兼ねて。

6月の終わりは雨風吹き荒れて・・・

2018-06-30 20:51:53 | 日々の中で

昨日29日の夕焼けは、不気味なほどの赤さが一面に広がっていた。(2階の窓から)

梅雨の時期とはいえ、比較的穏やかな天候が続いていた(時々雨も降るし蒸し暑くもあったが)だが、昨日の天気予報はでは、この辺りも大雨警報が出た。小石原焼の窯元のある東峰村辺りは、今回も相当の降雨量、まだ復興途上にある人達は、どんなにか不安なことだろう。

昨日その悪天候の中、広島在住のネット友人のYさんが、九州国立博物館の特別展を観に来られた。嬉野温泉や有田焼や伊万里などに足を延ばされるので、宿なども予約していらっしゃったので、予定通り決行とのことだった。

Yさんは美術や花などが大好きな方で、お互いのブログを通して、いつの間にか仲良くお付き合いするようになったネット仲間だ。彼女は広島在住。私も夫の転勤で広島に6年程住んでいたので、そんなことがきっかけに親しくなったように思う。ご自分も身体のリハビリなどを続けながら、90歳を過ぎたお母さんの施設を毎日訪問なさっている。「主人が車で連れて行ってくれるから出来るの、感謝している」といつもYさんがおっしゃる。お目にかかったご主人様は、ほんとに穏やかで優しい感じの方だ。お互いのブログやメールで、境遇や趣味や時には病気のことも含めて、解りあえているので、お会いしてもすうっと気持ちが通じ合うのがネット仲間の良い処かも知れない。それぞれの地方のことなども知ることが出来て、視野が広くなる感じがすることもある。ところ変わればなんとやら・・・珍しいなあと思う風物やしきたりなどのことも。

ネットなどでは、怖いことや嫌なこともニュースに出たりするが、私の場合、数人の方とのお付き合いがあるが、皆さん本当にそれぞれ良い方々で、ネット仲間、また良からずやという感じである。良い方達と私は巡り会っているのだろう。嬉しいことだ。

以前にも特別展にいらっしゃった時に、お目にかかったので、今回は二回目。お互いに「次にまた会えたらいいね」と言っていたのが実現した。優しい旦那様と弟さんご夫妻とご一緒の、博物館・温泉・焼き物の里巡り~~の良い企画の旅だ。

Yさんが展示会をご覧になった後で、我が家に立ち寄って頂くつもりだったが、今回は跡のスケジュールがあるとのことで、博物館の一隅にあるカフェで【お茶タイム】お互いに手を取り合って「会えたわねえ」(Yさんも私も次に会えるか否かが。頭をよぎる年代なのである)最も私よりだいぶ若かったネット仲間の方は・・・半年ばかりの闘病でアッという間に亡くなられたという辛い悲しいこともあるから、トシだけでいうことは出来ないだろうが。

丁度近くの福岡女子短大の生徒さん達のミニ・コンサートが開かれていて。ピアノやホルンの演奏をバックに・・・あれこれと話のタネは尽きない。

 

色々お喋りしているうちにアッという間に時間は過ぎた。

「また次もきっと会えるわよ」と約束して、お別れした。

今夜(30日)の20時頃、電話が。「今帰りついたのですぐ電話した」と。雨風が酷かったので、嬉野温泉から有田の里巡りなどは大変だっただろうと、ご隠居と案じていたので、ほっとした。帰宅に時間はかかったが、お元気で帰宅されて、私との時間も旅の色々もとても喜んでいらして、私も嬉しくなった。

Yさん、お疲れ様、悪天候の中だったので、暫くゆっくり過ごして下さいね。

私も友達も口にする言葉がある「いい旅だったけど、やっぱり家が一番だね」旅から帰った時の最初の言葉・・・である。

博物館ではこんなイベントもある。落語家さんによる夏の夜の怪談噺。なんたって博物館迄我が家から10分足らず、行ってみようかしら。

10月には四国からやはりネット仲間のNさんがみえる。クルーズ船が博多港に入って数時間博多での自由時間があるということで、お会いすることになっている。クルーズ好きなNさんとはその時が初対面となる。四国もご隠居が中四国担当で(広島に住んでいた頃)、私も何度も四国を訪れ、温暖でカツオのたたきはじめ美味しい物も多くて・・・道後温泉にも何回か。そんな話題から親しくなったNさんもとても良い方だ。太宰府にいながら、違う地方にお住まいの方とお会いできるのも、ネット・ブログのおかげ。嬉しいことである。

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特別展【至上の印象派、ビュールレ・コレクション】九州国立博物館へ。

2018-06-16 13:47:44 | 日々の中で

6月15日

夕方から九博特別展を見に行った。金曜・土曜は夜間8時まで。ゆっくりとみることが出来た。印象派の絵画に魅せられて、何とか家にこんな絵を飾りたいと頑張って、実業家として名を成し、想いを遂げた【ビュール・コレクション】の展示である。

印象派の絵画は日本人の心情に合うのだろう。ルノアール・シスラー・ドガ・モネ・マネ・コローなどなど。優しい色合いに満ちて、心が和む。ゴッホ・ゴーギャン・ピカソなども。

音声ガイドのナビゲーターは井上芳雄さん。まろやかな声が心地よい。ガイドの100番を押すと、画家は音楽も愛したと画家と音楽のエピソードがピアノと共に語られるのも興味深かった。

私がまだ中学生の頃、福岡市内には美術館などがなくて、千代の松原のあたり、日蓮上人像のあるあたりだったか、松と白い砂の中、仮設の美術館が作られ、初めての【ルーブル美術展】が開催された。長崎に住む親せきのH兄さんと呼んでいた、ハトコ?だったかが、連れて行ってくれた。彼は画家になりたいと長崎で友人達と展覧会開いたりしていたが、結局は画家の道をあきらめ、高校に勤めた。砂浜に長い長い行列が出来て、生まれて初めて中学生の私が、実物のモナ・リザなどを目にした忘れがたい美術展だった。

このH兄さんは、何かにつけ我が家へ遊びに来てたから、その都度当時は父兄同伴でしか許可が出ない中州の喫茶店などに、連れて行ってくれた。また、私も長崎に遊びに行って、H兄さんが顧問をしていた図書部の男の子たちと、お正月は諏訪神社に初もうでや百人一首に興じたものだ。まだご隠居さんと巡り合う前の、青春の想い出の一コマ、ふとそんな昔のことが浮かんできた。貧しくとも良き時代だったなあと。モノクロの昔の想い出は、美しいものだけを残したいと無意識に思ってしまうのだろう。

今度の特別展の呼び物は【睡蓮】(2MX4M,壁一面に!)と【可愛いイレーヌ】は撮影OK!!夕暮れ近くで、観客の波が引いた後だったので、皆さんゆっくりカメラを向けていた。

  

人影もまばらで2時間半くらいでゆっくり回ることが出来た。「あ、この絵知っている、この画家知っている」人達ばかりなのが嬉しい。絵葉書などグッズ色々求めて家路へ。まだ夜のとばりが下りるには早く、博物館の周りは涼やかな風が抜きぬけて、心地よい大満足の散歩だった。

7月16日迄。 金曜・土曜は午後8時まで開館。

今朝起きたら「あれ?腰が!」痛いのだ。夜半左足のふくらはぎがつって、その痛みで目が覚め、その時に妙な姿勢をしたのか?そのはずみで?他には思い当たらない。

「ぎっくり腰の軽い奴だろう」とご隠居、今日の気功サークルはお休みして、早く治るようソロリソロリ。ほんとのぎっくり腰はこんなものではないだろう。初体験である(苦笑)

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梅雨の晴れ間、Yサンの家庭菜園で。

2018-06-16 06:03:31 | 日々の中で

先日「牛蒡が出来ましたから、いらっしゃいませんか」とYさんからお誘いがあり、ご隠居サンと出かけた。

紫陽花の咲く観世音寺境内を抜けて、Yさんの家庭菜園へ。(好きな観世音寺参拝への道と本堂)

 

 

牛蒡を抜く・・・初めての体験。Yさんは服装からしてて農作業手慣れた感じで、鍬でゴボウを掘り起こされるが、私はへっぴり腰、ご隠居は股関節不具合なので、蝶々や野の花や野菜の子供達にカメラを向けている。前にお邪魔した時に比べると、茄子・胡瓜・南瓜・花オクラ・オクラ・ピーマンなどなど、可愛い花や実をつけている。「種を頂いたので蒔いてみました」と蕎麦も育ち始めていた。我が家の庭の土に比べると、黒くて柔らかい。だから上手く育つのだろうな。勿論手をかけて世話をしているYご夫婦の丹精があってのことだが。  

  

 

一面にコスモスが揺れていた辺りには、自然に沢山のコスモスが芽生えていたが、これは土を鋤いて新しく秋桜の種を撒くのだという。秋の風にゆらゆらと優しく揺れる一面のコスモスを想像するだけで、嬉しくなる。

四王寺山を見上げながら、梅雨の晴れ間のひととき、火照った顔と汗に吹き抜ける風が、何とも心地よい。良い汗を流した半日だった。

頂いた牛蒡は、皮をそぐと真っ白で、雪国の女性みたいな肌だった。スーパーで買うのとは違うなあ。鯛の大きな頭などあらが売っていたので、早速「あら炊き」に。牛蒡を添えて。掘りたての牛蒡ってこんなに柔らかで良い味なんだなとびっくり!

Yさんに尋ねたら「JAの種で”うまいごぼう”短くてやわらかく、作りやすい」と説明に書いてありましたよ。と教えてくれた。「100日で長さ40センチ。2月28日に種まきしたので、今日が丁度100日目でした」とも。

 

私が育ったのは福博の街のど真ん中。畠で作物を育てる楽しみなどとは縁遠かった。それでも戦後は庭を野菜畑にして、手伝ったものだが、それもはるか昔のほんの一時期のことである。あの頃は街中の小さな庭にも、今頃の時期は蛍が舞い込んだりしていたものが・・・とふとそんなことを思った。

見上げる緑の重なりは、濃くなってきた。梅雨が明けると、灼熱の太陽の日々が待っている。暑いけれど、力強い夏の訪れだ。博多の街も山笠一色に染まって、「山笠のあるけん、博多たい」の季節到来である。

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初夏の風物詩、天満宮の【花菖蒲】見ごろとなって・・・

2018-06-07 11:37:54 | 日々の中で

 最近の早朝散歩の楽しみは、天満宮の【花菖蒲】6月初め頃から開き始めて、今朝は8分、いや9分咲きか。様々な色・種類の花菖蒲が55種3万本とか。これから暫く観光客の「わあ、奇麗!」という声が聞かれることだろう。夜間照明もある。

   照明期間:6月1日(金)~17日(日)
    ・照明時間:19時30分より21時まで
    ・期間中閉門時間:金・土・日曜日 21時 月~木曜日 20時

早朝の天満宮はまだ人影も少なく、池のほとりでゆっくりと菖蒲独り占め。ときどき、バッシャと鯉が跳ね上がる。この花には晴天より、今朝のような曇り空やそぼ降る小雨が似合う。梅雨の鬱陶しい季節に、花菖蒲や紫陽花、シャクナゲなどは、美しい色を添えて、梅雨の時期もまた良いものだなと思わせてくれる。

願わくば酷い空梅雨や瞬間豪雨のようなことがありませんように。梅雨はやはりしとしとと細やかに降り続き、田畑に雨の恵みをもたらし、雨音を聞きながら静かに過ごす時間を与えてくれるような・・・そんな梅雨らしい梅雨であって欲しいと願う。

高浜年尾(ホトトギス派を確立した高浜虚子の長男)の句碑。うん?紫は水面に映らない?たまたまそんな感じだったのか・・・なんて初めてこの句碑見た時に思ったものだが。夜間照明の時?俳句には全くの素人の私、この句の心を感じ取れないのかな

 

 ひっそりとした境内には数人の散歩や旅スタイルの人達の姿があるだけ。

 

 太宰府に移り住んだ頃には「おみくじ」は白一色だったが、今は季節に応じてピンクやブルーが。今の時期は菖蒲、あれ?紫じゃないのかな・・・日本サッカー応援のブルーだった。

参道も静まりかえっている。これが昼間は人・人で埋まってしまう。

 

九博で開催中の特別展のポスター。「可愛いイレーヌ」やモネの睡蓮は、写真撮影もOKで、好評開催中である。 訪れる友人達も多く、博物館近くという縁で友人達との再会の機会もあって良い時間を過ごせるのが嬉しい。

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とろ~り滑らか、美人の湯・・・平山温泉へ。

2018-06-06 10:41:24 | 旅&温泉紀行

 梅雨の合間、ご隠居の股関節痛の保養に温泉へ。一泊位では効果はないだろうが、気は心、柔らかい湯質の温泉でのんびりしようと出かけた。

もう刈り取り間近かの少し茶色になった麦秋の中を、我が家から1時間20分のドライブで、熊本県山鹿市近くの【平山温泉・湯の蔵】へ。800余年の歴史がある山間の静かな温泉。熊本城主加藤清正も湯治に来たという言い伝えのある、鄙びた隠れ家の風情があり、宿は5軒くらいかな。立ち寄り湯もある。

湯質はとろりと滑らかで、肌に優しくまとわりつくような感じの、単純アルカリ性。勿論かけ流しで加水なし。透明なお湯の温度は42度。硫黄の匂いは余りない。湯船に流れ込み頃には40度位か。程よい温度である。他にも美人の湯と言われる柔らかな温泉は、原鶴・嬉野などもあるが、この平山温泉のお湯が気に入っている。2万、3万出せば素晴らしい宿もあるだろうが、何しろ年金生活者。お値段も13,000位からと離れ屋・露天付きとしては高くはない。料理もなかなか!。

湯の蔵 寿亭 離れ屋。部屋に半露呂が付いている。古民家風。部屋の露天風呂にゆっくり浸かりながら、鶯や名も知らぬ小鳥のさえずりを聴く。至福の時なり。この宿には、もう一つ福亭もある。寿亭が10戸・福亭が7戸。

 

(部屋付きの露天風呂と、寿亭宿泊者用大露天風呂)

部屋にかけ流しの温泉があるのは、気楽に何度も入れるし、ご隠居は特にすっかり気に入って、団体客の少ない(特に隣国などの)こういう形式の宿を選ぶことが多い。

作務衣にお風呂行きの手提げ籠が添えてある。下駄でカラコロ、樹木に囲まれた路地を大風呂や食事処に行くのも楽しい。

お料理は和を主に、少し洋風が入って。少量ずつ品数多く・・・というのは、シニアの私達には嬉しい。洋はちょっと意を凝らし過ぎて、和牛はあっさり塩コショウくらいがいいなとは思ったが。

 

立ち寄り湯の方。宿泊客も入れます。き入浴料350円。大広間休憩付 750円。食事も出来ます。

立ち寄り湯大風呂と露天風呂。平山温泉の宿は15,6軒位だが、立ち寄り湯も入れるともっとある。周りは何にもない自然の中。でもこのとろりと肌を包むような柔らかい湯質は最高!

ドライブついでに立ち寄って、一風呂浴びて・・・お勧めです!!チェックアウトの10時ごろには、もう立ち寄り湯に車が何台か。朝風呂もいいですね。

帰路は【みやま道の駅】に立ち寄りました。温泉小旅の最後のシメです(笑)

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