ととろサンのひとりごと

【観たり聴いたり旅したり】からこちらへ。旅やアメリカでの話、趣味のことなどなど・・・自分の覚書を兼ねて。

【久松留守】今年も貼りました。

2018-12-30 21:24:17 | 日々の中で

泣いても笑っても明日は、今年最後の日【大晦日】 歳月矢の如し、しみじみ感じるようになりました。

古びた玄関の掃除などしても、り映えはしないけど、気持ちだけは迎春間近か。

インフルエンザ流行の兆しあり…のニュースとともに、今年も玄関に【久松留守】風邪を近寄らせない為の江戸時代のおまじないを貼りました。

以前ブログにもUPしましたが。江戸時代の人のシャレ心かな?

風邪をひかないように【久松るす】と半紙に書いて玄関や軒下に貼り付けるのが、江戸の庶民に流行りました。江戸時代もインフルエンザのような流行性の風邪があったようです。

お札の由来は有名なお染(そめ)久松の恋物語。歌舞伎でもしばしば上演されます。

於染久松色読販(おそめひさまつ うきなのよみうり)通称『お染の七役』(お染役の美しい女形役者が一人で久松はじめ七つの役を早変わりで見せるから)博多座でも中村七之助が、「えっ、どうやって変わったの?」としっかり見ていても解らないような早変わりを演じて、観客席を沸かせておりました。

当時流行した風邪は、人気の歌舞伎に因んで「お染風邪」と呼ばれました。お染と久松は恋人同士、特に若い(10代)お染の濃い心は一途で激しいのです。だから『あなたの大好きな久松さんは留守をしておりますので、この家にお染風邪さんは会いに来ても無駄ですよ。来ないで下さいね」という何ともお洒落な風よけのお札、効果のほどは解りませんが。

(江戸時代は草紙ものや狂歌など、庶民が楽しめる読み本が流行り、町民文化が花開いた時代、私はそれまでの時代と違って、公家や武士階級だけでなく、商人など一般庶民の人達の生き様や暮らしぶりが彷彿とするさまが好きで、江戸の歴史は文化的にも興味深いなと思っております)

私とご隠居さんは毎年早々に予防注射は受けます。その効果?か、長年インフルエンザとはご縁がないようです。【久松留守】の効き目かも?

でも・・・ご隠居さんは目下【ヘルペス(帯状発疹)】の真っ最中。股関節のリハビリが終わったばかりなのに。(症状その他については、ご隠居さんがMYブログ 蟋蟀庵便りに記載していますから、私は省略)当分安静にしておかないと、治っても神経痛に移行することもあるようです。以前と違って今は神経ブロック剤や抗ウイルス剤を服用すると、酷い痛みを感じなくなるようです。ただ、高熱が出るので水枕・アイスノン。熱ピタ・・・などを使ったり。

お正月は幸いというか、娘達も今年は何度か帰省しているので、私達だけで過ごします。ご隠居さんには安静にして貰って、シッカリ完治するようにと思っております。おせちは依頼したので、他に好きなおせちなどを作って、ささやかながら例年のような迎春準備は終わりましたので、ご隠居さんの静養に合わせて私も静かに過ごすつもりです。

一年間、他愛ないお喋りブログにお付き合いいただきました皆様、本当に有難うございました。

 2019年はどんな年になるのでしょうか?自然や世界・日本の行く末は不安も多々ありますが、希望はいつも胸に、明るい気持ちでスタートしたいと願っております。皆様もつつがなくご越年下さいませ。

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町内暮れの行事も終わって・・・

2018-12-23 13:15:58 | 日々の中で

 年の瀬とは思えない暖かさが続いている。粉雪も寒風もなく、鈍色の空は重いが、風もなく穏やか。昨日は18度まで気温が上がっていたようだ。

 町内年の瀬行事。

12月15日 Xmasミニ・コンサート。

 昨年に続いて、すぐ近くの福岡女子短大音楽部の生徒さん達が地域交流の一環として、ゲスト出演。小さな公民館で舞台もなく、申し訳ないなと思うけど、明るい笑顔と若々しい演奏で、おなじみのクリスマスソングなど。嬉しいプレゼントだった。

 

ミニコンサートの後は、ケーキや紅茶・コーヒーで、スイーツタイム。子供会のお母さん!さんの手作り、ドイツの伝統的クリスマス・ケーキ【シュレトン】ドライフルーツがたくさん入って、ケーキの上には粉砂糖の真っ白な雪が。程よい甘さで美味だった。町内の方達とお喋りしながら、楽しいひと時を過ごした。

 

12月23日  餅つき大会。

これも毎年恒例の年末最後の行事。

 

小雨がぱらつきだした。・・・。外で立食?の予定をを変更。公民館の中で熱々の具沢山の豚汁と、つきたてのお餅は【小豆餡・黄な粉・柚子酢おろし大根】で。満腹の後は、皆さんお喋りが弾んだ。

この団地も最初の入居から数えて、40年以上の歳月が流れた。住民世代交代の時期になったなあとしみじみ思う。昨今は【個人情報なんとやら】で以前のように、新しく入居してきた人達のことも、解らないままだ。町民が一番沢山集まる【餅つき大会】の人に、若いお父さん・お母さん・子供達と初めて声を掛け合ったりする。

今回びっくりしたのは、夫が自治会長の時代私も一緒に地域のために、あれこれ動いていたが、その頃の男の子が・・・奥さん連れて参加!「えっ、結婚したの!」そうなんだよなあ、その頃小学生だった子は、社会人や大学生・高校生・・・。結婚した子がいてもおかしくないんだか。私達にとっては今も”悪そう坊主”だったYチャン!ヤンチャな幼顔が一気に蘇って。照れくさそうにしながらも、私達のお相手をしてくれる。楽しいひとときだった。明るい良い家庭を築いていくことだろう。おめでとう!!

今年の町内行事も終わって、新しい年を迎えるまであと数日。駅伝やマラソン大好きなご隠居は、全国高校駅伝をTVで楽しんでいる。来年はどんな年なんだろう?世界的にも日本的にも、いや、地球的にも不安材料の多いスタートだろうが、希望はいつも持っていなくては。

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早目にちょっとXmas気分。

2018-12-13 17:22:12 | 日々の中で

若い友人に誘われて、Xmasイルミの博多駅前広場と市役所前広場の、Xmas・マーケットへ。ご隠居さんは「アメリカでしっかり見たから、もういい」とお留守番。そりゃあアメリカのあの素晴らしいXmasイルミに比べると…確かに・・・でも、いいじゃありませんか。宗教関係なく冬の楽しい行事として定着したXmasだもの。太宰府では見ることのないイルミを、ちょっと覗きました。何年ぶりだろうなあ。

どちらも広場には、Xmasグッツや食べ物・飲み物のお店がずらり。三々五々皆さん楽しんでいました。

博多駅前。(カメラはバカチョン、ボケてますが)

 

博多駅前は白とブルーが基本のイルミネーションで、ちょっと大人の雰囲気。市役所前には沢山のサンタさんや可愛いトナカイさんや動物たちの人形が、にこやかに迎えてくれて、光はオレンジ、暖かい色に包まれていました。小さいお子さん連れの若い家族も楽しそうでした。舞台では「あら!」以前飛鳥クルーズの時のイベントに出ていた「ピアノマン・ダリルさんが!」

 ホットワインやおつまみで、暫くピアノの弾き語りで、クリスマスソングを楽 しみました。

はい、我が家は仏教ですが(笑)・・・光の祭典、イルミは楽しい雰囲気に包まれて、なんだか幸せ気分になりましたよ。

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平成最後の師走月。

2018-12-12 16:41:20 | 日々の中で

 平成の世の最後の12月も半ば近く、まだ厳しい寒さではないけど、どんよりとした冬の空は低く感じられる。庭では二階に届きそうになった椿が沢山蕾をつけ、侘助もびっしりと花をつけた。庭の隅の万両の真っ赤な艶々した真ん丸な実は珊瑚の玉みたいだ。小さな庭も冬の色合いに染まり始めた。

 

これから沢山花をつける椿。楽しみだ。

アメリカから帰省していた娘も、日本の食品色々買い込んだでっかいスーツケースとともに我が家へと帰っていった。空港でハグして別れた後は、切ない想いがこみ上げる。以前のように長期滞在でアメリカに行くことももうないだろう・・・などと寂しく思うのは、やはりトシとったからだろうなあ。

娘が日本に来ると楽しみにしているのが温泉!ご隠居がブログにUPしているので、私は画像を少しだけ。今回は柔らかいとろりと肌にまといつくような湯質の、馴染みの【湯の蔵】平山温泉」へ。源泉かけ流し。部屋の露天風呂は一晩中お湯が流れっぱなし。いつでも気儘に入れるので、ご隠居は大露天風呂はパスして専ら部屋の露天風呂三昧。食事も程よく美味。部屋に露天風呂が付いて離れやで・・1万4千円也の宿泊代は、私達シニア年金生活者には有難い。何より湯質の良さが気に入っている。

 

 

また ある日・・・。

博多座公演中の「あらしのよるに」娘行くことが出来て「いい時に帰ってきた!」と(私は二度見ることとなったが)千穐楽は大いに盛り上がって、スタンディング、拍手の嵐に、獅童さん挨拶中に涙も。評判が良くて後半に客の入りが増えたらしい。童話の歌舞伎化、それも登場するのは狼と羊だけ。なのだが、歌舞伎の要素を上手く取り入れ、義太夫と獅童さんの掛け合いも面白く、笑ったり涙ぐんだりしながら、見ている人達が多かった。

 あらしのよるに(博多座)】観ました。きむらゆういち原作の絵本の歌舞伎化。歌舞伎の要素も取り入れながら、素晴らしい舞台に仕上がっていました。狼らしくない外れものでいじめられたりの狼がぶと優しい山羊めいが、真っ暗な中で巡り合い喰う者と喰われる者でありながら「ともだち」になる。「人はみんな違っていい」童話のテーマを生かしながら、場内爆笑だったり、涙だったり。子供達やお母さんたちに観て欲しい!獅童さんの気持ちが溢れています。もっと教育委員会などの力で、親子での観劇や子供達を招いて、今のいじめなどの多い世の中で、劇を見ながら自然に大事なことに気付かせる良い機会だと思いました。かりに収益少なくなっても、松竹さんや福岡の市長さん・教育長さん名護が、そんな文化の大切さを感じて下さったらなあ・・・。…そうそう、義太夫さんと獅童さん(熱演!)の掛け合いも面白かったなあ。歌舞伎初心者には持って来いの歌舞伎入門かも。27日千穐楽あと数日なんですね・・・・。(他の処にUPしたものから抜粋)

 博多座は第3セクター方式の劇場。だからこそ文化の裾野を広げる努力や、子供達に佳い生の舞台を見せる、採算をある程度度外視しても・・・大事なことではないだろうか。「親子歌舞伎観劇」格安料金で!!知人の若いお母さんが、子供二人と観に行きたいけど・・・チケット代高くってちょっと無理です…と仰っていた。獅童さんの子供達に観て欲しい!気持ちを思うと、市や博多座さんにもうひと頑張りして欲しかったなあと思う。

 

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まだ太宰府は晩秋の色濃く~~

2018-12-02 21:34:31 | 日々の中で

平成最後の師走の月に入ったが、ここ数日小春日和が続く。穏やかで暖か。終末には一気に気温が下がって、冬に突入らしいが。

アメリカに住む次女帰省。彼女の目的は・・・福岡ドームでの【嵐コンサート】(20年来の熱烈フアン)籤運が良いらしく、チケット当選してその都度帰省する。福岡ドームのみならず札幌(私達もお陰で北海道旅行したが)やハワイなども。「なんとまあ!」と呆れるけど、よ~く考えたら、私も時々【歌舞伎観劇】のために上京する。友達に「貴女に似たのよ」と言われると、返す言葉がない。でも好きなことのある人生って、いいものだらか・・・なんて、モゴモゴ弁解してしまう私である。

帰国したらまず近くの天満宮や竈門神社へ。(娘達は天満宮幼稚園卒である)

天満宮は菊花展開催中。アジアの観光客で賑わっていた。

竈門神社は紅葉真っ盛りというより、そろそろ終わりかなという感じだったが、少し空は曇って来たが、紅葉はやはり美しかった。宝満山の登り口にある竈門神社は小さいが由緒ある神社で、縁結び神社、桜や紅葉の名所でもある。

 

 

竈門神社は縁結びの御利益あらたかとのことで、おみくじの売り場も先年お洒落・モダンな感じの建物となって、若い女性達で賑わっている。吉川英治の「宮本武蔵」や葉室麟の小説にも出てくる【杖術の夢想権之助】を祭った神社や石碑もある。娘は「小さい頃から一緒に宝満山に登ったよね」と懐かし気である。まだ幼稚園にも入らない頃から、私達家族と一緒に山の石段を両手をついて、よじ登っていた娘(宝萬山は修験者の山。石段の一つ一つはかなりの高さがある)登山客に「坊ちゃん、元気だねえ」と声掛けられて「女の子だもん」と唇尖らせていたっけ。(半ズボン姿だったし、髪もショートだったし)

そんな次女は、大学留学から今までずっとアメリカ暮らし、結婚相手には日本人を選んでいるが。私達と暮らした年月よりも長い年月を海外で過ごしている。家族で良く山登りしたことなどを、思い出していたら、紅葉の朱色が・・・にじんで見えた。人間年とると・・・涙脆くなるもんだなあ。

竈門神社について詳しくは

 宝満宮竈門神社(かまど神社のHP)

ちょっと軽く楽しく知りたい方にはこんなのは。竈門神社その2.

午前中 天満宮→竈門神社に参拝して、地鶏料理のお店に立ち寄った。宝満山の麓、古民家を利用して春に開店した店【山蔵(さんぞう)】

    

 ランチタイムとあってか、室内は満席。ぽかぽか陽気で暖かく風もないので、野外のテーブルで地鶏焼きながら、キンキンに冷えたビールを。好天気なればこそ!鶏肝のお刺身は、野外では早めに食べて下さいと店員さん。そうねえ、こんな陽ざしの中で炭火を使うから早く食べちゃいましょう!地鶏料理【山蔵(さんぞう)】

昨年は私の入院見舞い(+嵐コンサート)で帰国。今年は4月京都の桜(春にはずっと帰省できなかったので、どうしても日本の桜が観たくて)・11月の嵐コン(昨年、今年と続けて当たるとは思っていなかったけど、一応応募していたとのこと。帰ろうかどうしようか悩んだらしいけど、やっぱり帰りたい!)と。籤運が良いのはめでたいこと。宝くじ買わせようかな(笑)AHAHA,邪念があると、当たらないものらしいです。

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