goo blog サービス終了のお知らせ 

ととろサンのひとりごと

【観たり聴いたり旅したり】からこちらへ。旅やアメリカでの話、趣味のことなどなど・・・自分の覚書を兼ねて。

桜・桜・桜 今真っ盛りなり。

2021-03-27 11:11:43 | 日々の中で

今年の桜は一気に満開となった。3月14日は友人夫婦と私達。15日は友人達と。二日続けての近場の桜巡りとなった。都府楼史跡・春の森公園・御笠川川沿いなど。桜見には説明不要ですね。明るい碧空に朧な薄ピンクの桜・桜。美しい花びらは、日数を待たず春の嵐に散り急いでしまう。儚くもはらはらと風に舞い散る桜花は、いにしえから大和人の心をとらえて来た。太宰府の桜は他にも水城堤防跡・第一経済大桜トンネル・竈門神社などなど。あちこちで桜花咲く美しい季節を味わうことが出来る。ご近所や児童公園などの何でもない桜も見事だ。

四王寺麓「春の森公園」で。

 春の森公園、桜のトンネル。

 

(都府楼史跡の桜の森)

 花の下では、家族連れなどが暫しコロナ禍を忘れてひとときを楽しんでおり、広大な都府楼跡地では子供達が嬉々として走り回っていた。三密を気にしないで過ごせるのは、やはり自然の中が一番!

 

毎年春には、楽しみな(御笠川沿いの桜並木,は1,6キロ続く)

  鯉もゆったりと泳ぎ、すっぽんは、ぽかぽか陽気の中で気持ちよさそうに、日向ぼっこ。

都府楼史跡のすぐ横には「坂本神社」令和年号で全国的に有名になったこの神社は、小さな小さな神社だったのだが・・・今は。

 令和の石碑も、万葉和歌の石碑も出来て、神社の前は観光客の車が次々に訪れていた。

坂本神社を望む小高いところにある四阿屋の傍に、私の大好きな「大島桜」があったソメイヨシノは、花が終わって葉が出るが、オオシマサクラは、花と葉が一緒に出てくる。樹木全体の画像は残念ながらボケてしまっていたので、枝先の花と葉の画像を。薄緑の色合いにみえるこの桜は、桜の原種で葉っぱは「桜餅」に使われる。舞鶴城址公園に見事なオオシマサクラがあったが・・・今もあるのかなあ。久しく訪れていない。

  

太宰府は歴史跡と万葉石碑と自然の町と言えよう。この辺りに日本の西の政治の拠点と、国を守るためのお役所があり、都から遣わされた雅な人々が、まつり事や連歌など風流を楽しんでいた。イタリアを一度訪ねたことがある。ローマで『この辺りをシーザーなどが歩いていたんだ!』と思うと足元の石畳さえ、息づいた歴史を伝えているような気がしたものだ。太宰府を訪れる歴史好事家は、そんないにしえの太宰府に想いを馳せるのだろう。

桜も見事だが、芽生えの時期は若い緑が何とも言えない程に美しい。

(春の森公園の、黄緑の若い芽吹きと、赤い新芽)

お握りランチと、三密気にしないでいい自然の空気の中でのお喋り。ひとときコロナ禍の時代から、心が解き放たれたひとときだった。あと2,3日で桜は風に舞うだろう。

 ひさかたの 光のどけき 春の日に

        静心(しずこころ)なく 花の散るらん    紀貫之          

おまけ:桜林の下で、こんな撮影風景。そう、鬼滅の刃デスネ。

コメント (10)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

春のお彼岸、三寺詣り&老舗の味

2021-03-20 20:28:50 | 日々の中で

 初夏の陽気に誘われてというわけではないけど、お彼岸詣りに出かけた。昨年は春・秋のお彼岸もお盆も、コロナ自粛で行かずじまいだったので。

 

 

ご隠居の車で、福博市内3つのお寺に詣でる。天神・舞鶴の「大長寺」は我が家の菩提寺。舅は関東の出身で本家は遠く、舅逝去の時に姑の実家のお寺に新しく納骨堂を用意した。姑の実家はこちらには後を祀る人がいなくなり、私達亡き後のことを考えて永代供養とした。

あとの二つは、中洲川端・祇園町の「萬行寺」と、上呉服町の「西教寺」(聖福寺の裏手に当たるこの辺はまだ昔の博多の路地が残っている。以前朝ドラ「走らんか」にちょいちょい登場したものだ)

 私は祖父母同居という環境で育ち、子供の頃は祖母のお寺詣りのお供をしたし、お寺の境内は格好の遊び場だったからか、お線香の匂いの漂う広くてちょっと薄暗いお寺の本堂の佇まいが好きである。先祖からの命の縁を延々と繰り返して現在の私達がいる。改めてそう思いながら墓前に手を合わせた。舅に姑に、父・母、祖父母、そして幼いころになくなった私の弟に、元気で生かされていることの感謝を込めて、心の中で話しかける。母方の祖父にとっては、私は初孫。随分と可愛がられた記憶がある。墓前ではそんな色々な想い出が一気に蘇る。

 大長寺近くのロシア料理【ツンドラ】でランチをとる。もう半世紀以上前から続く店で、まだ結婚前若い頃、ご隠居とよく通った店の一つ。天神の辺りはビルも店も変化が著しいが、たまに、こんな歴史の長い店がある。ご隠居もまだ学生だったし、若い私達にはこのお店などは、とてもお洒落に思えたものだった。ロシアの家庭料理というのも珍しかったし。一人千円くらいのランチ、手頃な昼食である。懐かしいなあ。

 

サラダ・ピロシキ・ボルシチ・つぼ焼き。

懐かしいランチの後は、萬行寺へ。すぐ近くに櫛田神社があり、川端通り商店街を抜けると博多座もある。ご隠居はこんな街中を運転するのは嫌いなのだが・・・。

萬行寺の次は西教寺。この辺りは大通りから離れて、静かな下町という処か。有名な聖福寺の裏手にある。お詣りを済ませてお寺近くの従弟宅に立ち寄り、すぐ近くの【西門蒲鉾(さいもんかまぼこ)】で海老・イカ・きくらげ・セロリ入りなどの色々なチギリ蒲鉾などを買う。友人へのお土産にも。千円以上のお買い物は抽選がありますとのこと。ご隠居がくじを引くと「お祝い春冠」が当たった!う・ふ・ふ、「こいつぁ、春から縁起がいいわえ」である。西門蒲鉾は、大正2年創業の博多蒲鉾の老舗です。

 知ったかぶりでいうと、フォークの「チューリップ」メンバーの一人ドラムの上田さんのご実家で、お兄さんの社長上田哲蔵さんは、博多の街をこよなく愛し、博多の祭りやしきたり・歴史などを実践、語り継いでいくことを、モットーにしていらっしゃいます。生粋の「博多っ子」です。

 

こういう細工物を作るのは絵心のある社長の娘さん。季節に応じて様々な物が店先に並ぶ。因みに私の購入額は三千円。春冠蒲鉾は千二百円。

「当たる!」って気持ちの良いものだ。三寺詣り、殊勝な気持ち&遊び気分を味わった半日であった。

西門蒲鉾の季節・・・これはお雛様。 20日のテレQ「ぐっ!ジョブ!!」に登場。

 

コメント (10)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

弥生の月も半ばとなって。

2021-03-14 15:15:42 | 日々の中で

  (Yさんが送ってくれた【散り敷いた椿の花びらと、宝満山】太宰府の春!らしい画像、拝借してUPしました)

 温 度差の激しい三寒四温もやっと落ち着いて、春の訪れの柔らかさを肌に感じる昨日・今日。若い頃は物悲しくなるような秋の風情が好きだったけど・・・今は明るい希望や輝きを与えてくれるような”春”の扉がそっと開くのを、冬の寒さや重たさに耐えながら、心待ちにしていた春!コロナはまだ落ち着かないけど、季節の明るさにブルーな気持ちを切り替えよう!

 

 ミモザの花と、雪柳。

 庭の隅にも、散歩で見かける路傍にも、見上げる樹木にも、春を告げる花達が明るい色彩を衣にまとい、香りを漂わせている。

  

昨年蝶々さんのお子様用にと、プランタンにご隠居が庭に散らばっていたすみれを寄せ植えしたのだが、すっかりお子様方に食べられて、細い茎だけが残っていた。

 植物って強いなあ。春の暖かな陽光に、花を咲かせ始めた。今年も蝶々さんがやって来て、ちびっ子たちがもぐもぐ食べる位に沢山咲いてくれるだろうか。

鉢植えの《エイザンスミレ》も咲き始めた。春は命の芽映える時、東北大震災から10年目、まだまだ復興半ば、心に悲しみを抱えて、前を向いて歩く人達、心から癒しの風が人とのつながりが、安らぎを与えますように。私は極々小さな事しか出来ないけど。安寧を願う気持ちは一緒、神戸・阪神大震災よりは26年目。心から祈り願う春である。

 

昨夜は奈良東大寺のお水取り、観客がいない実況中継を見た。残念ながら実際には見たことがないので、夜の闇の中でのたいまつの炎、祈りの読経の声、足踏みの音・達陀(だったん)・・・幻想的な世界に浸った。

 この行事を歌舞伎舞踊として「韃靼」を創った先代松緑丈(日本舞踊藤間流の宗家でもある)のDVDが家にあるので(歌舞伎名作選)今日はそれを見た。

昭和45年収録の物だから、当然ブルーレイではないので、映像は鮮やかとは言えないが、先代松緑さん(好きな役者サンだった)のすばらしさ、青衣の女人は菊五郎さん(若くて美しい!)早くなくなった辰之助(松緑さんの息子さん)さんも出ている。松緑さんと辰之助さんの、歯切れの良い踊りに圧倒される。好きな演目の一つである。

 博多座での公演は2008年6月。菊五郎さん・藤十郎さん・現松緑さんでの「達陀」を観た。

 観光客が溢れていなかった頃の奈良や京都、もう一度行きたいなあ。コロナが収束してまた人・人で溢れる観光地化してしまった古都には行きたくないなあ。観光業の人達からブーイングを頂くかも知れないけど・・・。

3,4月、春!春!に心地よく身を任せよう。

   春がすみ  遠く流るる西空に

                入日 大きくなりにけるかも    斎藤 茂吉

コメント (10)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

三月・弥生に入る、浅春の頃。

2021-03-02 15:07:31 | 日々の中で

2月は駆け足で去り、3月は明るい季節への扉を開く。

三月到来の日に、小さな嬉しいことが!!

昨年【GO TOキャンペーン】にあやかって、鹿児島の霧島温泉へ。いつもは手を出せない(苦笑)お洒落な宿に一泊した。その時フロントで「GO TOキャンペーン・プレゼント』用紙に記入・応募していたのだが、すっかり忘れていた。弥生の月の初日に、そのプレゼントが届いた。しかもご隠居と私のと二個。鹿児島名産詰め合わせ。春到来!コロナ禍で沈みがちな気持ちが、ぱっと吹き飛んだ一瞬だった。私ってほんとに単純!同行した娘にも当たっているかもとlineで問い合わせしたら「私は牛肉に応募したからダメだと思うよ」・・・・そういえば私達は倍率の低いのに〇印を付けたんだった。有難う!賀状は切手シート三枚だけだったから、ちょっと気分がいいなあ。

激しい気温差の三寒四温の日々だが、散歩の足元には、眠っていた小さな草花が莟を開き、庭の樹木にも花を咲かせる。

(画像はご隠居さん)大イヌフグリ・ホトケノザ・菜の花・日本水仙。

庭の樹木も目覚めて春を告げる。コロナよ、鎮まり給え。

(庭の下手な画像は・・・ととろサンです)

緊急事態宣言が解かれて、太宰府天満宮は、受験シーズンと梅苑の梅真っ盛りで、参拝客は増えることだろう。宣言中も博物館は少ないようだが、天満宮の参道は、いつもの早春の頃と変わりはなかったようだ。アジア系観光客の姿がないだけで。

コメント (12)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする