ととろサンのひとりごと

【観たり聴いたり旅したり】からこちらへ。旅やアメリカでの話、趣味のことなどなど・・・自分の覚書を兼ねて。

早春のとき巡り来て

2010-03-16 05:20:56 | 日々の中で

  
”春はすぐそこに”などの見出しで、桜の名所はじめ観光地へ旅心をいざう新聞全面広告が目に付く。ふらりと歩けば、そこはかとなく沈丁花の香りがただよい、連翹の黄色、白い雪柳などがたわわに枝をたれ、福岡では桜の初咲きが報じられた。季節は冬に別れを告げ、人々も重い衣を脱ぎ捨てて軽やかな明るい色合いへと装いを変えているようだ。

さあ!季節が変ったら、芽吹きの春のような若やい気持ちに切り替えなくちゃあ。蕗の薹・筍・土筆も味わったことだし(”食い気”から春が来たの?って言われそうだが)

それに昨日あたりから【空は朧なかすみ色】といえば、聞こえはいいが、毎年春恒例の【黄砂】が例年より早くやってきたらしい。はるか彼方の中国の砂漠あたりから、風に乗って毎年やってくる黄砂。ただの砂ならいいけど、妙な物質が混じっていないかなと疑いたくなる中国の大量農薬使用、車もこの時期は汚れやすい。歓迎したくないこんな春の風物詩もあるのだ。花粉の飛沫もそうだなあ。マスク姿が多くなった。

 今日も卒業式を終えた女子大生の、色を競うきらびやかな袴姿があちこちに。男子学生の羽織袴姿も多い。バッチリ・メークのタレントばりの女子大生に改めて目を見張り(なんと現代の若き女たちのメークの上手いことよ!)男子学生の頼りなげな袴姿に(なんと!派手な!昔なら演歌歌手だよ、お前さんは)とボヤキたくなるのは、ととろサンがトシとったせいかなあ。考えてみれば、私達の若い頃石原裕次郎などが人気で、【太陽族】という言葉が流行り、ロカビリー、グループサウンズの時代には、祖父母の世代は大いに眉をひそめて「今時の若い者は」と嘆いていたようだ。いつの時代も繰り返される新旧の世代の価値観の相違、そうやって世の中は変化していく。だが、願わく少しでも人々が住み易く、他への思いやりを持つ優しさを忘れないでいることのできるような時代であって欲しいものだ。ファッションや趣向は変っても、人としての大切なものまで脱ぎ捨て、忘れてしまってはいけないとしみじみ思う。

さあ、気持ちも春に切り替えて、少しでも明るく、残された日々(わあ、大げさ)を大切に過ごしていこう。

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今年も八朔、こんなに。

2010-03-05 23:26:05 | 日々の中で

今年もたった一本の木から174個 の八朔が実った。途中小さな実が幾つも幾つも落ちたりして、丹精込めたご隠居はハラハラしていたが、縁側に並べてみると、けっこう沢山だなあ!摘果すれば、もっと大きいものばかりが出来たのだろうが、素人の楽しみと可愛さで、【折角花が付いたのだら】と自然に任せていた。友人達やご近所にも、おすそ分け。見かけは余り良くないけど水気たっぷり、後味爽やか。

早速ご隠居は孫達へ「じ~じより」と発送。『一個100円位の送料だったから、買った方が安いんだろうが』いえいえ、八朔の樹木の周りに穴を掘って、肥料をいれ、面倒みたじ~じの愛がこもっているのだから。

横浜の孫達からのお礼の電話を受けて、ご隠居は嬉しそう。”さつき”の家族向けのブログに載った孫達の「すっぱい!」おどけた表情の画像がおかしかった。無農薬で、ビタミンCたっぷりなんだぞ!一本の八朔の木に感謝しながら、最近の食後のデザートは八朔デス。アメリカに住む次女”めい”が『オレンジと交換したいなあ!』って言ってたっけ。植物や果物は、持ち込みも送りも駄目だものね。庭に実のなる樹木をもっと植えておけばよかった・・・と思うけど。我が年齢を思うと、あはは、今からではもう間に合いそうにありません。

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近場の温泉

2010-03-01 06:55:30 | 旅&温泉紀行

 温泉といえば大分の久住あたりに行くことが多いのだが、『たまには近場の温泉に行ってみようか』遊びに来た妹を誘って太宰府市に隣接の筑紫野市二日市温泉の銭湯?に行きました。ご隠居は冬が苦手なので『昼間の温泉は風邪引きそうだ』車で送ってくれました。家から10分、電車で一駅。超・近場です。

二日市温泉の開湯は千三百年前。万葉の歌人大伴旅人や明治の文豪夏目漱石なども入ったという。『宰府(さいふ)まいり』(太宰府天満宮にお参りすることを昔の博多の人たちは、そんな風に言った)の帰りに、この温泉で過ごすのも楽しみだったらしい。当時は芸者さん達もいて、賑わった温泉町だが、今は数軒と銭湯を残すのみとなった。 『大丸別荘』は昭和天皇はじめ著名人が訪れた、古風さと閑静な佇まいと3500坪の日本庭園が売りの温泉宿(しかしお値段も庶民の私にはちょっと高い)

私達が行ったのは、銭湯『博多湯』 創業万延元年。加水・加熱を行わない天然かけ流し。湯 質は柔らか。風呂場がそれほど大きくないので、独り占めってわけにはいきません。常連さんも多いようです。二階にある【休憩所】などもリニューアルされて、綺麗になっておりました。

 画像はネットから、お借りしました。

単純温泉(弱アルカリ性低張性高温泉)

 泉温

  摂氏44.5度
 湧出量   毎分157リットル
 PH   8.2
 ラドン   5.3M・E
 知覚   無色透明・硫黄臭・無味
 効能  

火傷・アトピー 性皮膚炎・神経痛・筋肉痛・関節痛・慢性消火器病・痔疾・冷え性・病後回復期・うちみ・くじき・関節のこわばり・運動麻痺・五十肩・疲労回復

太宰府に住んでウン十年になるのに、一度も行ったことがなかったんです。お湯質がとても気持ちいい。二階の休憩室は新しくてきれいだ。懐かしの【フルーツ牛乳】などを買って畳にごろり。枕もある。火照った身体はぽかぽか。妹とアレコレのお喋り。コレで300円!買い物したりして帰宅するまでポッカポカだった。

 近所の方は自宅のお風呂沸かさず、通う人も多いらしい。この博多湯の真向かいに【御前湯】(昔黒田の殿様のお風呂だったので)今は名前だけが残り、筑紫野市のコミュニティーの一環となっている。こっちは入湯料200円。ジェットバスなどもあり広さもあるそうだが、昔ながらの温泉風呂で掛け流しは博多湯の方らしい。常連さんが色々教えてくれた。今度はお向かいサンを覗いてみるかな。

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