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ととろサンのひとりごと

【観たり聴いたり旅したり】からこちらへ。旅やアメリカでの話、趣味のことなどなど・・・自分の覚書を兼ねて。

線香花火

2009-06-23 15:52:22 | 日々の中で

 線香花火の話が今朝のTVで。日本ではもう三箇所しか作るところはないとのこと。殆どは中国などアジアで作られているそうだ。福岡県みやま市からの放映だった。今は豪華な桐箱入りの五色のものや、朱鷺の姿に似せた線香花火も作られている。

昨日博多の街まで出た時に、孫達へ出す絵葉書に「ホタル」と「花火」を選んだ。花火といえば私は線香花火が好き。幼い頃の情景と繋がる花火だ

イラストはネットから拝借しました。

「もみじになぁれ、柳になぁれ」と小さな真っ赤な玉を落とさないように息を詰めるように真剣に見つめていたあの頃。私の記憶では藁しべの先に黒い小さな玉が付いていたように思うが、藁のは戦後の紙のない頃だったからだろうか。現在の色彩のある紙の線香花火は、なんだかちょっと違うような気がしている。

博多の街中の我が家の庭にもホタルが舞い込み、お盆の頃は集まったいとこ達と花火を楽しんだ。傍には祖母や父や母や伯父たち大人も集まって。まだ核家族などという言葉のない時代であった。真っ赤なほうずきの芯を上手に、くりぬくように取り出す競争、口の中でなるほうずきの音、箱崎の放生会で買ってもらうのが楽しみだった海ホウズキは・・・今もあるのだろうか。海ホウズキって何かの卵?と聞いたような気がするが。絵葉書を片手に、とめどなくそんな子供の頃を思い出すのも、しとしとと降り続く雨音を、静かな午後に聴いているせいだろうか。

明後日25日から1週間ばかり、白内障手術のため入院することになった。通院でも構わないのだが、両目とも済ませてしまうとすると、毎日の通院も大変だし、主婦はどうしても家にいれば動くことも多いし、ホテル気分で・・・と病院宿泊(笑)と決めた。

目の酷使もあるが、やっぱり老化、トシのせいだろう。同じなら後期高齢者になってからだとと、医療費が安いのにと友人が笑う。そんな!白内障は、都合よく待ってはくれません。

周りにはかなりその手術をしている人たちがいる。色々聞かせてくれる。「びっくりするわよ。物凄く見えるようになるから、掃除していたつもりの部屋の隅の埃や、自分の顔のシミなど」だそうだ。そうかもしれない、最近は紗のカーテン越しに景色を眺めているような、そんな感じだったから。活字が読みやすくなるというのは、読書大好きの私には期待ワクワクである。

さて、どんな手術で、どんな結果か?美容室にも行ったし、入院準備は整った(笑)(えっ、そんなの関係ある?)はい、女性にとってはあると思う。

だって、入院中は顔もすっぴんでパジャマ姿。オマケに髪ぼうぼうではねえ。今回は何も準備しないで入院するつもりだったけど、やはり冷凍庫満杯近くなった。「何日留守するつもりなんだ」とご隠居苦笑・・・。

物凄く辛い状況での入院生活、不安と恐怖を体験したこともあるととろサンは、二度とあんな思いはしたくない!という気持ちが強い。だから・・・いつでも明るい気持ちを持っていたいのだ。せめても。どんな状況や病気になったとしても。難しいことではあるが、とっても大事なことだと思っている。それと・・・信頼できる病院・医者にめぐり合いたいと。未熟な医者にあったばかりに、嘘のような話が事実としてあることを体験してしまったという事実の持ち主なのだ。ととろサンは。

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頑張りました、ご隠居サン!

2009-06-17 11:55:24 | 日々の中で

  入梅とともに降った雨はもう一段落か、夏日のような陽ざしが続く。「ほんとに梅雨?」と思いたくなる。やはり九州は亜熱帯化しているのかも(最近この言葉、よく使うなあ、私)でも、本当にそんな感じ。そのうち我が庭に突然椰子の樹がにゅきにゅき出現するかもしれない。

ご隠居サン(夫サンから呼び名昇格。公職?区長リタイアしたから。完全ご隠居サンとなったといっても、日々九博ボランティアで多忙ではあるが)が、「大きな粒のラッキョウが食べたいな」と突然言い出した。

我が家は例年鳥取砂丘の小粒ラッキョウなのだが。今年は大粒をと、太宰府JA経営の地元農作物の店「ゆめ畑」で、無農薬(多分やや無農薬・・だろうが)のを購入。まずは試しに少なめに。ついでに生糠も。ここはお米をその場で精製して売るので、糠が沢山ある。最近アメリカの娘宅や横浜滞在が長くなるので、【糠床】やめてしまっていた。新しく作ろう!!昔は甕(かめ)で漬けていたが、10年来このホウロウの漬物器にした。手ごろだと思う。カメで漬けるほど食べる人数も多くはないのだから。

「手伝って!一緒に漬けようよ」

  結果、ご隠居サン本を見ながら、独りで漬けました。糠も炒ってくれました。ついでに「たまには餃子もいいね」包んだのは総てご隠居サン、男の人ってけっこうやりだすと凝るというか、丁寧といおうか。「いい仕事していますねえ」(骨董の中嶋さんではないけど)

会社リタイア後、一緒に地域作り頑張ってきた結果かな。助かってます。感謝!立ち上げた「男の料理教室」も元気に続いています。(料理の後の食事会でビールなど傾けながら、住民同士、楽しく交流!終の棲家ですもの)

今は夫と二人暮らしのととろサン、昔娘達と餃子を作ったり、楽しんでいたことを思い出していました。

私も【今日は食の日」とばかり、常備菜・炊き込みご飯をお握りに・揚げ物・ハンバーク・グラタンなどなどフル回転。冷凍庫へ。主婦は時々楽して食事の用意したいんです。こうしておけば、楽ですもの。我が家和食大好きなんだけど、たまにはこんなお子様大好き風なもの食べたくなるんです。よく、働いたなあ。明日は休養日としよう。

ご隠居サンの【ラッキョウ漬け】私の【糠漬け】さてさて、結果は?お楽しみです。

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雨の音を聞きながら~~

2009-06-13 07:21:39 | 日々の中で

 6月X日

雨音を聞きながら、パソコンの中の画像を整理した。雨の日ってちょっと机に向かったり、読書したりしたくなる。が、白内障での入院待ちのととろサン、読書は暫くお休み状態。

 ドクダミを持ってきてくれた友人のところで、桜の頃かな、数人集まった時の画像もあった。花を育てることの上手な友人たちを訪れると、季節の色が溢れていて嬉しくなる。

小さなハート型の紅白の砂糖、可愛かったな。容器の焼き物の風情が良かったな。あ、襲名披露公演中の桂米團治サン(桂米朝さんの息子)の落語二題と講演を【博多座演劇講座】で聞いた後だったんだ。卓上にご挨拶の小冊子がある。なんてことを思いながら、整理していったというより眺めていたという方が正しいかも。

    

その花好きの彼女は、もと高校の国語教諭。目下彼女を先生に、【枕草子】全編読破中・・・というと聞こえはいいが、気張らず楽しく【古典をみんなで音読】しながら。その後のお喋りも楽しみで。この読書会、三十年以上年続いている。以前は市の中央での集まりでかなり大掛かりにやっていたが、今は本当にのんびりゆったり、気持ちのよい時間を仲間と過ごしている。もう80才に近い先輩もいる。転勤で私は出たり入ったりだが。

古典というのはどうしても”サワリ”だけで全編読み通すことは少ないので、「とにかく全部読んでみようよ」・・・と。【声を出して読む】には古典は最適だと思う。枕草子の前は【奥の細道】をやはり全編。日記文学としてやっぱり凄いなと思う。清少納言も興味深い。時代の背景、人間模様、鋭い観察眼、「こんな女性がいたら・・・ちょっとね」とも思うが、時代時代に生きた女性の作品は女性史でもある。

講師代もなしでごめんなさいね。まあ、仲間だからいいかと甘えてます。これもボランティアと思ってね、Gさん。

 雨の中で、【柏葉紫陽花】が大きな花の房を垂れている。添え木をしてやればよかった!久しぶりに雨脚の走る庭先を眺めながら、心が優しく落ち着くような気がして、私ってけっこう雨好きなんだなあ・・・なんて思った。

そういえば、子供の頃、縁側に座ってくもの巣に雨のしずくがキラキラ光るのを、飽きずに眺めていたっけ。庭先の緑の葉が濡れて、艶々としてくるのも嬉しかった。

幼い日は、雨も友達だった。雨の日の縁側、うす暗い中で本に熱中して【近眼になるよ】と祖母や母に注意されたものだが、近視とは縁がなく、でも今、白内障になった・・・やっぱり目を酷使しすぎたのかな。

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ドクダミの花

2009-06-13 07:20:45 | 日々の中で

 

6月X日  先日友人から八重のドクダミの花の鉢植を頂いた。彼女のところで仲間と”お茶”した折に、私が「まあ、八重は初めて見た。可愛い!」と言ってたので、持ってきてくれたのだ。鉢植えにしたのは、地面に植えるとはびこるから・・・との配慮。

 一重のドクダミは庭の隅をかなりの広さで占めている。ネットの方の話だと八重もあちこちに咲いているとのことだった。でも、可愛い!花芯のほのかな黄色がアクセント。匂いも余り強くない。

 子供の頃祖母がどくだみの葉を乾燥させて、ドクダミ茶を作って「身体にいいから」と飲ませられたのには閉口したが、大きくなって漢方薬の匂いが好きになったのは、どくだみ茶に慣れていたからかもしれない。
花を眺めながら、祖母に聞いた昔の博多の話などを久しぶりに思い出していた。外は雨、入梅とともに降り始めた。乾ききった田畑や草木ほっとしていることだろう。願わくばドカ雪ならぬドカ雨などになりませんように。何事も程よいくらいが心地よい

 ブログに早速ネットのOさんよりドクダミは【十薬】(なんにでも効くから)といい、俳句の季語でもあるとコメント頂いた。句作と歴史とお酒をこよなく愛される方である。Oさんのブログ

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【HOME 空から見た地球】

2009-06-09 22:03:02 | 映画・観劇・コンサートなど

 

 観世音寺傍の【戒壇院】にある菩提樹の開花にあわせて、友人がリーダーをしている【だざいふ・リコーダー・アンサンブル】の演奏会があった。古寺の佇まいとお香のような花の香りの中、流れるメロディに無心に耳を傾け心地よい時間を過ごした。

その帰路、秋にはコスモスが一面乱れ咲くあたりを歩いていたら「あら、コスモスが!」野原にピンクや赤の、丈は短いけれども紛れもない秋桜がまだ夏も来ないというのに、あちこちで風に揺れていた。こぼれ種かもしれない。が季節感が乱れたような感じをうけた。最近は四季の現象も狂ってきたような気がすることが多い。

5日の【世界環境DAY】にあわせてTVで、こんな映画の放映があった。地球の様相を空から映し出すユニークな【HOME 空から見た地球】(仏、監督 ヤン・アルテュス・ベルトラン

無数の牛達が、草一本もない土地を区切ってぎゅうぎゅう詰めに近い状態で、食料となるべく飼われている様子。伐採で限りなく荒れ果てた山野、枯渇しそうなかっての大河インダス河などなど、空から撮影した映像は、説明も要らない程の変貌した地球である。

”あなたは知っていますか。“故郷”地球の物語を。
不衛生な水が原因で、毎日、5000人もの人々が死んでいることを――――――
毎年、1300万ヘクタールの森林が消滅しているということを―――”(映画のHPより引用)

55カ国の自然や都市を空からの映し出したこの映画は、今地球がどんな状況になっているか、破壊が恐ろしいほどの加速度で進んでいる状況が、リアルに映し出される。映像や音楽が美しく素晴らしいだけに、その現実が痛いほどに伝わってきた。温暖化、生態系の変化、限りある資源をむさぼることで成り立っている人間社会・・・

人類はこの20万年で、約40億年の進化によって培われた地球のバランスを壊してきた。地球の豊かさが失われている現実を、もっとリアルに受け止め、これまでの消費のあり方を変えなければ・・・地球に残されたタイムリミットは?空からみた地球の残り少ない自然も海も、まだまだ本当に美しい。もうこれ以上・・・地球の命を縮めることは、近い将来の私達の後継者の生きる道を断つことに他ならない。世界が大国が真剣に考えてくれることを祈るとともに、私に出来ることは・・・改めて自分に問いかけてみる。どんな小さなことからでもいいのだから。開いて予告編見て下さい。沢山の人、政治家さんに見て欲しいと思った映画でした。

HOME 空から見た地球  

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