線香花火の話が今朝のTVで。日本ではもう三箇所しか作るところはないとのこと。殆どは中国などアジアで作られているそうだ。福岡県みやま市からの放映だった。今は豪華な桐箱入りの五色のものや、朱鷺の姿に似せた線香花火も作られている。
昨日博多の街まで出た時に、孫達へ出す絵葉書に「ホタル」と「花火」を選んだ。花火といえば私は線香花火が好き。幼い頃の情景と繋がる花火だ。
イラストはネットから拝借しました。
「もみじになぁれ、柳になぁれ」と小さな真っ赤な玉を落とさないように息を詰めるように真剣に見つめていたあの頃。私の記憶では藁しべの先に黒い小さな玉が付いていたように思うが、藁のは戦後の紙のない頃だったからだろうか。現在の色彩のある紙の線香花火は、なんだかちょっと違うような気がしている。
博多の街中の我が家の庭にもホタルが舞い込み、お盆の頃は集まったいとこ達と花火を楽しんだ。傍には祖母や父や母や伯父たち大人も集まって。まだ核家族などという言葉のない時代であった。真っ赤なほうずきの芯を上手に、くりぬくように取り出す競争、口の中でなるほうずきの音、箱崎の放生会で買ってもらうのが楽しみだった海ホウズキは・・・今もあるのだろうか。海ホウズキって何かの卵?と聞いたような気がするが。絵葉書を片手に、とめどなくそんな子供の頃を思い出すのも、しとしとと降り続く雨音を、静かな午後に聴いているせいだろうか。
明後日25日から1週間ばかり、白内障手術のため入院することになった。通院でも構わないのだが、両目とも済ませてしまうとすると、毎日の通院も大変だし、主婦はどうしても家にいれば動くことも多いし、ホテル気分で・・・と病院宿泊(笑)と決めた。
目の酷使もあるが、やっぱり老化、トシのせいだろう。同じなら後期高齢者になってからだとと、医療費が安いのにと友人が笑う。そんな!白内障は、都合よく待ってはくれません。
周りにはかなりその手術をしている人たちがいる。色々聞かせてくれる。「びっくりするわよ。物凄く見えるようになるから、掃除していたつもりの部屋の隅の埃や、自分の顔のシミなど」だそうだ。そうかもしれない、最近は紗のカーテン越しに景色を眺めているような、そんな感じだったから。活字が読みやすくなるというのは、読書大好きの私には期待ワクワクである。
さて、どんな手術で、どんな結果か?美容室にも行ったし、入院準備は整った(笑)(えっ、そんなの関係ある?)はい、女性にとってはあると思う。
だって、入院中は顔もすっぴんでパジャマ姿。オマケに髪ぼうぼうではねえ。今回は何も準備しないで入院するつもりだったけど、やはり冷凍庫満杯近くなった。「何日留守するつもりなんだ」とご隠居苦笑・・・。
物凄く辛い状況での入院生活、不安と恐怖を体験したこともあるととろサンは、二度とあんな思いはしたくない!という気持ちが強い。だから・・・いつでも明るい気持ちを持っていたいのだ。せめても。どんな状況や病気になったとしても。難しいことではあるが、とっても大事なことだと思っている。それと・・・信頼できる病院・医者にめぐり合いたいと。未熟な医者にあったばかりに、嘘のような話が事実としてあることを体験してしまったという事実の持ち主なのだ。ととろサンは。