ととろサンのひとりごと

【観たり聴いたり旅したり】からこちらへ。旅やアメリカでの話、趣味のことなどなど・・・自分の覚書を兼ねて。

京都・神戸小さな旅、三日目 最終日。

2023-08-03 14:36:05 | 旅のつれづれ

6月25日(日)最終日

 昨夜「川床料理」に満足した後、四条あたりを歩いてみた。今迄観光客思った程ではないなあと静かなお寺や料理店を楽しんできたが、昨夜祇園・四条・鴨川沿いなどを歩いてみると、まあ、やっぱり人だらけ。早々に通り抜けてホテルでゆっくりした。きっと清水寺などの著名な観光スポットは、コロナ警戒が緩み、缶戻った観光客で溢れていたことだろう。

早朝【弓弦神社】へ。これは娘「推し」の羽生くんつながりの神社。嵐の桜井君の「桜井神社(福岡の糸島市にある)】などと一緒で、フアン巡礼の旅のスポット。やはり女性達の姿が多い。神戸での「アイスショー」の前後に立ち寄ったのだろう。

京都を離れ、神戸三宮へ移動。神戸ポートピアランドへ。ここでのランチは【聚景園】(神戸ポートランドホテル)での「飲茶食べ放題ランチ」メーンの中華料理、好きなものをチョイス、飲茶は20種類の中から「食べ放題」熱々のを運んできてくれる。29階にあるので、夜は港の眺めがいいだろうなと思う。十二分に満足して、娘は「羽生結弦ファンタジー・オン・アイス2023 神戸」を観に行った。(実は娘の今回本来の目的はこれである)私は独りゆっくりデザート・珈琲を楽しみ、港の光景を眺めて、ゆったりとした時間を過ごした。

左より、港・ホテルロビーを見下ろす・飲茶食べ放題セット(沢山は食べることは無理・・・苦笑。でもとても美味しかった)

 娘が戻るのは夕方。新・神戸駅で待ち合わせ。

さて、それまで私はどう過ごすかなあ。三宮駅に戻り、あれこれ考えたが、中華街・異人館くらいしか思いつかない、洒落たブティックなどもあるが今回はそういう興味なし。とりあえずタクシーに乗る。年配の運転手さんが「どちらからおいでですか」「横浜から」「じゃあ、異人館も中華街もそっちが本場じゃないですか。行っても暑いだけですよ」

「じゃあ、どうしよう・・・どこか良いところないかしら?」

「う~ん、あ、ちょっと面白い水族館があります。そこからだと新・神戸駅も近いし」動物園は苦手だが水族館は好きな私。その案に乗って、連れて行ってもらった。

なかなかユニークなアート水族館【神戸アクア水族館】という。まず若いカップルが多いのに驚いた。今度の観光で一番人が多かった場所と言える。下手な写真を見て下さい。想像がつくでしょう。アートな水族館でした。なかなか楽しかったですよ。

床の下の水の中を色とりどりの鯉が泳いでいた李、球体の中に魚たちがいたり、

なかなかユニーク。途中でお茶したりして、夕方新・神戸へ。

新幹線改札口傍の喫茶店で娘と待ち合わせ。アイスティ飲んでゆっくりしていたら、「あら、人が増えてきた」団体さんみたいなアジアの人達が。周りを見回すと、どうしよう。席がみんな埋まっている。私座っていていいかしら。でも他に喫茶店てないし。立って娘を待っているのも辛い。ピザトーストと珈琲追加注文した。食べ終わる頃になっても娘来ない。人は増えて来る。「今度は何を頼もうか」「すみませんバナナジュース下さい」顔見知りになった給仕の女の子に「すみません、娘とここで待ち合わせなんだけど。長くいて悪いわね」「大丈夫ですよ。無理して頼まなくても】「でも・・・やっぱりバナナジュース下さい」

 羽生結弦君のアイスショー終わって、若い女性たちがどんどん増えて来る。あ、やっと!来た!

「ごめん。神戸牛の駅弁買うのに並んでいたので遅くなった」と娘が駆け込んできて「冷たいのを」と

アイスコーヒー一気飲み。席を立ったら、さっきの女の子が「お見えになりましたか。良かったですね」とニコッとしてくれた。私お腹いっぱい、なんだか胃の中は、ぽこん・ぽこん、水が溜まっているみたい(苦笑)

 無事に新幹線に乗り込んで・・・目指すは我が家。留守番してくれたみんな有難う!

お土産買っているからね。

 母と娘のちょっと面白い旅は無事終了。私は全て娘任せでしたが、娘は私の目や足元に神経使って疲れたろうなあ。有難う。母娘で旅が出来る日が来るなんて思わなかった。アメリカ在住の次女とは良く夫も一緒に旅をしたが、長女とは二人での旅は殆どなかったから。

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京都二日目、追加有り(笑)広隆寺・京都太秦映画村

2023-08-03 09:37:29 | 旅のつれづれ

二日目の旅日記UPした後で、なんか・・・気になるなあと思っていたら、なんと、あと2か所訪ねたところのUPを忘れていた。嗚呼、これもトシのせいか?鉄を冷めかけて打ったから、忘れていたんだろうなあ。情けない限りである。

 大徳寺の【泉千】鉄鉢料理のあと、広隆寺の菩薩が見たくなって足を運んだ。薄暗いお堂の中、空気もうごいていないような静謐な中に御仏はおわしました。飛鳥時代の作弥勒菩薩半跏思惟像 

うつむいたそのお姿、佇まい、やっぱり素敵な仏様だと、おのずから頭を垂れ、手を合わせ、心の中で問いかけたくなる。「私は残りの人生、どう生きていったらいいのでしょうか」と。頼りない我が身をどうかお守りください。私なりに「独り」の時間を懸命に生きてみますから。

広隆寺は推古天皇の時代に建立された聖徳太子ゆかりのお寺である。聖徳太子象も安置されている。

     広隆寺も人影なく私達だけ。ひゅっくり。ゆっくり見て回った。

私がふと思いついて「あ、太秦まで来たから、映画村に寄ってみない?」

娘「えっ、大したことないと思うよ」とちょっと引き気味。

でも私やっぱり目と鼻の先だから行ってみたくなり、ちょっと強引に娘を誘って「太秦映画村」へ。

入口なんとモダンなこと。係員さんが「はい、こちらからです」と案内してくれる。休日とあって親子連れが目立つ。

 う~ん、時代劇はさびれたというのが良くわかる。昔はここでいろんな時代劇の撮影があっていたのだが、今は江戸時代を髣髴とさせる大店とか島原遊郭などなどが立ち並んでいるだけ。今風なアニメや変身もののコーナーはきらびやかで賑わっていた。小さな劇場があり、新選組と追っ手との立ち回り出、殺陣を説明しながらの寸劇があったり、お城の上を忍者の人形が綱渡りしていたり。

「銭形平次」の撮影はここで行われましたという、「銭形平次の家」がそのまま残されていたり(大川橋像が平次を演じていた頃、私には懐かしい)また、市川歌右衛門の「旗本退屈男」の2019年EXPO出展「美空ひばり記念館」懐かしいひばりの唄が流れ、幼い時からの一生の様々な画像・ポスター、衣装などが並んでいた。これもまた昭和の女の私には懐かしいものばかり。閑散とした内部に「昭和は遠くなりにけり」と又感じてしまった。

 娘は「エヴァンゲリオン」のコーナーがあるとかで、ちょっと覗きに行った。私は独り、うらぶれた江戸の町を歩いた。ちゃんとした時代劇復活して欲しいなあ。最近は歩き方も和服の着方もなんだか変だなという感じの時代物をテレビで見ることがあり、寂しい気持ちになる。

の二つが2日目のブログから抜けていた。この後祇園へ。川床料理に期待を膨らませながら出かけたのだった。

 

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京都・神戸の小さな旅 二日目(鉄鉢料理・川床料理)

2023-08-02 16:06:05 | 旅のつれづれ

6月24日。今日は曇りがちだが雨にはならず、と言ってそれほど蒸し暑くもない。有難いことだ。(訪ねた神社などはクリックすると公式ページが開きます)

二日目はまず【北野天満宮へ。太宰府天満宮のお膝元に住んでいた者としてはやはりここは外すわけにはいかない。それに「青紅葉」も季節的に心惹かれる風景だったから。

天満宮と言えば菅原道真公を祀ったお宮、北野天満宮は歌舞伎の「菅原伝授手習鑑」の道真公が陰謀により太宰府へ追放になる物語の導入部、「車引き」の段に登場の「梅王丸・松王丸・桜丸」の三つ子の話の基となる神社でもある。当時大坂で珍しい三つ子が生まれたことが話題となり、この物語が生まれたとも言われている。

本殿にお詣りして,もみじ谷へ。青紅葉と細い川の流れ、そこにかかる朱色の橋。若緑が一段と映える気がする。樹林の中を歩くだけの時間がなかったので、しばしたたずみ、優しい若緑の杜を眺めた。時として色彩豊富な花々より、若い緑の色合いの方が美しいと思ったりする私である。満足・満足。

天神さまにお詣りした後は、「清明神社へ。そう、あの安倍晴明を祀った神社である。安倍晴明は平安中期の陰陽師。今でいうなら天文学者かな。星や月の動きを読み、様々な事柄を決めていく。時の施政者にとっても非常に大事な存在であった。その清明を祀った神社。

映画「陰陽師」というのがあって、狂言師野村萬斎さんが安倍晴明に扮して、なかなか面白い映画だった。歌舞伎にも【芦屋道満大内鑑…葛の葉】という演目がある。物語。安倍晴明の出生の秘密を描いた物語。清明の父安倍保名に助けられた狐が人間となって安倍保名の妻となり、子を産む。この子が安倍晴明という話で・・・だから、尋常な人と違う才能を持っていたという・・・あ、いけない。こういう話になると、私饒舌になってしまう(笑)

  

  巫女さんの緋色の袴がひときわ映える。資料館には沢山の色紙が、「あれ、知っている名前が!」歌舞伎役者や俳優さん達の色紙が沢山掲げてある。娘の「推し」羽生結弦君の絵馬もあった。楽しい神社詣りだった。

さて、今日の美味しいものは。

精進 鉄鉢料理店   泉  仙   大徳寺の境内にある精進鉄鉢料理の老舗。

鉄 鉢(てっぱつと読む)とは、僧が食物を受けるために用いた鉄製のまるい鉢のことをいい、 インドにはじまり、日本へは奈良時代に伝わったとされ、托鉢の僧が用いた。それを形どった塗り物の丸い鉢(器)を用いた精進料理。泉仙は鉄鉢料理の老舗である。

臨済宗大徳寺派の大本山である大徳寺(紫野 大徳寺町)の境内、小径をずっと辿った先に、お目当ての【鉄鉢料理 泉仙はあった)この小径の風情がとても良かった。足元には山野草が揺れていた。

 

  静かな座敷で三組の客だけ。ゆったりと味わう精進料理は、とても優しい味で心も身体も、解きほぐされるような感じになる。娘と「いいわねえ」何度もうなづき合った。

  人影もない静謐な境内には、夏桔梗が咲き、石庭がひっそりと形作られていた。京都でもこんな静かな人のいないお寺があるんだなとちょっと驚きを感じたり。それが妙に嬉しかった。

さて、夕方にかけては、おなじみの祇園あたりを散策。私は京都のあの小さな路地が好き。人が二人やっと並んで通れるくらいの小さな路地。その鴨川沿いの路地に娘が予約した「川床料理」の店はある。

川床料理とは>料理店や茶屋が川の上や屋外で川のよく見える位置に座敷を作り、料理を提供する店外席のこと。夏は納涼と料理と川の風情を楽しめる、京都ならではの粋なしつらえといえよう。初夏の鴨川沿いにはそういう店が並んでいる。

床の上のテーブルに腰かけると、鴨川の河原をそぞろ歩く人たちの姿が、はるか下に見える。鴨川の流れと行き来する人たち、暮れなずむ茜色の空を眺めながら、美味な料理を頂く・・・なんとも贅沢な気分で、一度でいいから味わってみたい「京都ならではの素敵な風情」といえよう。娘が予約していたのは

京風串揚げの店【侘家洛中亭】という店。熱々の串揚げは、なかなか凝っていて、おやまあ、と思うものもあり、嬉しい限りだ。揚げたてを一品ずつ運んで来てくれる。写真を撮るのはやめて、茜色に染まる空や鴨川の流れや行き来する人々の姿を眺めながら、美味しい料理とワインを楽しむ。たまの贅沢。娘が「早く予約しておいて良かったぁ」と云う。ほんとにその通り。すべて企画してくれた娘のチョイスに感謝!!この店に来る迄通ってきたお店はどこも「満席」の札が出ていた。

 隣の川床では京都祇園のお姐さんや舞妓さん達が、お客さんに連れられて来ているらしい。間に下げた御簾の間から、柔らかなで艶やかな京都の言葉が漏れ聞こえ、華やかな色合いや姿もチラリと見え隠れする。「京都祇園にいるんだなあ」なんてミーハーな気分を味わっている私であった。

 

 川床料理のお店から眺めた鴨川の河原。斜め向こうに【南座】を眺めながら、少しのワインに心地よい酔いを感じた母娘の、京都の夜だった。娘の美味な店予約、なかなかのチョイスで、蔵元だけ勤めた私は後は全てお任せで、リラックスできた旅だった。ってあとまだ一日あるのだ。有終の美を飾らなくちゃあ。

川床で食事をしながら思い出した祇園を詠んだ和歌。超有名なのにこのブログを書くときに、久保田万太郎だっけ?いや、え~と・・・名前が浮かんでこない。

最近そんなことが多くなったようで、何とも情けない。トシのせい?認知症初期?

で、今朝パッと浮かんできた。何だあ、吉井勇だった。と。追記する

  かにかくに 祇園はこひし 寐(ぬ)るときも 
                枕のしたを 水のながるる   吉井 勇

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誘われて、初夏の京都・神戸へ。

2023-08-02 09:01:06 | 旅のつれづれ

「神戸に行くので京都まで足を延ばしてもいいけど」と娘が、家籠りの日々の私に声をかけた。まだ自分からは積極的に外出する気持ちになれない私、誘われる侭に「雨の京都もいいかもしれないし、青紅葉もきれいだろうな」と2泊3日の「母娘旅」へ。「今回はいつもお母さんが行くようなところじゃないけど…」と娘が但し書きを付けた旅だった。梅雨真っただ中、雨を覚悟の旅だったが、幸いに雨にも会わず観光客の少ない所を選んでの旅だったので、ゆっくり静かに楽しむことが出来た。

第一日目 6月23日(金)新・横浜より新幹線(のぞみ)→京都へ(10:15着)

宿泊は【三井ガーデンホテル四条】荷物を預けて。これから先は娘のプランでの行程(全て娘にお任せ。予約済み)

ホテルすぐ近くのこじんまりとしたフレンチ・レストラン 京フュージョン レ コンフリュアンなんと難しい名前!早い時間の予約だったので、私たち二人だけ。若いシェフが作り、並べて説明してくれる。新鮮な京野菜をふんだんに使った創作料理。肉(ジビエ)もお魚(スズキ)も美味だった。ランチ¥3850。も今回は美味しいもの探訪の旅でもあったので。ワインも美味(母娘とも余り飲める口ではないので、カップワイン)で乾杯?。ゆっくり、静かな京都でのスタートの時間が流れた。

今回は【新選組ゆかりの地を訪ねる】が娘のテーマ。早速「壬生寺」へ。新選組一色で気持ちは幕末に飛んだ。波乱万丈な日本の夜明けの物語が脳内を行き来する。

   娘は副隊長の土方歳三が好きだそうな。ゆっくり資料館などもみて、近くの喫茶店で(ここも新選組にちなんだアイスクリームなどがある)一休み。

【八木邸(壬生の屯所跡)】

 幕末の文久3年(1863年)春、14代将軍家茂の上洛に伴い、その警護のために、遣わされた浪士たちが「すわっ!」という時はすぐに御所に駆け付けられるように、洛西壬生村の郷士八木氏の屋敷に逗留。労使が江戸に呼び返された後も近藤勇・土方歳三・沖田総司・芹沢鴨など13名が京都に残り、八木邸を「新選組壬生屯所」として「新選組」が誕生しました。

静かな佇まいの屋敷には、芹沢鴨が暗殺された時の刀傷などが残っており、天井には血しぶきの後もあるそうです。今でははっきりは見えませんが。幕末動乱の歴史のドラマが今も現存していると思うとドキドキしてしまいました。八木家の方達は今もこの屋敷に隣接した住宅に、新選組の歴史とともに住んでいらっしゃいます。ボランティアの方の説明が歯切れよく面白く、そのあとでの「お抹茶とお菓子」での一服も暑さの中、気持ち良く頂きました。

 (説明に聞き入って、画像撮るのを忘れたので、ネットから拝借しました)

・池田屋騒動のあの池田屋の跡にも行きましたが、標識があるだけで、今は「居酒屋・池田屋」になっていました。日本が大きく変わろうとしていた時代の波の中で、新選組の物語は切なくも雄々しく、ロマンを感じさせて、今も若い人たちの心を熱くするようです。

この日は娘は神戸へ。私は独りで夕暮れの祇園などを、前回来た時のことを思い出しながら散策。「京のおばんざい屋」さんで京都気分に浸りながら過ごしました。四条通なとは通り抜けにくい位に、観光客が戻って来ていました。

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