ととろサンのひとりごと

【観たり聴いたり旅したり】からこちらへ。旅やアメリカでの話、趣味のことなどなど・・・自分の覚書を兼ねて。

若緑萌え輝く季節、小さな花達も色を添えて。

2017-04-25 09:40:13 | 日々の中で

爽やかという言葉は、この季節のためにあるのかなと思うくらい、陽光さんさん、

小さな草花たちも「私たちの時が来た」と風にやさしくハミングしているようだ。

太宰府天満宮境内には千年の楠はじめ、沢山のくすのきがあり、いまは楠若葉が大きく若緑の枝を広げている。

近くの九州国立博物館裏手では、指の先程の「春リンドウ」が枯れ葉の間から可愛い顔をのぞかせる。紫の群生、踏まないようにきをつけながら~。もともとリンドウは秋の花だが、「筆リンドウ」「春リンドウ」は春から初夏にかけて咲く。

我が家の小さな庭の隅でも、フイリアマドコロ・シャガ・サギゴケ・イチハツ・タツナミソウ・・・など、バラやチューリップのような鮮やかさはないけれど、小さく優しい色合いで初夏の季節を彩ってくれる。小さなシジミチョウも羽を休める。

 

 

あら、タンポポも、どこからか飛んできたらしい。可愛いからこのままにしておきましょう

 

35,6度という昨今の灼熱の夏がやってくるまで、この季節を楽しみたいと思う。世の中は不安材料が多く心騒ぐことしきりの昨今、せめて小さな花達や美しい緑の濃淡に、ひととき羽を休めるシジミチョウみたいに、無心になって季節を味わい、心をゆだねたいと思う。(画像はご隠居サン撮影)

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八代目芝翫さん親子、太宰府天満宮で”お練り”

2017-04-17 06:18:12 | 映画・観劇・コンサートなど

4月15日(土)

博多座さんから12時~13時参道”お練り”→大鳥居で挨拶→太鼓橋をわたって本殿で6月襲名披露公演の無事と成功を祈願→献梅。の連絡が入っていたので出かけた。

昼の部の【車引(くるまびき)】(獅童・橋之助・福之助・歌之助は菅原道真公にちなんだ狂言の中の一幕(歌舞伎らしい様式美に溢れる舞台である)だから、太宰府天満宮でのお練り・祈願の実現になったのだろう。演じる三人の息子さん達は、憧れの役だったので、飛び上がっても足りない程の喜びだったそうな。夜の部の【親子連獅子】は父新・芝翫さんと。華やかで勇壮な舞踊、毛振りなど大変だがどのように見せてくれるだろうか。

会員の皆さんにもお近くの人にはメールなどで知らせた。いつもの「博多座大向こう飛梅会」の足立会長がお見えになれないとのことで、お祝いに色を添えるためご隠居も「掛け声」に一役買うことに。南区から来られたNさんや「たまにま歌舞伎を観よう会」の仲間にも何人か出会った。

初夏のような陽気の中、参道は溢れんばかりの人達。アジアなどの観光客も「珍しいイベント」にカメラを向けている。私の傍にいた東北や長崎などから来ていた人なども喜びの声を上げていた。

 

大宰府駅で出番を待つ人力車。     「お練り」の始まり。参道は凄い人出。

八代目芝翫。

長男四代目橋之助

 次男三代目 福之助

 三男 四代目歌之助。

【成駒屋!】かなり声も掛かっていた。女性の声も混じる。ご隠居もカメラと掛け声、張り切っていた。人の波も人力車のゆっくりとした歩みにつれて、天満宮へと入る。太鼓橋のたもとで、旧知の西高辻宮司ご夫妻もも息子さんと一緒に出迎えられた。西高辻宮司さん夫婦は、ご隠居の小・中・高の後輩、世の中は人の繋がりが思いがけないところで解ってびっくりするやら楽しいやら…なことも多い。今日ご一緒したNさんのお嬢さんは宮司さんのお嬢さんと学生時代からの仲良し、Nさんと奥様お互いに「あら、お久しぶり、お世話に・・・」と挨拶を交わされて「Tさん(私)とおしりあい?」と。そんなことが私の周りにはよく起こる。面白いことだ。

 本殿での祈願のあと、献梅の儀式が行われた

 

間近で少し芝居の話など言葉を交わした新・芝翫さんは、驕りのない気取りのない気さくさ、温かい人柄、橋之助さん時代、いやもっと前のコーチャン時代を観たことのある私には、懐かしささえ感じた。三人の息子サン達は、行儀のよい言葉使いのきちんとした、素直でさわやかな若者だった。 役者としてはまだまだこれから!!400年余続いた歌舞伎という世界も認める古典芸能を、しっかりと精進して身に着けて欲しいと願う。新・芝翫さんと握手をしたご隠居は「やわらかで大きな手だった」と言っていた。

襲名披露は役者にとって大きな大きな公演の舞台となる。そのための努力は大変なもの。観客にとってもXXの襲名披露公演を観たというのは、一つの誇りでもある。六月公演は演目建てもなかなか興味深く、芝翫さんの周りの出演者も大物から脇まで、役者の層が厚いので(それだけ襲名には熱意がこもっているということだ)見応えのある、おもしろい舞台となるだろう。それにしても25日間昼夜出演する役者さんたちの、体力気力はほんとにすごいなと、いつも感心してしまう。

  【お練り】を動画で紹介しているT・Yさんのアドレスです。画像は我が家のを提供したのもありますが、興味のある方はご覧ください。臨場感が味わえます。

   Yさんの八代目芝翫さん親子のお練り動画。

★新・芝翫さんは子役時代は本名中村幸二で名子役だった。父は七代目芝翫、名優六代目菊五郎の薫陶を受けた名女形。新・芝翫さんは故中村勘三郎さんの義弟にあたり、中村屋一門として、勘三郎さんとともに、古典歌舞伎を大事にしながらも、コクーン、平成中村座などでニューヨーク出演など様々な試みで、若い観客層を動員した。一回り貫禄のついた8代目芝翫さんの風貌は、江戸の歌舞伎役者の錦絵のような古典的顔立ちで、舞台映え役者さんだ。

六月公演の成功を願いながらの帰り道、汗ばんだ顔に当たる風が心地よかった。

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舞い散る桜の花びらに、別れを告げながら。

2017-04-14 20:07:57 | 日々の中で

一気に気温が上がって初夏を思わせる陽ざし、「もう、桜も最後ね」近所の友人たちと、いつもの御笠川沿いの桜並木を通り、都府楼史跡から春の森公園へ。

雨続きにも関わらず、桜はまだ頑張ってくれてました。桜の下では家族連れやシニアのご夫婦、近くの中学校かしら、生徒達も桜と新緑の中で楽し気でした。

 

  

ピンクの蓮華畑や黄色いキンポウゲの群生なども。春の彩り。

 

 

もうモミジや楠も明るい新緑の色を生き生きと見せてくれてました。最近は春と秋が短く、すぐに夏や冬になってしまうような気がします。世界の様相がきなくさく、社会面も嫌なニュースが目につき、心が折れそうな気がすることもある最近の日本、でもでも、ひととき仲の良い友人たちとあれこれおしゃべりしながら、心豊かな時間を過ごせたのは、桜のおかげですね。

いたずらな春の風が吹き渡る。と、ぱっと桜の花びらは一斉に花吹雪となって。美しいこと!足元には敷き詰めたような花びらが・・・。

いつ咲き始めるかしらと待ちかねた桜は、咲き始めるとあっという間に満開になり、人々の心を和ませ、優しい気分にさせて、またすぐに別れを告げます。いにしえの人々にも愛され、沢山の和歌に詠まれた桜は、間もなく一斉に葉桜となることでしょう。有難う!今年も会えましたね。そんな気持ちです。

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遅ればせながら、やっと”Windows10"へ変更。

2017-04-11 20:11:22 | 日々の中で

4月11日。

 遅れていた桜が満開になって以来、青空が広がる日はほとんどなかった。白っぽい曇り空や雨模様が多かった。このところ数日、絹のような春雨と表現される通りの、細かな雨が煙るように降り続けている。桜はどうなったかしら。

庭のモミジも若葉となり、梅の樹木には可愛い青梅が小さな実をつけている。早春から春盛り、そして初夏へと季節は足早に移っていく。

 

年に一度か二度、冬や夏の休みに娘一家が帰省すると、必ずPCのお掃除(点検など)をやって貰うことにしている。娘も気になるらしく、私たち夫婦のを「無料の出張サービスよ」と。

「いえいえ、無料ではないぞえ、美味しいものや温泉が付いているわいなあ」なんて花魁気取りは私のセリフ。

私はPC機能は皆目???。娘任せで今回は【Windows7】からWindows10】に変えてもらった。「使い方は前の儘で大丈夫だから、今まで通りに使えばいいよ」(そんな風にしてくれたらしい。でないとウロウロしてしまう母親であることを知っているから…笑・・・)

それでもGmailのメールの活字が変わったり、ちょこちょこ、新しいものが顔を出して、なんだか嬉しくて仕方がない。全体に使いやすくなったなあという感想である。

私がPCで使うのは・・・メールの送受信・検索・ブログ・家計簿(日記と画像が入れられる。自動計算してくれるから、計算機使っても間違えてしまう私にはとても便利)・ワードでの文書や会報作り・画像をフォルダーに整理。くらいである。

そうそう、携帯もいまだに、ご隠居さんも私も【ガラ携】娘達や孫たちは「変えたら?便利よ」というけれど。「いえいえ、ガラ携で十分」と。FaceBookもPCで間に合う程度にしか使っていないし・・・。SKYPもアメリカの娘とこれまたPCで十分。

それでも、昔の生活に比べたらなんと便利なこと!若い人から見ると、もどかしいだろうけど、私には今の状態でも「便利な世の中になったなあ」である。15年位前は、ワープロから電話線につないで、メールしていたような記憶がある。そんな時に比べると。これでも雲泥の差である。

ご隠居は「7のままでいい」と最後の砦とばかり、変更を拒否した。

皆さんは・・・・何をどんなふうに駆使していらっしゃるのだろう?

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花(桜)も団子も(食事会)~と欲張って。

2017-04-09 19:52:43 | 日々の中で

3月8日。前から企画していた【花見と食事会】NHK講座(知人の「掛け声の会足立会長」講師のカブキ講座)の仲間達と。生憎の雨、それでも御笠川沿いの桜並木は満開、青空なら桜の花の色が映えたのだが、でも桜並木は見事だ。五条から都府楼駅前まで、1,6KM続く。

途中でカモやサギ、それに翡翠を見かけた。ご隠居が「あ、翡翠だ」の声に、皆さん「えっ、見たことない!どこ、どこ」と。嬉しいハプニングに大はしゃぎ。小魚を上手くゲットした後、川の向かい側の枝にとまる。でも遠くて。私のカメラでは小さく小さくしか写せない。

翡翠を撮り続けているだっくさんがご覧になったら吹き出してしまわれるだろう。私のデジカメでは・・・おまけに写真を撮るのは下手ときているのだから。

   ダックさんの翡翠日記 素晴らしい翡翠をご覧になりたい方はクリックしてみてください。

 雨が降るので、どこかでお茶でもと喫茶店へ。「えっ、土曜日なのにお休み?」この辺りは余り飲食のお店がない。もう一つだけある喫茶店へ。そこも休み。わあ、なんで!まっすぐ食事の店に行くには早すぎる。どこかで時間をつぶさなきゃあ…困ったなあ。この辺り大宰府の史跡を訪ねる人も多いのに、飲食店やちょっと休むところなどが無いに近い。いずれは何とかしないといけないと思う。おもてなし太宰府にするのなら。私たちは「あんまり観光客が増えるのも・・・」なんて住む側として、思ってしまうが。

すぐ近くの都府楼史跡前に【三十三茶屋(みとみちゃや】星野村のお茶を扱っている日本茶のお店があって、ちょっとした食事とお茶セットがあるとのこと。そこで小休止。

ここが和風レトロな雰囲気で、皆さん気に入って。喫茶店より良かったと楽しそうだったので雨もまた良からずやであった。

 

ちょうどお釈迦様の誕生日【花祭りの日】お店に小さなお釈迦様の像と甘茶が用意してあった。子供の頃、祖母についてお寺参りの時に、甘茶を仏像にかけたことを思い出し懐かしく、甘茶をゆっくりと御像にかけた。甘いやわらかい味の甘茶もいただいた。桜の季節に合わせて、お茶を入れると桜の花型になる器に美味しい濃い緑茶とお菓子、ほっとしたひとときだった。

6時からは予約していた「きくち亭」で。カツオのカルパッチョ・オマールエビ・たいらぎ・フランスの鴨・サーロインなどなど・・・春野菜とともに、奇麗な盛り付けで。目も舌も皆さん満足して下さったようだ。

貸し切りにして下さっていて一段と共通の歌舞伎四方山話に花が咲いた春の宵だった

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