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ととろサンのひとりごと

【観たり聴いたり旅したり】からこちらへ。旅やアメリカでの話、趣味のことなどなど・・・自分の覚書を兼ねて。

♪どこかで~~春が

2014-01-31 06:49:07 | 日々の中で

 今日で1月も終わる。今朝6過ぎの部屋の温度は12度だった。

庭に一本ある八朔の木。今年はなぜか実が良く落ちる。落ちた実を灯篭の上に置いていると毎日メジロさんがやって来てついばんでくれる。ガラス窓越しに眺めて、楽しませてもらっている。可愛いこと!メジロさんも春の使者。天満宮の梅も間もなく開くことだろう。   

 小さな我が家の庭も春到来となれば、ささやかながらいろんな花が目を楽しませてくれるだろう。待ち遠しいことだ。

2月3日は節分。4日は立春最近は豆まきより、恵方巻きをその年の方角に向かってかぶりつくのが定着して、あちこちで【注文承ります】などをみかける。

もともと福岡や博多にはこういう習慣はなかったのだが・・・バレンタインのチョコレートと一緒で何処やらに【仕掛け人】がいるらしい。巷の話では全国チェーンのセブンイレブンあたりから広がったとか。

このまま暦通りに春になることはない、名残り雪、忘れ雪も一度か二度は降るだろうし、冷たい北風もやって来るだろう。でも、小さな庭先は冬の赤い椿や白い侘助とともに、水仙や黄色い蝋梅も盛りとなり、樹木の枝先には赤い柔らかな新芽が膨らみ始めた。

春はそこまで忍び寄っている。

   春立てば 消ゆる氷の残りなく 君が心は われにとけなん (古今集 詠み人知らず)

立春になればきっと愛する人が、自分に向かって心を開いて、想いを受け止めてくれるだろう

 われにとけなん・・・ロマンティックでちょっと官能的。いにしえの歌の中にはドキッと胸ときめく表現が多いように思える。

音読しながら古典を味わおう】そんな感じで、サークルで枕草子を何年がかりかで全巻読んでいる。と言っても後半は仲間たちとのお喋りなども。先日は手作りおぜんざいなどを楽しんだ。講師は仲間の1人、もと高校国語教諭のGさん。心強い講師である。この春で多分読み終えるだろう。

枕草子を通しても感じることだが、いにしえの人々は季節を感じることにとても敏感だ。行事や習わしのみならず、食べ物などにも、四季折々の変化や兆しを身体で心で受け止める。自然の在りように人間が合わせて日々の暮らしを営んでいる。春のうららかさも夏の暑さも秋のものがなしさを伴う風情も、冬の厳しい寒さの中に雪の美しさを愛でる心も、森羅万象素直に受け入れて生きているように思う。

今はどうだろう?食べ物に季節感がなくなり、寒ければ暖房、暑ければ冷房、私もそれを甘受しているので、何も言えないけど・・・。

インフルエンザなど早く終息して春の足音に耳をすませたい。でも・・・寒く冷たい冬の中にほっこり暖かな陽光の日があるのもいいな。(画像はご隠居さん)

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張り紙【久松留守】の効果は??

2014-01-28 16:16:48 | 日々の中で

先日新聞を読んでいたご隠居が「江戸時代の久松留守】って貼り札のこと知ってるか?」と尋ねた。「久松って・・・あのお染久松】の?貼り札?知らないなあ」と私。

N新聞のコラムに「江戸時代、流行風邪のことをお染風邪といったそうだ。お染の激しい恋心(恋風)が愛する久松を何処までも追っかけて行ったように、流行風邪は何処へでもやってくる・・・だから~~流行風邪が来ないように「久松さんは留守だから来ても会えませんよ」と流行り風邪よけに、こんな貼り札を家の軒先にぶら下げたそうだ。

面白くて早速ご隠居がPC使って、歌舞伎に使う勘亭流の文字で【久松留守】の張り紙を作って、我が家の玄関に貼ってみた。

それにしても江戸時代の人はユーモア、とんち、小洒落たことが好き。洒落本なども多く刊行されたり、戯れ歌が流行ったり。文化が庶民の中にもいろんな形で花開いた時代であった。江戸時代好きな私は、玄関の貼り札を見ながら、ひとりニヤニヤしている。

★お染久松・・・江戸時代実際にあった話がかわら版に掲載された。それをもとに狂言作者(今の脚本家)の近松半二が人形浄瑠璃として書下ろし、それが歌舞伎でも上演され、今も人気狂言となっている。

油屋のお嬢さんお染は、手代の久松に激しい恋心を抱く。江戸時代だから当然年齢は16,7か。この時代身分違いの恋は許されないし、故郷の村に親の定めたいいなずけお光がいるのだが・・・若い二人の恋の行く末は?

久松の故郷野崎村での、いいなずけの素朴な娘お光が、姉さんかぶりをして、なますを作る大根を切りながら、久松のお嫁さんになったところを想像して、顔赤らめながら嬉しそうに振る舞う場面は、お光役の役者さんの見せどころ。久松を追ってきたお染めの一途な気持ちをを知り、その気持ちは自分も同じことと、身を引き尼になろうとするいじらしく切ない娘心、義理と人情の中で物語は進んでいく・・・

歌謡曲にもなっていたようだ。♪野崎詣りは屋形船でまいろう・・・お染久松切ない恋に・・♪そんな歌詞を何故かチラチラ覚えている。母達の若い頃?もっと前の歌かしら。

さて、インフルエンザが猛威を振るいだしたこの頃だが・・・「久松留守」の貼り札のお染風邪(流行り風邪)効果や如何に。

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今冬初めての積雪。

2014-01-26 06:49:50 | 日々の中で

 「あれ?PCの調子が戻っている」・・・PC不具合で【ただいま冬眠中】とネットお休みにしていたのだが、何となく開いてみたら、文字も飛ばなくなり、発受信出来た。時々おかしくなるけど、ご機嫌とりながら使ってみようかな。

1月22日(水)今冬 初めての積雪

 

目覚めると一面の雪景色!銀白をまとった緑の樹木、赤い椿のコントラストの美しさ。真っ白な庭に猫の足跡だけが。 時間が凝固してとまってしまったような銀世界。宝満山も真っ白だ。

豪雪に苦労なさっている北の地方の方達には申し訳ないのだけど・・・一年のうち、こんな真っ白な世界に出会うのは1度か2度。しばし見とれてしまった。お昼頃には明るい陽差しを浴びて溶けだしてしまったけど。

数時間の積雪だったが、いつもとは異なる白の光景は、やはり私には嬉しいものだった。寒さが大の大の苦手なご隠居さんとの【雪の壁、広大な雪景色】を見に行く企画は、実現しないままにお互いにあれこれ身体に支障の出るトシになってしまったが。いつかはきっと・・・実現するぞ!

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♪年の初めのためしとて…♪

2014-01-05 16:43:31 | 日々の中で

 ささやかに・・・新春、明けましておめでとうございます

このところPCの調子が良くないので、ついついブログもさぼり気味である。やっぱり修理に出さないといけないかなあ・・・・。

 昨年12月は思いがけず次女が一昨年の札幌に続いて、2年にわたって、ご贔屓の【嵐】コンサートに当選し、カリフォルニアから帰省した(本人も続けて当選するとは思っていなかったらしい)、

一昨年は札幌・小樽とご隠居も一緒に旅行。北海道に初雪の降った日のことだった。

 昨年は私と二人で参加。福岡ドームいっぱいを舞台として、繰り広げられるライブは高度な演出だった。歌舞伎や文楽のみならず、こういうコンサートもまたいいものだ(トシを忘れてしまう)次女は2週間滞在。久しぶりの故郷の味、河豚や烏賊の活き作りなど海鮮をたっぷり楽しんだが、クリスマスは婿や友人と過ごすために23日に帰国。今は子供以上に可愛がっている愛猫のサヤがもう生後23年目で、老齢だから目が離せず夫婦で帰省することは出来ない。見た目はとても若く見えるのだが。

横浜の長女も、仕事が終わったその足で帰省した。短い滞在だったが一挙に賑やかになった。孫達は暮れのギリギリまで予定が入っていた。

師走が終わると新しい年、大きな羽子板を出すのは面倒だなと友人の美術家が毎年作ってくれるミニ羽子板でささやかに正月気分。お屠蘇、博多雑煮、おせち、といつもの迎春。

1月2日

好天気、暖かい。ちょっと天満宮まで初詣に。相変わらずの初詣客の人出に

早々に引き上げる。三が日で200万人の参拝客とのこと。凄いなあ。

娘一家の健康とこれからを・・・祈る。そして…私達のこれからも。ご隠居の引いた籤は小吉。

何となくつましくて、シニア夫婦には丁度いいかも。新しい年が平穏でありますように!

福島などの復興はどうぞ一日も早く!世の中の流れが何やらきな臭いのが気になる年頭でもあるが。

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