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ととろサンのひとりごと

【観たり聴いたり旅したり】からこちらへ。旅やアメリカでの話、趣味のことなどなど・・・自分の覚書を兼ねて。

梅雨冷え、梅雨寒、家篭り

2012-06-24 22:11:48 | 日々の中で

              

気まぐれ日記 6月24日(日)

 昨夜中雨の音はやむことなく続いていた。今日もまた。雨の日は嫌いではない、どちらかといえば好きなのかも。子供の頃の雨の日曜日は特に。庭先をみながら、町中の家の小さな縁側に足を投げ出して、本を読んだものだ。雨音が小さくなり、軒先からポトン、ポトンと雨だれが落ちる頃には、西の空には薄い明るさが戻り、時には虹がかかったり、蜘蛛の巣にきらきら光る雨露が美しくて、思わず見とれたりしたものだった。

俳句の季語なら梅雨寒、梅雨冷えなんとなしに肌寒い。幸いなんの予定もなく、買い物に出かける必要もない。完全家篭りの一日となった。洗濯も掃除も休み。読み掛けていた本を読み、便りをくれた友人達に返信を書いたり(携帯電話・メールがレトロを好む友人達にもだいぶ普及、昨今手紙類が少なくなった)、六月博多座歌舞伎の感想などをブログにUPしたり、静かな雨音をバックミュージックに、怠惰な一日が過ぎていった。それもまた良からずや。

読書会で、枕草子音読しながら1段から最後まで読み通し中。サークル仲間で国語教諭を定年退職したGさんを講師にして。正直に言うと、私にとって清少納言は苦手なタイプだ。「嫌味な人だなあ、才能ひけらかして周りを観察していて!」とも思うが、感性の鋭さ、頭脳明晰さはやはり凄い。その筆力で、十代にしてみやびで優しい人柄と優れた才能を持つ中宮定子のもとで、引き立てられ、王朝サロンの様子を生き生きと描き出している。「ほう、平安の宮廷の日常はこんな風だったのか」興味をそそられながら、読み進んでいる。

雪の降る風情を好ましいと見ていた清少納言だが、さて雨は・・・どうだろう。「池あるところの五月長雨こそいとあはれなれ。菖蒲・菰など生ひこりて、水もみどりなるに、庭もひとつ色に見えわたりて、曇りたる空をつくづくとながめくらしたるは、いみじゅうこそあはれなれ・・・・とある。(いみじゅうあはれ・・・とは大変趣があっていい・・こと)

この頃の菖蒲というのは、今のきれいな花菖蒲ではなく、菰などと同じような植物のこと。雨のそぼ降る風情を”良し”としたのは,この箇所だけのような気がする。雨は清少納言にとってうっとうしいものだったのだろう。 あの十二単の衣装が湿っぽくなったりしたら・・・なんて現実的なことを思ってしまった。   

 梅雨といえば、紫陽花。これだけ降り続くと雨に濡れる風情を通り越して、可哀想になる。今盛りだろう太宰府天満宮の花菖蒲もあの大きな花びらが、うなだれてしまっていることだろう。万葉の昔から桜花は和歌に詠まれ、こよなく愛されてきたが、さて、紫陽花はというと万葉集にも二首しか詠まれていないらしいしその後も余りない。一つ一つの花びらは可愛く、色も変化するが、大きな花のまま朽ちて茶色くなっていくさまが、儚い美しさを求めた都びとの心を打たなかったのだろうか。

ダラダラした一日を過ごしたが、長崎あたりでは豪雨となって島原城の石垣にも被害が出たとか。これ以上大雨にならないようにと願うのみ。 

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6年ぶりの再会!

2012-06-19 08:22:26 | 日々の中で

題して東京ミニ・オフ会。

ネットでお知り合いになり、2007年6月の嬬恋オフ会(嬬恋にはWさんの山荘、北軽井沢にはTさんの山荘があり車だと近いので両方の山荘でバーベキューなど楽しんだ)でご一緒した3人の方たちと6年ぶりの再会!「ととろサンが横浜に出てきたら会おうね」とおっしゃって下さっていたのに、私の都合でなかなか実現しなかった。やっとやっとの再会である。Wさんは茨城から。Tさん、Cさんは千葉から。皆さん有難う。

 ちなみに『オフ会』なるものに参加したのは(しかもご隠居さんも一緒に)嬬恋が初めて。多分そういう企画に参加することはもうないだろうから、今回はオフ会というよりプライベートな女性の集まりってところかな。

前に集合した東京駅・銀の鈴前で。前の時はネットでの交流だけでお互いの顔も知らなかったのだが・・・「わあ、お久しぶり!」いっぺんに6年の歳月は吹っ飛んでしまった。

今回はCさんが幹事サンして下さって「どこに行きたいですか?」と九州から出てきた、私の意向を何度も携帯メールなどで尋ねて下さった。コチトラおのぼりさん、どこでも珍しく新鮮!お任せすることに。目的地に着くまでも、再会が嬉しくて、みんなお喋りがとまらな~い。

浜離宮へ 

海とつながる(汐留という地名でもわかるように)池とと二つの鴨場をもつ江戸時代の代表的な大名庭園。六代将軍家宣の時に将軍家別邸となり『浜御殿』と呼ばれるようになったと説明にあった。勿論私にとっては初めて訪れる名園だ。園内ではどこかの結婚式場の宣伝でしょうか、オ・ヨ・メさんの撮影が行われていて、華やかなムードがただよう。園内散策、茶店でお団子食べて~素敵な趣のある庭園は初夏の緑が鮮やか。細かい説明より画像の方が雰囲気は解ることだろう。結婚式場用の撮影も行われていた。

 画像はクリックすると大きくなります

    

浜離宮散策のあとは、すぐ近くの高層ビルの43F(あれ?34Fだっけ?誰かチェックして)で昼食。

  

はるか目の下に浜離宮が見え、ビルが!橋が!遠く海へと続く景色が広がり絶景!素敵な眺めとお洒落なレストランでの美味しいお昼。良い場所を選んでくださったことに感謝。お食事の間も話は次から次へと。6年なんて歳月はどこかへ飛んでしまった。

(お食事したのは、カレッタ汐留の46階。スカイレストラン/so/ra/si/o/とコメントでCさんが教えてくれました。どもども。ととろサンまたもや得意のボケでした)

 ゆっくり食事して、積もる話をして・・・時間はいつの間にか過ぎて。さて次は~~「前回行った和田倉門レストランで”お茶”をしましょうよ」と。ここはTさんのご案内だった。あの日は雨だったなあ。今日は晴れ、だが残念!レストランは夕方から特別貸切りのために臨時閉店。じゃあ・・・と近くのパレスホテルへ。お濠を眺めながらテラスでの”ティタイム” と洒落た。水面を渡って来る風が、ほてった頬に心地よい。

「何がおすすめ?」メニュー覗き込む三人の熟女たちに、イケメンのウエイターさん笑顔全開で「これはいかがでしょうか」決まった!「じゃあそれに」・・・マンゴージュースはマンゴーの濃厚な味わいと甘さが、歩き回りお口の運動もしっかりしたあとの身体にエネルギーを与えてくれるようだった。

       

楽しい時間はあっという間に過ぎていく。6年ぶりの皆さんは、Wさんはほっそりなられたようだ。相変わらずエネルギッシュ、仕事の合間を縫って旅や温泉めぐり!。今週金曜日にはスペイン旅行へ旅立たれる。Cさんも細めに。健康考えて意識して体重落としたとか。Tさんは変わられないなあ、ご夫婦揃ってのゴルフ好き、腕前も相当なもの、お洒落でフラにアレンジメントフラワーにと日々お忙しく、相変わらずお洒落!Cさんは自営業、ご主人を助けて、いや、彼女が中心でかな?頑張っていらっしゃる気配りのいい方、TVでのスポーツ観戦大好き!手術など経験した私は,皆さんの目にはどう映ったのだろうか。少し不安・・・・デス。

言えることは皆さんそれぞれに自分の世界を持ち、それぞれ自分流の前向きな生き方をしている女性だ。これまでの人生も頑張ってきた女性達だからこそ、今自分流の過ごし方が出来るのだと思う。

今までにお会いしたネットでの繋がりからの伊豆のMさん、都内のKさん、お会いしたことはないし、これからもお目にかかることはないだろうけれど、ネットでご縁の出来た方達、広島のHさん、福井のOさん、四国のNさんなどなど、それぞれの『自分流生き方』をなさっている素敵な方達ばかりだ。

ネット社会はひとつ間違うと怖いと聞くけれど、私は幸いにもそういう危ういことに遭遇したことは全くない。暖かな良い繋がりを持てる方たちとのご縁が出来て、九州生まれ・九州育ちの私の世界は広がったといえる。実際に訪れることはないかもしれない地域に住んでいるそんな女性達を通して、その地域のことを身近に知る楽しみもあり、彼女達の生き方、考え方に学ぶところも同感を覚えたりすることも多い。

ご主人や親御さんの介護をしている方、孫の面倒をみている方、病気を持ちながら明るく前向きな方(私もそうでありたいと願っている)仕事をバリバリなさっている方・・・・さまざまな女性達、これからもヨロシク!皆さんの健康と明るい明日を!

別れの時は近づいた。Wさんはバスで、私は東京駅から横浜へ。TさんとCさんが見送って下さった。「今度は横浜で会おうね!Hさんにも参加呼びかけようよ」と。次は何年後になるのだろう。元気でいることが一番だよね・・・と自分に言いながら孫達へのお土産を手に帰路についたととろサンだった。

        

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太宰府へ帰って来ましたぁ。

2012-06-17 22:41:35 | 日々の中で

かなり長い間横浜の娘宅にたいざいしていたが、留守番役も無事終わり帰ってきた。日頃離れて暮らしている孫達との日々は、やはり楽しかった。登校するのが早く、5時過ぎには起床、目覚ましをかけて頑張って起きるようにしているが、これがなかなか大変!よく頑張ってるなあ!

丁度テスト中の孫たち、中1の孫の国語のテスト範囲に【百人一首」】が。楽しみながら勉強のお相手を少しした。【田子の浦に 打ち出でてみれば 白妙の富士の高嶺に雪は降りつつ】なんて・・・ところで、その富士山だが・・・

   画像はクリックすると大きくなります

       

 帰りの飛行機からは、富士山が見えた。九州に住んでいて日頃富士山を見ることはないからだろうが、私はあの美しい稜線の雄大な姿に魅せられている。ブログを遡ると2006年3月3に【富士山に会いたくて】と、山中湖を見下ろすあたりに宿を取り、このときはとてもラッキィなことにホテルの窓を開けると目の前にど~んと暁の色に染まった富士、山中湖にくっきりと逆さ富士、忍野八景では笠富士と、2泊三日の間存分に真っ白に雪に覆われた富士山を楽しむことが出来た。

日頃始終目にしている孫達には、私の富士山好きは余り理解してもらえないようだが。

今回は季節的にも空が朧な日が多く、滞在中はきれいな富士山は見ることが出来なかったが、帰りの飛行機では、雪こそわずかに頂上あたりにしか残ってはいないものの、見事な富士山を飛行機の窓から見ることが出来て、心が弾んだ。

福岡の町が眼下に見えてきた。東京はどこまでも広大な広がりと地平線、数々の高層ビルは大都会の美しさがあり、近づく福岡の景色は海と長く続く真っ白な砂浜、高いビルのない町並みの向こうにはなだらかな山々が連なっている。飛行機はまもなく着陸。ご隠居さんも元気で迎えに来てくれていた。

前に見た富士山   

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へぇ、こんなのがあるんだ!

2012-06-14 06:30:25 | 横浜滞在あれこれ

柔らかなコーヒーの香りが漂ってきた。、娘のパートナーのTさんは、コーヒー好きで、必ず自分で淹れてくれる。

今回こんな新しいのを購入していた。 

     

Nespresso Pixieというのだそうだ。淹れるところを見ていると面白い。

    (画像はクリックすると大きくなります)

コーヒーの種類(テイストにより16種ある)が一人分ずつ飲めるように小さなカプセル(喫茶店にあるようなカプセル)に入っていて、それを機械にセットするだけ。淹れ終わると、使用済みのカプセルがコロンと出てくる。フィルター洗浄などの手間一切なし。

「お義母さんは何がいいですか?」といわれても余りコーヒーに詳しくない私、【カプチーノ】を注文、ミルクフォーマーでミルクをふんわり泡立てて、シナモンスティックを器に添付の卸金(右から二番目)でおろしてふりかけてくれた。シナモンの香りとコーヒーの香りがふんわりと部屋に漂う。お洒落な気分のコーヒータイムを家庭で味わえるっていいなあと思った。和やかな良い時間を楽しんだ。

ちなみに我が家のコーヒー担当者(マスターというべきか・・・笑・・・)はご隠居さん。我が家のは電機メーカーのコーヒーメーカーで、豆は大宰府にある自焙煎コーヒー店【蘭館(らんかん)】でいつも求める。お気に入りはバニーマタル?という豆だったと思う。

我が家も私の友人達が集まると、コーヒーはご隠居マスターが淹れてくれることになっている。鍋奉行・コーヒーマスターは一家の大黒柱のお役目のようだ。他のお宅はどうだろう?

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過去のブログをこちらへ引越しさせました。

2012-06-13 21:43:30 | 日々の中で

明日 6月14日 大宰府へ戻ります。横浜滞在中、娘に教わりながら過去のブログ記事もこちらへ引越ししました。が、皆様からいただきましたコメントは、UPすることが出来ませんでした。申し訳なくお詫び致します。(以前のURLには残っております。

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