ととろサンのひとりごと

【観たり聴いたり旅したり】からこちらへ。旅やアメリカでの話、趣味のことなどなど・・・自分の覚書を兼ねて。

いつもの散歩道も晩秋の色合いに。

2023-11-26 11:47:26 | 2023年10月より横浜での日々

早朝散歩はいささか寒さ厳しくなってきたので、午後からぶらりと買い物兼ねて歩くことが多くなった。この辺りは(横浜北部)は山を切り開いて作られた街。最初から山際の雑木林を残して「緑道公園」と名付けられた「市民の道」があり、私の散歩も買い物もこの道を歩く。常緑樹が多いので、緑の間に紅葉した樹木が点在しているという…そんな感じの秋色の風景である。

     散歩道の「緑道」左手に年中枯れ葉が散り敷く雑木林。その上には今風の家・家が並び、色々な店もある街となる。細い小径の右手にも樹木が影を落とし、その横には普通に自動車が行き交い、これまた今風な家・家。さらに丘の上には高層マンションが聳える。

「緑道」の途中に山水が流れ入る貯水槽があり、そこからきれいな山水が、緑道の脇に小さな小さな流れとなっている。水底には落ち葉が貯まっていた李はするけど、水は澄み切って冷たい湧き水である。

その緑道にはウオーキング・ランニングの人々や犬の散歩の人達が往来する。犬たちの格好の散歩道。様々な種類のワンちゃんたちに出会う。ランニングする人たちの姿も多い。様々な小鳥の声を聞きながら、私の散歩は続く。

雑木林の名残りの樹木の木漏れ日を浴びながら歩いていくと、大きな池に出会う。鴨たちが初冬の陽ざしの中で、気持ちよさそうに泳いている。マンションが池の面に映り、揺らいでいる。お昼時にはあずま屋で、三々五々お喋りしながらお弁当時間を楽しんでいる私達世代の人達を見かけるが、3時近くの今日は誰の姿もない。小鳥の囀りと爽やかな風が吹き抜けるだけだ。

子の散歩道は、山歩きしていたい頃を思い出すような感じで好きなのだが、惜しむらくは季節の花を見かけない事。ところどころに町内の「公園を守る会」の人達や小学生が植えた小さなお花畑があるにはあるのだが。こちらに来て太宰府でいつも見ていたコスモス畑などには会えそうもない。紅葉や銀杏は名所と言われる横浜周辺や都内の公園・表参道などに足を運べば、見事な紅葉や銀杏並木に会えるのだが、とにかく観光客であふれているので、それを考えるとつい億劫になってしまう。

たまには翡翠(カワセミ)に出会うこともあり、なんか良いことありそうだ…なんて思ってしまう。スマホではなかなk画像として捉えられないが。以前はいわゆるバカチョンカメラを使っていたが、最近はそれも面倒?になって、もっぱらスマホだけ。もともと写真のセンスないしなあ、私は。文章を具象化するための手段でしかないので。それでいいかっと思ってしまう。

     

今日も一日穏やかに過ごすことが出来た。明日もそうでありますように。

コメント (8)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

怒涛のような一年が過ぎて暦は11月に!

2023-11-03 18:18:29 | 2023年10月より横浜での日々

 昨秋10月に夫が旅立ってからの一年は、怒涛のような(と私には思えた)日々だった。悲しみや辛さの中で、法要や私の横浜への引っ越し、太宰府の家のこと、皆様からの哀惜の気持ちに感謝の心を伝え、転出転入生活LINEの切り替えその他雑多な用件を何とか片づけられたのは、娘や孫達の助け、妹や弟いとこたち、友人達からの励ましが私を支えてくれたのだとしみじみ思う。どうにか頑張ったが、力が抜けたのか、ここ数日体調を壊して入院する程ではないが,通院して点滴を受けている。少し休めということだろう。こんな時太宰府の家で独りだったら~~と思うと、すぐ近くに娘一家がいることは、心強い。

 娘宅近くの【独り暮らし】とはいえ、未知の土地で知友人も近くに一人もない私なので 、娘が「誘われれば断らないで何処でも行く方がいいよ」と背中を押してくれて、今年も何回か遠来の友人達と歌舞伎座や国立劇場に足を運んだ。ジャズライブにも。中学以来の親しい友人とはランチなども。娘とは美術館・博物館などに・・・。時折のそんな「MYイベント」(と思っている)は、ともすれば、落ち込みそうな私の気持ちに力と元気を与えてくれる。

 先日は娘と【深川】方面へ。娘は近代美術館で観たい展示があるとかで、私は「深川江戸資料館」へ。こじんまりとした展示室だが、江戸時代の深川の町並みが再現されていて、なかなか面白かった。深川などは小説や新派のお芝居によく出て来るところ。一度は歩いてみたいと思っていた。今は昔の面影は余り残ってはいない。ちょっと残念。

 お昼は・・・勿論「深川めし」を食べなくては。池波正太郎の本にも出てきたし。庶民の味という感じで、なかなか良かった。折角来たのだからと、資料館前の老舗に立ち寄った。2種類の深川めしがあって、一つは『みそ仕立て』具材をご飯にかける、いわゆる「ぶっかけ飯」(大分にも似たのがある)と炊きごみご飯。いずれも名物のアサリを使ったもの。深川は漁師町で浅利も沢山とれたから、船の上ではぶっかけご飯が素早く食べられると。お膳には両方の「あさりめし」が。私のおなかには一つで十分。炊き込みご飯はお土産にしてもらった。

   

 折角だから近くの【清澄庭園】に立ち寄った。まあ、外人客の多いこと!優しいさざ波・深い緑の大きな池には鴨や鯉が。きれいな芝生と緑の樹木が美しい庭園を形作っていた。都内にこんな清々しい庭園があるっていいな~~。一説には紀伊国屋文左衛門の屋敷だったとか。のちに三菱の創始者岩崎弥太郎が買い取ったものを、東京大震災の後3万坪の敷地を東京都に寄贈したとか。明治の財閥の力は凄い。

驚いたのは入園料。一般は150円。私はシニアだから半額の70円!京都のお庭の拝観料って凄く高いなと思ってしまった。

都立文化財の庭園は9つあるそうだ。私は清澄公園で4つ目。他はまだ。そのうちに訪れてみようかな。少しずつ新しい土地にも慣れていくことだろう。第三の”終の棲家”に。

・浜離宮恩賜庭園・旧芝離宮恩賜庭園・小石川後楽園・六義園・旧岩崎邸庭園・向島百花園・清澄庭園・旧古川庭園・殿ヶ谷庭園。

 

コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする