早朝散歩はいささか寒さ厳しくなってきたので、午後からぶらりと買い物兼ねて歩くことが多くなった。この辺りは(横浜北部)は山を切り開いて作られた街。最初から山際の雑木林を残して「緑道公園」と名付けられた「市民の道」があり、私の散歩も買い物もこの道を歩く。常緑樹が多いので、緑の間に紅葉した樹木が点在しているという…そんな感じの秋色の風景である。
散歩道の「緑道」左手に年中枯れ葉が散り敷く雑木林。その上には今風の家・家が並び、色々な店もある街となる。細い小径の右手にも樹木が影を落とし、その横には普通に自動車が行き交い、これまた今風な家・家。さらに丘の上には高層マンションが聳える。
「緑道」の途中に山水が流れ入る貯水槽があり、そこからきれいな山水が、緑道の脇に小さな小さな流れとなっている。水底には落ち葉が貯まっていた李はするけど、水は澄み切って冷たい湧き水である。
その緑道にはウオーキング・ランニングの人々や犬の散歩の人達が往来する。犬たちの格好の散歩道。様々な種類のワンちゃんたちに出会う。ランニングする人たちの姿も多い。様々な小鳥の声を聞きながら、私の散歩は続く。
雑木林の名残りの樹木の木漏れ日を浴びながら歩いていくと、大きな池に出会う。鴨たちが初冬の陽ざしの中で、気持ちよさそうに泳いている。マンションが池の面に映り、揺らいでいる。お昼時にはあずま屋で、三々五々お喋りしながらお弁当時間を楽しんでいる私達世代の人達を見かけるが、3時近くの今日は誰の姿もない。小鳥の囀りと爽やかな風が吹き抜けるだけだ。
子の散歩道は、山歩きしていたい頃を思い出すような感じで好きなのだが、惜しむらくは季節の花を見かけない事。ところどころに町内の「公園を守る会」の人達や小学生が植えた小さなお花畑があるにはあるのだが。こちらに来て太宰府でいつも見ていたコスモス畑などには会えそうもない。紅葉や銀杏は名所と言われる横浜周辺や都内の公園・表参道などに足を運べば、見事な紅葉や銀杏並木に会えるのだが、とにかく観光客であふれているので、それを考えるとつい億劫になってしまう。
たまには翡翠(カワセミ)に出会うこともあり、なんか良いことありそうだ…なんて思ってしまう。スマホではなかなk画像として捉えられないが。以前はいわゆるバカチョンカメラを使っていたが、最近はそれも面倒?になって、もっぱらスマホだけ。もともと写真のセンスないしなあ、私は。文章を具象化するための手段でしかないので。それでいいかっと思ってしまう。
今日も一日穏やかに過ごすことが出来た。明日もそうでありますように。