アリゾナより

周りが山に囲まれたアリゾナでのゆったりとした田舎生活スタートしました。

フルーツショートケーキとモンスーン

2008年07月26日 | Pastries


友人に「日本の生クリームのケーキ」を頼まれ、知恵と力を振り絞って作ってみました。デコレーションセンスのない私、今までずっとデコレーションは避けてきたのですが、家にあるありったけの果物を切り刻み、震える手でのせていったらなんとか形になりホッ。

間にはトッピングしてある果物の角切りを挟んでいます。



ケーキでもパイでも最低9インチ(23センチ)のアメリカ、今までずっとそんな大きさばかり焼いていました。今回は小さいものを、との事だったので7インチ(18センチ)の型を出してみるとちっちゃっ!18センチってこんなに小さかったっけ?と思わずものさしで確認してしまいました。私の目は、もうすっかりアメリカンになってしまっているようです。



スポンジは今まで焼いてきた中で一番とも言えるキメ細かな焼きあがりで、切ってみたい+味見してみたい衝動に駆られたのですが、そこはぐっとこらえて。
友人には「日本のケーキだったー!」と喜んでもらえました。

彼がものすごく羨ましそうにしていたので、今度米粉で作ってみるかなぁ。



モンスーンなのにイマイチ雨の降りが甘いなぁ・・・などと思っていたら、昨日激しいモンスーンが到来しました。

雨が降ってきたので彼を迎えに行こうと走っていると、激しく雷が鳴り出し、そして暴風雨となり、道路にはどんどん水が溢れ川状態になってしまいました。ツーソンは水はけが悪く、大雨が降ると道がすぐに水浸しになり、ものすごい勢いで川に向かって流れていきます。大きな通りでも水が溢れ、川の中を走っている状態で、エンジンの中に水が入ってブレーキが利かなくなったりしたらどうしよう・・・と中途半端な所で止まるわけにもいかず、ハンドルを握る手も震えました。

更に雨風が強くなり、ワイパーなんて全く意味をなさず視界1メートル。車ごと吹き飛ばされそうだったので近くの駐車場で嵐がおさまるまで待機することにしました。20分くらいするとおさまったのですが、その間中、激しい風に押されて車はぐらんぐらん揺れるし、何か物が飛んできたらどうしよう・・・と本当に生きた心地がしませんでした。

6キロしか離れていない彼の職場近くでは普通に雨が降っただけだったようで、私が興奮さめやらない状態で迎えに行っても彼はケロッとしてて、「遅かったね。」などと言われようものなら八つ当たりしたくもなります。


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